将来の仕事に対する不安

相談者名

40歳独身女性、フリーランスで在宅ワーク(技術職)をしています。
体力がなく、心身ともに持病をかかえながら一人暮らしをしています。
将来の働き方についてとても不安があります。

私は今、奇跡的なほどに恵まれた職場で働いており、それでやっと生活が成り立っています。
2つの職場をかけもちしていますが、メインで働いている方の職場の条件がとてもよく、

・数分の打ち合わせをしただけの日でも一日労働したものとカウントされて満額の日給を貰える
・1〜2時間しか作業していなくても上記と同様一日の満額の報酬が貰える
・ボーナスがある(この職種では異例)
・〆切にさえ間に合えば、決まった曜日や拘束時間がなく好きな時に好きなだけやるだけでOK
・逐一進捗を提出、報告しなくてOK(極めて異例)
・自分の得意な分野の作業が多い
・日給が高い
・1ヶ月のうち数日間、固定給を約束されている(最低限の約束された報酬がある)
・要求される仕事のクオリティがそこまで高くない
etc.

同じ仕事で働いて15年ほどになりますが、こんなに恵まれた職場は他にありません。
この職場で3年ほど働いていますが、それまでは同じ業種でも何度も数日間でクビになったり職場自体が解散してお仕事がなくなったり、基本的に不安定でした。

私は気分のムラが激しく体力も少なく、安定して毎日おなじように仕事に取り組めないのでこの今の現場でなければ生活が成り立たないほど助かっておりありがたいです。

でも、職種的に永遠に続く仕事ではないので、いつかは終わりがやって来るのだとおもいます。
あと10年も続かないとおもいます。
そのときに、また新しい現場になったときに、まともに働ける気がしません。
今の職場のような場所が奇跡的に見つからない限り、収入も働ける日も激減すると思います。
かけもちしているもうひとつの現場は、曜日や時間の拘束もありお給料も低く進捗報告などもまめにしなければならず(といってもこれが普通ですが)こちらはかなり疲れます。

今のメインの方の職場にどっぷり浸かっていると自分が他の現場で通用しなくなるんじゃないかという不安があります。
いまのうちに体力をつけたり毎日集中する訓練をしておかないといけないのについ毎日ゆったりしてしまいます。

この不安は今の職場の人に伝えたことはありません。
理想をいえばずっと今の職場で働きたいです。
もしくは他でもやっていける自信と実力がほしいです。

まとまらず申し訳ありませんがこれからどうすれば将来安心して働いていけるのか教えていただけたら幸いです。

カウンセラー
高塚 早苗

栗さん、はじめまして。
今回担当させていただきます、心理カウンセラーの高塚早苗です。
どうぞよろしくお願いいたします。

栗さんのご相談を読ませていただき、体力や体調の不安を抱えながらも長くお仕事を続けてこられたこと、そして今の環境に感謝しながらも将来のことを真剣に考えていらっしゃる姿勢に感銘しました。

今の職場がとても恵まれているからこそ、「もしここがなくなったらどうしよう」「他の現場で通用しなかったらどうしよう」と不安になるのは、とても自然なことだと私は思います。

むしろ、それだけ今の状況をきちんと理解し、将来のことを真剣に考えているからこそ生まれる不安なのかもしれません。

栗さんの文章を拝見していると、将来への不安は大きく3つに整理できるように感じました。

(1) 今の職場がいつか終わるかもしれないという不安
(2) 次の現場で通用するのかという不安
(3) 体力や集中力が続くかどうかという不安

もしかすると栗さんの中には、「もし今の仕事がなくなったら、自分は生活していけるのだろうか」という、とても現実的で大きな不安もあるのではないでしょうか。

お一人で生活を支えていらっしゃる状況の中で、そうした思いが浮かぶのはとても自然なことだと私は思います。

ここで私が栗さんにお伝えしたいことの一つは、安心というものは「不安を完全になくすこと」で生まれるのではなく、少しずつ安心の材料を増やしていくことで育っていくものだということです。

私たちはつい、「これがなくなれば安心できる」と考えてしまいがちですが、心理学的には、不安をなくすことよりも、「安心を増やす」視点のほうが心の安定につながりやすいとされています。

この2つの思いは似ているようで実は大きく異なる視点です。

安心を育てていくためにいくつかお話したいと思います。

1. 今の経験を自分の資産として整理しておくこと
栗さんは同じ業界で15年も働き続けてこられています。
これは決して簡単なことではありません。
これまでにどのような仕事をしてきたのか、どんなことが得意なのか、どのような評価を受けてきたのかを整理しておくことは、将来の安心材料になります。

2. 少しだけ別の働き方にも触れておくこと
今の職場が快適であることはとても大切ですが、少しだけでも他の現場のやり方や環境に触れておくことで、「もしものとき」に心の準備ができます。
すでにもう一つのお仕事を掛け持ちされていること自体が、実はとても良い備えになっていると考えてみてはいかがでしょうか?

3. 体力や集中力について「完璧を目指さないこと」
人はどうしても「毎日同じように頑張れない自分」を責めてしまいがちですが、体調に波がある中で長く働き続けてきた栗さんは、すでにご自身なりのペースで仕事を続ける力を身につけているとも言えます。
「毎日完璧に働けるようになること」よりも、「調子に波があっても続けられる働き方」が自分のスタイルであると、受け入れていかれたほうが安心する気持ちが育っていくと私は思います。

そしてもう一つ、文章を読んでいて感じたのは、栗さんが多くのことを一人で抱えてきたのではないかということです。

体調のこと、仕事のこと、将来のことを一人で考えていると、不安はどうしても大きく感じられやすくなります。

もし可能であれば、仕事のことだけでなく、気持ちを共有できる人や相談できる場所を少しずつ持っていくことも、安心を育てる大切な要素になると思います。

全て悩みを打ち明ける必要はありませんが、気持ちを共有できる人がいること自体が、安心を育てることにつながります。

栗さんはすでに長い経験を積み、今の職場でも信頼を得て働いていらっしゃいます。

それは偶然だけではなく、栗さんご自身がこれまで積み重ねてきた努力や誠実さがあるからこそ続いているものだと思います。

将来の不安がすぐになくなるわけではありませんが、「今できる小さな安心」を少しずつ増やしていくことで、心の土台は少しずつ安定し、安心が育っていくと思います。

栗さんがこれからも無理をしすぎず、ご自身のペースで安心して働き続けられることを願っています。
もしまた不安や迷いが出てきたときには、いつでもご相談くださいね。

ご相談いただきありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、人間関係全般のカウンセリングを得意とし、安心感と受容をクライアントに常に提供し、何でも話せると好評。より楽に心が軽くなるカウンセリング。感受性が高くクライアント本来の輝きを導き出すことも得意。カウンセリング信条は「諦めなければ願いは必ず叶う」である。