相談者名 | ON |
干支が一回り年下の30代女性を好きになりました。 先日Rさんが仕事でピンチに陥り、助けてほしいと言われたので全力でサポートしました。(結果Rさんの仕事はうまくいきました。) Rさんは東大卒の帰国子女で、とても頭が良く、ときに性格に厳しいところもあり、でも基本的にとても腰が低く優しい女性です。 私はRさんのよく笑うところやユーモアがあるところ、自立していて強いところ(でも守ってあげたくなるような弱い一面)、一緒にいると楽しいところが大好きです。 そして、Rさんと両想いになりたいと思っていますが、恋愛的な意味ではなくどちらかというと家族愛とか兄弟愛的な意味で両想いになりたいです。(性的なことも含む恋愛としての両想いはあまり望んでいません。) わたしはRさんと違って(学歴、地位、美しい外見など)ないものばかりですが、Rさんに自分を好きになってもらうためにはどんなことを心掛けたら良いでしょうか。 | |
カウンセラー | 服部希美 |
はじめまして。 まずは、とても大切な思いをご相談いただき、ありがとうございます。 すこしでも、お二人の関係を深めるための参考になれば嬉しいです。 *** まずは、ONさんがお書きくださった状況を整理させてくださいね。 5年間、定期的に会い、しかもRさんのほうからお誘いをくださることが多い。 このエピソードから、RさんはすでにONさんを 人は、心から安全だと思える相手にしか弱さを見せません。 >冗談を言い合って笑う時間、少し長く生きている分の人生のコツくらい… と書いてくださいましたが、ONさんがRさんに渡しているものは、それだけではないと私は感じます。 「Rさんの力になりたい」「大切にしたい」と願う、その純粋な気持ちそのものが、すでにRさんにとって大きな支えになっている。そんなふうにも感じたのですね。 *** ただ、ご相談文からもうひとつ伝わってきたのは、 Rさんはとっても魅力的な方のようですから、Rさんの魅力を感じるたびに、自分の足りていないところや、劣っていると感じてしまうところを感じてしまうかもしれません。 もしも、心当たりがあるなと感じられましたら、すこし、頭の片隅に置いておいていただけるといいかなと思うことがあるのです。 とくにRさんのような自立した女性ほど、パートナーに求めるものはスペック(外側)ではないことが多いのです。 ・一緒にいると、安心できる。 こういった“関係の質(内側)”だったりするんですよね。 内面から感じる幸福感は、スペックで埋まるものではありませんね。 >Rさんのほうから私に対して、将来一緒に生きていきたいと思ってもらえるようになるにはどうすればいいでしょうか。 そんなお二人の関係を、さらに深めていくためには、特別なことをするよりも、ONさんがすでに与えているものを大切にしながら「絆を深めていく」方向の方が、うまく行きやすいのではないかな?と私は感じたのですね。 *** では、そんなONさんがこれから心がけていけると良いかなと私が感じたことを、いくつかお伝えしますね。 1)自分を小さく扱わないこと 心から好きになった相手だからこそ、「私なんて」と謙遜しすぎてしまったりもすると思うのですが… ・誠実さ こういった魅力は、一朝一夕に身につくものではありませんね。 2)ONさんの“優しいユーモア”も大切にすること 「冗談を言い合って笑う時間くらいしか」と書いてくださいましたが、その“笑い合える関係”こそが、RさんがONさんに惹かれている大切な理由のひとつだと感じました。 “肩の力を抜いて笑える相手”は、本当に貴重ですよね。 3)等身大で頼られたり、頼ったりできる関係を育てる RさんはすでにONさんのことを「助けを求めても大丈夫な相手」として信頼していると思うのです。 年齢差が気になってしまうかもしれませんが、無理のないペースで、自然体のONさんで関わっていくことで、Rさんはその誠実さと安心感を、いっそう心地よく受け取られると思いますよ^^ 4)「知り合う時間」を積み重ねる ONさんの文章からは、Rさんへの敬意や、関係を大切に扱おうとする慎重さがとても伝わってきました。 いまのお二人は、丁寧語で話しながらも、安心して会い続けられる“ゆるやかな親密さ”を築いていらっしゃいます。 この状態から焦って距離を縮めようとするよりは、ふたりでいろんな体験を積み重ねたり、いろんな対話を重ねていくことで、「ふたりだけの特別な絆」を深めていくといいかもしれませんね。 趣味の話。私生活の話。お仕事の話。 Rさんのことを良く見ていらっしゃるONさんだからこそ分かる「2人にとって、いいペース」があると思いますから、無理しないペースで「知り合う」機会を作ってみてくださいね^^ *** 最後に。 ONさんが描いてくださった未来—— 好きになってもらうために「何かしなきゃいけない」と感じるお気持ちも自然なものですが、 すでにONさんは、Rさんの生活の中で大切な位置にいらっしゃるのかなと感じました。 だからこそ、 Rさんのことを特別大切に思う気持ちを胸に、まずは、ふたりの絆を育てていくことでお二人だけの特別な関係が育っていくのではないかな、と感じました。 もしまた迷われたときや、不安になられたときは、いつでもご相談くださいね。 すこしでも参考になれば幸いです。 | |