「やらなきゃいけないのに、手が止まる…」
そんな経験、ありませんか?
個人でビジネスをしていたり、副業をしていると、やるべきことは山ほどあるのに、なぜか行動できない。
そして自己嫌悪に陥る。
完璧主義だから手が出せない?
それとも意志が弱いから?
心理学的には、これは意志の問題ではありません。
心の仕組みが影響しているだけです。
そして今日は、そんな心の仕組みを、どうしたら行動できるパターンにスイッチを入れられるか、一緒に見ていこうと思います。
心理的な壁の正体
A子さんという女性がいるとします。
A子さんは、個人でサービスを作ろうとしていました。
毎日、やるべきことのリストを作るものの、手は止まりがち。
SNSを見たり、資料を眺めたり…。
「私、意志が弱いんだ…」と自己嫌悪に陥るA子さん。
多くの人は、自分でやるべき行動があるってわかっているのにそれができないと、自分を責めます。
ダメな自分、意思の弱い自分、こんなこともできない自分…。
でも心理学的には、「できない」時は、行動を阻む心理の壁があるだけです。
この場合は、3つ。
1) 完璧主義
「全部完璧にやらなきゃ」と思うほど、手が止まる。
小さな一歩も満足できず、結果として何もできなくなる。
2) 自己価値の低さ
「私なんて、成果を出しても意味がない」と思い込むと、行動するエネルギーが湧かない。
3) 承認欲求
周りの評価がないと動けない。
自分の行動に意味を感じられず、手が止まる。
まずはこの心理的な壁を知るだけでも、責める必要はなくなります。
「行動できないのは弱さじゃなく、心理の仕組みのせい」なんです。
アカウンタビリティパートナーの力
アカウンタビリティパートナー、という言葉を聞いたことはありますか?
これは心理学用語というより、ビジネス用語ですね。
「アカウンタビリティパートナー」っていうのは、直訳すると「責任を一緒に持つ相手」なんですけれど、実際の意味は、自分の行動や目標達成を見守り、支えてくれる存在 のことを指すんです。
要するに、「あなたが行動しやすくなるように伴走してくれる存在」です。
一人だと止まってしまう人も、アカウンタビリティパートナーがいると前に進みやすくなります。
A子さんは、アカウンタビリティパートナーを見つけました。
「今日やったこと」を毎日報告するだけで、自分の行動と責任がつながります。
最初は小さな一歩。
でも、毎日少しずつ報告することで、心の壁が少しずつ溶けていきます。
「やらなきゃ…」と重く感じていた気持ちが、「やったら報告できる」とポジティブな動機に変わるのです。
他にも、こんな利点が挙げられます。
・小さな報告で、自分の行動が見える化される
・誰かと約束することで、やらざるを得ない状況を作れる
・他人の目を借りることで、自分を追い込みすぎず、前に進める
「一人で戦わなくてもいい。戦略的に助けを借りる勇気」
これが、行動できる自分への第一歩です。
心理学的な理解が行動を変える
行動できない自分を責めるのではなく、「手が止まるのは心理の仕組みが原因」と理解することで心は軽くなります。
ポイントは
・完璧主義や承認欲求があることを知る
・その心理の壁を避けず、認識する
・アカウンタビリティパートナーを持ち、行動を小さく積み上げる
このプロセスが、自然に行動力を取り戻すカギです。
行動が止まる心理を知ったら、次は自分に優しく寄り添うことです。
こんな風に思ってみてください。
・「一人でやろうとするから、いつも立ち止まってしまうんだ」
・「行動できない自分を責めるのは、もうやめていい」
・「誰かと一緒なら、自然と前に進める瞬間がある」
小さな一歩を積み重ねることで、「できない自分」を責めるループから抜け出せます。
行動の習慣化は、意志力ではなく、心理の仕組みを理解し、サポートを受けることで可能になるのです。
今日のまとめ
もし、あなたも行動できずに自分を責めているなら、それは弱さではありません。
心理的な仕組みを理解し、ちょっとした工夫を加えるだけで、行動力は変えられます。
・行動できないのは弱さではない
・心理的な壁を知ることで、自分を責める必要がなくなる
・アカウンタビリティパートナーを活用すれば、前に進みやすくなる
・小さな一歩を積み重ねることで、自分の行動力を信じられるようになる
「誰かと一緒なら、自然と前に進める瞬間がある」
これを信じて、まずは小さな行動から始めてみましょう。
いつでもあなたの一歩を応援していますよ!