二つの世界

パートナーは新しい世界の入口である

こんにちは 平です。

私たちは自分にないものをもっている人に魅力を感じ、パートナーに選ぶことが多いのですが、おつきあいが長くなってくると、二人の価値観がだんだんと一致してくることがよくあります。

わが家のことでいいますと、うちの奥さまは瀬戸内海の漁村の生まれなので、海の向こうにある世界にいつも興味をもって育ってきたようでした。

ですから、大人になり、仕事をもって経済的に自立できるようになってくると、海外旅行をして、まったく違う世界に身をおくことが楽しみになったわけです。

一方の私ときたら、大学時代に一度だけ、ハワイ旅行をしたのですが、外国にはさほど興味をもたずに過ごしていました。

新婚旅行はさすがに海外に行ったのですが、1年もしないうちに奥さまが言うのです。

「子どもをもったら、当分、海外旅行には行けないので、出産するまでにもう一度、海外に連れていけ」、と。

彼女の言い分には納得できるのですが、当時の私の常識の中では、「1年に2回も海外旅行に行くなんて!」、「しかも、新婚旅行のために10日ほど仕事を休んだのに、また行こうっていうんですかい? とんでもない!」というのが正直なところでした。

といっても、当時、私の会社は夏休みがとりやすく、もう一度、海外旅行に行くぐらいの休暇はとれそうでした。

が、先ほどのような私の常識‥‥この常識は私の両親の常識でもあったわけですが・・・に照らせば、年2度の海外旅行などもってのほかで、結婚したばかりの自分の嫁を”非常識な嫁”にはしたくないという思いがあったのです。

しかし、海外旅行が大好きなうちの奥さまは、「子育てが始まれば、当分、海外旅行どころ出ないのはわかってる。
いまなら行ける環境にあるのに、なぜ、連れていってくれない?」と譲りません。

そして、あれこれとストライキを始めたので、渋々、彼女の意向に沿い、カナディアン・ロッキーの旅を企画したのです。

余談ながら、私たちの新婚旅行はスイスで、この2度目の旅行は彼女の希望のカナダだったわけですが、その後、私はスイスとカナダにしょっちゅう行くことになるわけです。

不思議なものですね。

で、渋々と企画した旅でしたが、私はものすごくマニアな性格かつ心配性なので、細部に至るまで、調べたり、決めたりしないと気がすみません。

その結果、スイスに関しては地方のバスの時刻表まで手に入れたほどで、スイス政府観光局並みの資料がわが家にはあったわけです。

そんなことをしているうちに、その後は私のほうが海外旅行にハマり、いまや私がガイドとなり、
奥さまを海外へと連れていくほどになってしまいました。

また、うちの奥様はかつてイヌ派の人間だったのですが、結婚後、奥さまがわが家の敷地内に住みついていたネコを餌付けしたり、母屋に住んでいたネコが「エサが良い」という理由で離れの私たちの家に引っ越してきて、子ネコを4匹生んだりしたのをきっかけに、すっかりネコ派へと宗旨替えすることとなりました。

いまや、わが家は21匹のネコを擁する大家族ですが、その面倒のほとんどが、奥さまがよろこびいさんでしてくれています。

こんなふうに、おたがいに「この人はなぜ、”このこと”にこんなに興味があるのだろう?」と興味をもつことから入り、その世界観を受け入れていくことで、自分の世界もどんどん広がっていきます。

ちなみに、うちの奥さまは広く浅くアンテナを広げるタイプ。

私はどちらかというと保守的で、新しいものを受け入れることに関してはガンコな態度をとってしまうこともありますが、一度受け入れると深ーくハマるタイプです。

ですから、うちの奥さまがなにか新しいヘンなものを見つけてきて、「きっと、これはあなたに合うから」と教えてくれて、私が渋々と興味をもち、結果的にそれにハマッて、その世界を広げていくというのがわが家でよくあるパターンです。

パートナーシップとは不思議なもので、自分とはまったく違う人とつきあったり、一緒に暮らしたりすることで、もしかしたら、一生知ることのなかったような世界ともふれあう機会を作ってくれます。

つまり、パートナーは新しい世界の入口であるということもできるのですね。

あなたのパートナーもきっと、あなたを新しい世界へと誘ってくれることでしょう。

では、来週の『恋愛心理学』もお楽しみに!!


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この記事を書いたカウンセラー

About Author

平 準司

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。