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Lecture.621-4

理想の自分と今の自分〜理想の自分をヴィジョンにする〜

講師:根本裕幸

理想の自分を手放すためにまずは自分の座標に気付くことがとても大切です。そのためには人と会い、話をすることが早いと思います。そうして自分を受け入れると、その理想の自分を人に押し付けることから解放されます。
また、そうすることで理想の自分を夢を叶えた将来の自分像(ヴィジョン)として受け入れることも可能になり、良きアドバイザーを手に入れたような気分になれるのです。

Keywords
自分の座標 投影 人間関係 自分を愛する 感謝



向上心を持つことは素晴らしいし、愛があることも素敵なことなのですが、それは今の自分の状態をきちんと受け取っておかないと、かえってプレッシャーとなり、自分を追いつめてしまうパターンを生み出します。
階段を上るときに、足元を見ずに上ばかり見てコケてしまうようなものです。

なので、きちんと自分の座標を知っておくことが大切なのです。

自分の座標を知るのは頭の中で考えていても難しい、というか、理想の自分と比較してしまって無理だと思っています。
ネットで自分に似た状況の人を探して共感することもできますね。
でも、もっとお勧めしたいのは人に会うことです。

同業者でもいいし、他業種の人でももちろんいいです。
セミナーに出たり、何らかの集まりに出ることで、人の話を聞き、その人の思いや考えに触れることができます。そうすると、自分との違いや共通点が浮かび上がり、自分の「座標」が分かってきます。

そこでいい悪いの判断をしない心がけが大切なのはもちろんです。
理想の自分と今の自分を比較している私たちは、つい、人と比べることも大好きですから、ついやっちゃう間違いです。

人が怖い、人が苦手と言う方も、講演会やシンポジウムなどの比較的受け身で過ごせる場から始めるといいでしょう。

さて、自分の座標を知っておく目的は自分のためだけじゃないんですね。
実は、この「理想の自分」、無意識に人、それも身近な人に求めるようになるからなんです。

向上心が強く仕事をバリバリこなすAさんやCさん、理想の母親像を求めるBさんの事例を前回ご紹介しました。

向上心を持つことも、家族への愛情が豊かなことは素敵なことなのですが、自分が自分自身に掲げている「理想の自分」が強く、今の自分を受け入れられないと、それを身近な人に投影し、その相手にも理想を求めるようになるんです。

Aさんならば上司や部下に、Bさんならばご主人やお子さんたちに、Cさんならばスタッフや同業者に向かいます。

理想の母親像を求める分、子供には理想の子供像を押し付けるようになるんです。
だからガミガミ怒ってしまうのかもしれませんね。

だから、この「理想の自分」を持つが故に、人間関係がうまく行かなくなることも少なくないんですね。

理想の自分が強くなると自分を否定することが増えますから、傍にいる人も何だか窮屈な感じがします。
あるいは、何かしら押し付けられているような、あるいは、期待を向けられているようなプレッシャーを感じて、自由を奪われているような気がします。

だって、自分自身が窮屈になり、自分で自分にかけてプレッシャーに晒されてるわけですから無理もないですね。

だから、こうした理想の自分を持つのは、今の自分を十分に受け入れ、許し、愛した上でならばOKなんですね。

あなたの部下が自分の理想通りに動かないとイラッとくると思います。
でも、理想を見るくらいだから、その部下には何らかの期待があるんですよね。
そして、期待があるってことは、彼の能力を認めてるところがありますよね?
だとしたら、まずは彼の素晴らしいところを認め、褒めてあげることを増やしてみましょう。
照れるかもしれませんが、自分を褒めるのはもっと難しいと思いますから、まずは部下から。
そして、彼の貢献に感謝するようにしましょう。
「ありがとう」と言う癖をつけるところから始めても効果的だと思います。

あなたのお子さんが宿題をしないからって嫌いにはなれないでしょう?
ガミガミ怒るくらい愛してるんじゃないでしょうか?。
その愛に素直になる時間を作りましょう。
完璧じゃないのが人間ですから、怒ってもいいんです。でも、機嫌のいい時で構いません。素直な愛を、その眼を見て伝えてあげてください。

さて、そんな理想の自分を手放す方法なのですが、その理想を消すのではなく、受け入れ、仲良くなる方法をお勧めしています。

まずは“気付く”ことが何よりも大切です。
「あ、今、理想と比べてるな」と気付くこと。
慣れてくると、これだけで楽になれますし、そんな自分を笑ってしまえたら即手放し完了です。
「またやってるわあ(笑)」って。(だから、意識的に気付いたら、こう声に出してみるといいですよ!)

そんな自分に気付いたら、その「理想の自分」をイメージします。きちんとした自分像が浮かび上がってくると思います。今の自分とかけ離れたイメージとして出てくるかもしれません。
その自分に「あっちに行け!」と言っても無理です(笑)びくともしません。
だから、逆にその自分に「愛してる!」と言って、ハグしましょう。

イメージがうまくできない方は、「理想の自分」って紙に書いて、その紙を胸に押し当てて、ハグしてもOKです。

理想の自分を無くすのではなく、愛すること、受け入れること、許すことが大切だと思うんですね。

理想の自分はすでに紹介したように「愛」や「向上心」などの素敵なものから生まれてることが多いのです。
だから、理想の自分を愛してあげるんです。そうするとその自分はヴィジョンとなり、あなたの良きサポーターとなってくれます。
(プレッシャーを与える理想の自分が、ヴィジョンへと昇華します。これも手放しの一つです)

こんなイメージワークをすることがあります。
理想の自分、ヴィジョンの自分を敢えて思い描き、その自分にアドバイスを請う、というセッションです。

夢を叶えて幸せになっている自分をイメージし、その自分に「今、こんなことで辛いんだけどどうしたらいい?」って聞いてみるんですね。
そうすると「全部うまく行くから何の心配もしなくていいよ」なんて答えが返ってくることもあります。(いつもじゃありませんけどね)

そうして、理想の自分と仲良くなったとき、あなたは肩の力が抜け、自然体となります。その上、良きヴィジョンとサポーターにも恵まれ、これから先の人生を見つめていくことができるでしょう。

理想の自分は消すものではなく、仲良くするもの。
そうすると人生にきっと安心感と厚みを感じられるようになっていきます。

参考になりましたら幸いです。

(完)

関連する講座へのリンク集

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25.心を縛る鎖のお話〜観念の心理学〜
65.許しの心理学〜許可を与えてみましょう〜
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