女性を楽しもう

女性であることを楽しんでみませんか?

こんばんは。

神戸メンタルサービスの平です。

先日、カウンセリングをしたある女性が「本当に女って損ですよね」と言われました。

その女性には、お兄さんと弟がいて、兄弟の中で女性は彼女一人だったそうです。

お兄さんや弟は飲んで朝帰りしても、何の文句も言われないのに、彼女が夜10時を過ぎても帰らないと、お母さんから「今どこにいるの?何をしているの?」とすぐに電話がかかってくるそうです。

「お兄ちゃんたちはいいのに何で私ばっかり!!」と言うと、いつもお母さんから「だってあなたは女の子だから」と言われ続けてきたそうです。

それ以外にも何かと制限されることが多かったので、彼女は「女性であることは損だ」とずっと思い込んでいました。

彼女は、いつも自分はがまんばかりしている、と感じており、男性は自由にできるけれど、女性である私はがまんばかりしなくてはならない、と思うようになっていました。

そんな自己概念を持ったまま、今年に入って、彼ができたのですが、彼女は次第に「彼はいつもわがまま勝手にして、私ばかりがいつもがまんしている」と不満を持つようになりました。

よくよく話を聞いてみると、彼がそんなにわがまま放題の人だとは思えないのですが、彼女の長年ためこんできた不満が、男性の代表である彼に向かって大爆発したようでした。

そこで彼女にこう言ってみました。

「女性であることを楽しんでみませんか?」

世の中には、女性だからこそ楽しめるものがとてもたくさんあります。

ネイルをしたり、アクセサリーをつけたり、カラフルな洋服を着たり・・・しかし、彼女はあまりそういうことをしないタイプのようだったので、あえて言ってみたのです。

彼女のお母さんも、いつも忙しくしている人で、女性を楽しむということをあまりしていなかったようです。

彼女の友達の中には家に遊びに行くと、いつもきれいな身なりで、ケーキやお菓子を焼いて出してくれるお母さんもいたそうですが、彼女はそれを「いいなあ」とは思いつつも、自分がそういうふうになれるとはまったく思っていなかったようです。

そこで、彼女に、もう一度言ってみました。

「女性を楽しんで見ましょうよ」

彼女は上手にはぐらかそうとしたので、再び言ってみました。

「女性を楽しみましょう」

すると彼女は泣き始めてしまいました。

彼女は、自分の女性性を表現することがあまりよくないことだと思っていたようです。

彼女のお母さんは質素なタイプで、派手な服装やきらびやかな感じの女性をいつも非難していたようです。

ですから、彼女も、「女性は控えめにしておかねばならない」とも考えていたようです。

そこで、「全部やってみてくださいとは言いませんが、何かひとつくらい興味を持っていることはありませんか?」と彼女に質問してみました。

すると彼女は「実は・・・」と話し始めてくれたのです。

彼女は、とてもネイルに興味を持っていて、以前から一度してみたかったそうなのですが、また、お母さんに何か言われるのがこわかったので、チャレンジできずにいたそうです。

ネイルと言っても派手なものから、ちょっとしたおしゃれというものまでいろんなレベルがありますが、彼女はシンプルなネイルにチャレンジしてみました。

その結果、お母さんもネイルに興味を持ち始め、怒られるどころか、今は、2人してネイルにチャレンジしているそうです。

彼女はこれがきっかけで、どんどん女性を楽しむことができるようになり、性格も前向きで明るい人になりました。

私たちカウンセラーは、内面的なアプローチをしていくことが多いのですが、外見的なものを変えることで内面が変わるということもあるのです。

では、来週の恋愛心理学もお楽しみに!!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。