この子の居場所はどこ?発達障がい児の学級選び

卒業式を迎え、入学式間近の季節になりました。

新しい門出への期待がある一方で、発達障がいやグレーゾーンのお子さんを持つ親御さんにとって、この時期は「学級選び」という大きな悩みに直面する時期でもあります。

「選んだ学級で、本当にいいのだろうか」
「ついていけるのか?物足りなくないか?」
「いじめられたり、問題を起こしたり、うまくいかなかったらどうしよう」

夜も眠れないほど悩むこともあるのではないでしょうか。

 

学級選びで最も大事なこと

「普通学級でみんなと一緒に過ごしたほうがいいのだろうか」
「支援学級・支援学校で個別の配慮を受けたほうがいいのだろうか」

かつての私もたくさん悩みました。

そして、子育てに正解はありません。でも今、目の前のこどもがどの学級に進むのか。こどもが小さければ小さいほど、親御さんが決める必要が出てきます。

そのとき、私自身が学級選びで何よりも大事にしたのは「こどもが自信を失わず、自分の居場所があると思えるかどうか?」です。

「障がい」という言葉はレッテルを張るためではなく、「サポートが必要である」という意味だとお医者さんからも教えてもらいました。

特性が強く、配慮が必要な度合いが深いのであれば、支援が充実している環境のほうが、こどもはのびのびと自分らしくいられます。

それこそ、先生から「この子は支援のほうに行ってほしい」と思われながら過ごす環境は、こどもにとって「ここには自分の居場所がない」と感じたり、想像以上に大きなストレスになったりするものです。

何十人もの生徒を抱える先生にとって、特性のある子に十分な環境を整えてあげたくても、物理的に限界があるのも現実です。

 

「助けてください」が言える強さ

我が家では選択肢があった際、いつも「支援の手厚い環境」を選んできました。

私自身も特性を持っています。だからこそ実感しているのですが、私たちには「助けてもらえますか?」と周りに言える力が必要です。

この「助けてください」を言うにも、かなりの勇気がいります。「ここに居場所がある」という安心感がないと、周りに伝えることも難しくなります。

とはいえ、無理して自分ひとりでやろうとすると、かえって周りに負担をかけてしまったり、自分自身を追い詰めてしまったりすることもあるのです。

適切なサポートを受けることは、甘えではなく、その子がその子らしく生きるための「土台作り」だと感じています。

 

選んだ道で感じる、感謝と成長

実際に手厚い支援のある環境を選んでみて、今、心から「よかった」と感じています。

先生方は、本当に本気で一人ひとりのこどもと向き合ってくださいます。その姿には、感謝とともに、「本当に愛がある」と感動しています。

なにより、こども自身が「自分はここにいていい」「自分らしく生きていい」という安心感があるからこそ、「ここは変えていこう」という課題の部分も、だいぶ成長しているのを感じています。

それこそ、自分の居場所があること。それが、こどもの自信を育む一番の栄養になるのだと思うのです。

あなたのお子さんにとって「ここには自分の居場所がある」と思える場所はどこなのか?という目線で、学級選びをしてみるのも一つの手なのではないでしょうか。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

来週は小川のりこカウンセラーです。

どうぞお楽しみに。

[子育て応援]赤ちゃんの頃から、思春期の子、そしてそんな子どもたちに関わる親とのお話を6名の個性豊かな女性カウンセラーが、毎週金曜日にお届けしています。
この記事を書いたカウンセラー

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恋愛・夫婦・子育て・人間関係など、生きづらさや悩みを抱えたかたに、穏やかに、寄り添うことを大切にしている。「話すことのすべてを大切に聴いてもらえる安心感」がある。あらゆる人のなかにある豊かな才能・魅力に光をあて、生きる力を一緒に育む。共感力の高いカウンセラーである。