ママ友がいることは、決して悪いことではないと思います。子育てのしんどさを「わかるよ」と共感し合えたり、「うちもそうだよ」と聞いて、自分だけじゃないんだ…とホッとできることもありますよね。
一方で、
・気を遣いすぎてしまう
・子どもの話題ばかりについていけない
・自分よりもしっかりしているママ友と比べて落ち込む
そんなふうに、ママ友付き合いそのものが負担になっているお母さんも、とても多いように感じます。
「じゃあ、誰とも関わらなければいいのか」というと、それはそれで学校との関わり自体がしんどくなり、行事やイベントに行きづらくなることもありますよね。
今日は、幼い子どもを持つお母さんが感じやすいママ友ストレスを、心理学の視点からやさしく紐解いてみたいと思います。
ママ友がいるメリットと、見えにくいプレッシャー
・ママ友がくれる「安心感」と「共感」
特に初めての子育ては、何もかもに不安が付きまとうものかもしれません。
だけどそんな不安も、ママ友がいることで、気持ちを分かち合えたり、この頃の悩みを話し合えたりしますね。そんな関係性があるのはとても嬉しいし心強いものだと思います。
幼い子どもを育てている時期は、不安や迷いが多く、
「同じ立場の人」
の存在というのは、本当に心の支えになることが多いと思うんですね。
・いつの間にか生まれる「ちゃんとしなきゃ」
ただ、その安心感が、
「合わせなきゃ」
「浮かないようにしなきゃ」
に変わった瞬間、ママ友関係はしんどくなってしまうと思うんですね。
安心するための関係だったはずが、気を遣う関係に変わってしまう。
子育ても人それぞれなので、自分と違うやり方、関わり方をしているママの意見を聞くと、そこに疑問を持ったり、時には受け入れられなかったりすることもあるだろうし、自分のこのやり方が、このままでいいのか間違っているのか迷うことだってあると思います。
でもそれは、実はとても自然な人のこころの動きなんですよね。
比較してしまう心理と、自信の揺らぎ
・比べてしまうのは、頑張っている証拠
ママ友関係で多い悩みが、
「自分だけできていない気がする」
「他のママはちゃんとしているのに」
という思いです。
人は自信が揺らいでいるときほど、他人と自分を比べやすくなると言われています。
子育ては、正解が見えにくく、評価もされにくい世界。
だからこそ、つい比べてしまって、同じであることで安心しようと思うのかもしれません。でもその反面、違っているんじゃないかと感じると、しんどくなるのではないでしょうか。
・比較で苦しくなる関係は、距離を取っていい
比べて落ち込む関係は、
今のあなたの心にとっては負担が大きいだけかもしれません。
そういう時は少し距離を取ってみる…というのも悪くはないんですよね。
「距離を取る=冷たい人」ではありません。
それは、自分を守るための健全な選択です。
ママ友と距離を取ることへの不安
・関わらないと、学校がしんどくなる?
「ママ友と距離を取ったら、学校に行きづらくなるのでは」
そんな不安を感じるお母さんも多いと思います。
顔を合わせづらくなる、気まずくなってしまうって。
確かに、誰とも話さない状態が続くと、学校行事や集まりがしんどく感じることもあると思います。
人によっては距離を取ってることに罪悪感を感じたり、そんな自分を責める方もおられますよね。
・深く付き合わなくても、関係は成り立つ
でも、必ずしも “仲良し” である必要はありません。
・挨拶はきちんとする。
・必要な連絡は誠実に対応する。
・役員など、やるべきことはしっかりやる。
それだけでも、学校との関係は十分に成り立ちます。
私もママ友関係では悩んだことがあります。
専業主婦のママが多かったので、なかなか一緒に行動する時間が持てなかった分、私が気を遣うようになってしまったんですよね。
でもそうやって違う環境なのに無理やり向こうに合わせているとしんどくなって当然だと思うんです。
だからやはり、自分の時間に重きを置くようにして、でもやるべきことと挨拶だけは笑顔でするように気を付けていたんですよね。
そうしたからといって、関係が壊れるようなことはなく、今でも会うことがあると、気軽に話せています。
無理に仲良くしないという選択
・「一人でいい」と思ってもいい
これは私個人の意見なんですけどね。
ママ友に気を遣い続けるくらいなら、
「一人でいい」
と思ってもいいと思っています。
自分の気持ちを抑えつけて、相手に合わせて疲弊してしまうのなら、
無理に人に合わせて、家に帰ってどっと疲れてしまうくらいなら、
そのエネルギーを自分と子どものために使ってあげて欲しい。
そう思います。
・心がラクでいられる距離感を大切に
良い人間関係とは
「近さ」ではなく、
「心の安心感」だと私は思います。
常に一緒にいて、常に同じような思いで、同じように行動するのがママ友ではありません。
あなたが少しラクでいられる距離。
それが、あなたにとってのちょうどいいママ友との関わり方だと私は思います。
このお話が、子育て中の皆さんにとって、少しでも楽になる記事であれば小川は嬉しく思います。
次週は、高塚早苗カウンセラーです。
どうぞお楽しみに。