第一印象で良い印象を残すコツ

第一印象が良くて得をすることはあっても、第一印象が悪くて得をすることは少ないです。
むしろ損をしてしまうことの方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
そして、第一印象で損をしてしまっている人も多くいらっしゃるようです。

そんな第一印象で損をしないためのちょっとしたコツのお話です。

初めて会う人の表情や服装、身だしなみや言葉遣いなど、第一印象がその人のイメージとして強く残り続けるといった経験はありませんか?
例えば、初めて会った時にスーツ姿だと、その人の印象としてスーツ姿が残り続け普段着姿に違和感を感じたり。
初対面の印象が元気な人だと、落ち込んだ姿を見ても「あの人は元気な人だから大丈夫」というイメージを持ったりなど。

人は初めに得た情報に強く影響される心理的な傾向があり、それを初頭効果と言います。
簡単に言えば、人は第一印象に強い影響を受けるということです。

ですから、第一印象がポジティブなものだと、ポジティブな印象が強く残り後の評価に大きな影響を与えるのです。
いかに第一印象が大事か、分かって頂けたと思います。

では、どうやって第一印象を良いものにしていけば良いのか?

まずは、見た目です。
と言うと、「人を見た目で判断するのか!?」「人は見た目じゃないぞ!」という声が聞こえてきそうです。
確かにおっしゃる通りです。

見た目で人を判断するにしては情報が少なすぎます。
見た目だけでは人を判断しきれません。
見た目だけが、その人の全てではありません。
しかし第一印象においては、見た目が大部分を占めてしまうのです。
それは、第一印象において見た目以外から得られる情報が少ないからです。

少し想像してみて下さい。
今同時に二つのエレベーターが開きました。
片方には鬼のような形相の人が乗っています。
もう片方には仏のように穏やかな表情の人が乗っています。
どちらのエレベーターに乗りますか?

もちろん仏のような表情の人が乗っているエレベーターを選ばれるのではないでしょうか?
仮に「ワクワクすっぞ!いっちょやってみっか!」と鬼の形相の人が乗っているエレベーターを選ばれたとして、それも見た目で選んでいますよね?
鬼の形相の人が悪い人なのか、穏やかな表情の人が優しい人か分かりませんが、見た目で判断するしかないのです。

この見た目というのは、何も男前や別品さんになれと言っているのではなく、身だしなみを整えるという事でもあります。
髪はとかれているか。無精髭は剃られているか。目ヤニはないか。ヨダレの跡はないか。鼻毛は出ていないか。歯に青のりはついていないか。服にシワや汚れはないか。

身だしなみを整えるということは、自分を大事にできているかだけでなく、相手に良い印象を与える努力できるかどうか。エチケットを守ることで、周囲の人に不快感や迷惑を与えないよう配慮ができるかどうか。
見た目には、これらの判断材料が含まれているということです。

男前や別品さんであっても、見た目に気遣いができていないと第一印象は、悪くなってしまいます。
僕のようなアラフォー男性であっても、見た目に一般的な気遣いが出来ていれば、第一印象で悪い印象を与えることはあまりありません。

そして、次に紹介するコツが最も重要です。
それは、「はじめに良い情報を伝える」です。

例えば、僕の場合を例にあげてみて自己紹介をしてみましょう。
「はじめまして。伊藤顕市と申します。プロカウンセラーとして活動しております。」

いかがでしょうか?
「なんだか良い人そう」「なんだか凄そう」そんなふうに感じませんか?

初頭効果を明らかにしたソロモン・アッシュという心理学者の行った実験で、ある人物の複数の特徴を表した語句を読んだ後、その人物の印象を評価する実験があります。
「明るい、頼もしい、嫉妬深い」のように良い情報から並べた語句群を読んだグループと、「嫉妬深い、頼もしい、明るい」とネガティブな情報から並べた語句群を読んだグループでは、同じ語句を使っているのに良い情報から読んだグループの方が人物評価が良いものになる傾向がみられたそうです。

つまり、良い情報から伝えた方が印象は良くなりやすいという事です。

日本人は、自分の長所を言うのが苦手と言われます。
ガッカリされないよう、期待外れにならないよう、へりくだってしまうのです。
謙遜して相手を敬うのですが、第一印象を良くするためには、はじめに良い情報を伝えてから謙遜して下さい。

「はじめまして。伊藤顕市です。まだまだ未熟で大したこと無いかも知れませんがプロカウンセラーです。」
「はじめまして。伊藤顕市です。プロカウンセラーです。まだまだ未熟で大したこと無いかも知れません。」
どちらの方が良い印象を受けますか?

前者では、なんとなく頼りない印象を受けませんか?
そして、この頼りない印象がその後の印象に大きな影響を与えてしまうのです。

前者の場合、僕が相手に対して何か心に響く良い事を言ったとしても、「良い事を言っているが、なんか頼りないんだよな〜」「どこか自信が無さそうな感じがするんだよな〜」
という感覚が残りやすくなってしまうのです。
そんなことになってしまっては、勿体無いですよね。

良い印象を与えるために、はじめに良い情報を伝える事が重要なのですが、一貫性が無いと不信感を与えることになってしまうの注意が必要です。
良い情報を伝えようとして嘘をついたり誇張し過ぎてしまうと、相手をガッカリさせてしまい、第一印象より悪い印象を残してしまうことになります。
無理のない範囲で自分の価値や魅力を伝えるようにしてくださいね。

身だしなみと、長所を先に伝えることで、第一印象は大きく変わります。
ちょっとした気遣いと工夫で、第一印象で良い印象を残せます。
ぜひ参考にしてみて下さいね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
何かのヒントになれましたら幸いです。

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この記事を書いたカウンセラー

About Author

我慢や犠牲的な生き方、依存的な恋愛、生きづらさを乗り越え、独立開業やカウンセラーになる夢を叶える。ユーモアに富んだ表現で心理学をわかりやすく伝え、クライアントの魅力や可能性を見続けて、クライアントと一緒に「その人らしく」「楽になる方法」を考えるスタイルに好評を得ている。