職場でのストレス、自覚出来ていますか?

こんにちは、カウンセリングサービスの福野てるすけです。

カウンセリングでもお仕事のご相談を多く承ります。
その中でも最近、多いのが
「職場へ行くのが憂鬱なんです。」
「休みの日に何も出来ないんです、日曜の晩になると憂鬱な気分になるんです。」
などと言ったご相談です

こういったご相談を承った時は以下の点について注意しながらお話を聞いてます。
「クライアントの方ご自身が大きなストレスを感じている事を自覚しているか。」
「クライアントの方ご自身がストレスを感じている原因を認識しているか。」

職場のストレスは厄介なものです。
「自分はストレスを感じている」と自覚出来ているのなら色々と選択肢も増えます。
ストレスに対して「どうやったらストレスを軽減できるかな?」といったように前向きになれる方もいます。
それが出来なかったとしても、なるべくストレスで心が満たされてしまうのを防ぐために友人と一緒に遊んだり、趣味の時間を増やしたりすることも出来ます。
カウンセリングをご利用されるのもいいでしょう。
これらの行為はストレスに対してとても有効なものです。
でも、これらの行為は自分自身がストレスを感じていると自覚出来て初めて出来る事だったりします。

みんながストレスを感じている事を自覚出来るかというとそうではありません。
自分がストレスを感じていることを自覚していないケースも多く、注意が必要です。
(誠実な方、真面目な方、責任感の強い方に多かったりします、)
自覚出来ないストレスを長い事感じていると、知らないうちに心が疲弊してしまいかねません。
心が赤信号を出したり、体に異変が生じてしまうまでストレスを放置し、心が傷つくと再起、復活までの時間も長くなりがちです。
だからこそ、普段から自分の心の状態に目を向ける習慣を持つことをお勧めします。

ポイントはストレスを感じていなさそうな時でも“あえて意識する”です。

人は自分の心が何を感じているかを自分が思っている程ダイレクトには感じれない、自覚出来ない事が多いものです。
なにか不快に感じていても、なんとなくやり過ごすことも出来たりします。
でもそれはストレスを感じていない、ため込んでいないという事ではありません。
だから、“あえて意識する”習慣が大事なんです。

朝起きて、なんでか解らないけど憂鬱な気分な時ってありませんか?。
そんな時は心が何かを感じているのだけど、それを自覚できていない時だったりします。

だからこそ、普段から自分の心のコンディションに目を向ける習慣が大事になります。
普段から気にしていると些細な心の変化に気が付きやすいものです。
特にストレスを感じていると以下のような症状が出やすくなります。

・体調が優れない。
頭が痛かったり、体が重かったり、肩が凝ったりします。
・食欲がない。
自分が好きな食べ物を食べても美味しく感じれない時は要注意です。
・睡眠の質が低下してる。
心当たりが無いのに寝付けなかったり、朝早く目がさめてしまったりするなら気にしてみてください。
・心が不安定。
些細な事で落ち込んだり、怒ったりしてしまう時は要注意です。

こういった事が続くのなら「自分は今、ストレスを感じているかも?」と注意してみた方がいいでしょう。
そして自覚出来たら大事なのが自分の心が疲弊し過ぎないようにすることです。

具体的には
・心がこれ以上疲弊し過ぎないように休息をとることを意識する。
休息をとることに抵抗を感じる方こそ休息が必要だったりします。
・ストレスの要因となる物事から距離をとる。
物理的に原因となりえる物事、人から距離をとることはとても有効です。

最近は会社側が社員のストレスに対して以前より理解を持ってくれるようになりました。
それでも社員の方のストレスの低減に十分な対応が出来ているかと言うとそうでないケースが多いのが現実です。
だからこそ自分がストレスを抱えていそうならまずそれを自覚し、その原因となる物事の目星をつけ、今までより距離を取ることが自分を守るのにとても大事な事なんです。

そしてストレスとある程度距離を取ることが出来て、自分に少し余裕が出来たら自分のテーマとしてストレスについて向き合ったりしてもいいかと思います。
でも、しつこいようですが疲れている、傷ついているならまずは休息です!

よかったら今日のお話を参考にしてみてくださいね。
最後までお読み頂いて
ありがとうございました

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、夫婦問題(不倫、浮気、セックスレス、離婚)、人間関係の問題を扱うのを得意とする。 どんな事でも受け入れてもらえる、話して楽になった、理論的な視点がわかりやすいと定評である。 自信の経験をもとに、過去の傷を癒し、本来の自分、魅力を取り戻すカウンセリングを軸としている。