嫉妬?恨み?どういう感情?

相談者名
みよ
彼のことが好きで、彼のとなりに必ず来る、彼の行くコミュニティには絶対参加する、打ち上げも二次会も誘ってなくても当然のようにいる人がいます

その人に対して嫉妬心、もう存在自体に嫌悪感、消えて欲しい、許せない、激しい感情を持ってしまいます
自分の安心安全のテリトリーをおかすものへの嫌悪感が異常なぐらい強すぎて、自分でコントロールできません

いったいここまで思う感情はなんなのか、静める方法、気にならなくなるのはどうすればいいでしょう、解放されたいです

カウンセラー
すのせさちこ
みよさん、初めまして。
ご相談いただき、ありがとうございます。
今回担当させていただきます、すのせさちこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

自分でコントロールできいないほど激しい感情を抱えている状態はとても苦しいですよね…
みよさんが書いていらっしゃるように、嫉妬心や嫌悪感だけでなく、いろいろな感情が重なり合っていればなおさらのことだと思います。

「いったいここまで思う感情はなんなのか」という問いに対してまず言えることは、みよさんにとって彼は安心安全を感じる存在で、彼との関係をとても大切に思っているということです。

彼が安心安全を感じる存在だからこそ、「その人」が彼に近づくと自分の安心安全のテリトリーがおかされたように感じ、その人を排除したくなるのです。

自分の安心安全なテリトリーをおかす人に対して、好きになれるわけはないですし、存在自体に嫌悪感を抱くのも、「消えて欲しい」「許せない」といった感情が出てくるのも自然なことです。

嫉妬心については、相手が「彼のとなりに必ず来る、彼の行くコミュニティには絶対参加する、打ち上げも二次会も誘ってなくても当然のようにいる」のであれば、相手の押しの強さや行動力に自分が負けているように感じているのかもしれません。

それが「彼を取られるのではないか」「自分は(彼から)大切にされていないのではないか」といった不安となり、不安が大きいほど強い恨みや妬みになっているのだと思います。

みよさんにとって彼が安心安全を感じる大切な存在であれば、理性で抑え切れないほどの強い嫉妬や嫌悪感を感じてしまうのも無理もありません。
それほど彼を大切な存在と思っているということです。

とは言っても、コントロール出来ない激しい感情を感じ続けるのは苦しいですし、どうにかしたいですよね。

みよさんが苦しい感情から少しでも解放されるヒントをご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

◆自分を責めずに出てきた感情を観察する
「こんなふうに感じる自分はおかしい」「嫉妬してる自分がイヤ」と自分を責めていませんか?
感情は感じてしまうものなので、反応で出てきてしまう感情はどうこうできませんが、ただでさえ苦しいのに自分を責めるとさらに自分を追い込むだけです。
まずは自分を責めずに「こう感じている自分がいるんだな」と出てきた感情を眺めるように観察しましょう。

◆「その人」ではなく「自分の内面」に目を向ける
彼や「その人」をどうこうするのではなく、自分の気持ちを静めたり、気にならなくする方法を選択しようとしているみよさんは、十分「自分の内面」に目を向ける意思はあると思います。
「どういう時に自分は彼と安心してつながっていると感じるか」
「どんな時に自分が大切にされていると感じられるか」
これを自分に問うことで、自分の望みや願いに意識を向けます。
自分の内面に意識を向けている間は、「その人」から意識がそれている状態なので、少しは楽になると思います。
自問することで、自分の望みや願いが明確になれば、そのための行動もとりやすくなるので、自分の望みや願いも叶いやすくなるでしょう。

◆彼との関係に目を向ける
文面からは「みよさんにとって彼は安心安全を感じる存在」であることは確かだと思いますが、そう感じるに至った彼との関わりがあったはずです。
ひょっとしたら彼との関わりの中で「安心安全を感じる機会」が最近少なくなり、その不安や不満を彼ではなく「その人」に向けている可能性もあります。
彼との関係に目を向け「今の関係に満たされているか」「ちゃんとコミュニケーションを取れているか」など見つめてみて、彼との絆をより深めていくことに意識を向け、行動してみましょう。

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彼とのつながりを感じ、彼を大切な存在を思えるみよさんは素敵です。
大切な存在ゆえにそれをおびやかす存在に反応してしまうのは自然なことであり、嫉妬や嫌悪感を感じるのも無理もないことです。

前述したように、彼や「その人」をどうこうするのではなく、自分の気持ちを静めたり、気にならなくする方法を選択しようとしているみよさんは、十分「自分の内面」に目を向ける意思があり、それはみよさんの「優しさ」と「心の強さ」の証です。
どうか自信を持ってくださいね。

みよさんが心穏やかに過ごせますよう祈っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大学卒業後、地元企業に就職し、デザイン・経理・総務・秘書・営業事務等の業務を経験。不惑にしてカウンセラーを目指すために転職。離婚も含めた人生経験をベースに、楽になる物事の受け止め方を提案する。生き方やライフワーク、メンタルヘルス、パートナーシップ全般の問題を得意とする。