他人に弱さを見せられない

相談者名
BUMP

はじめまして。よろしくお願いします。

私は誰かに弱音を吐いたり甘えたり頼ったりすることが出来ません。弱さを見せることが出来ません。どんなに仲良い子でも親友にも本当の悩みを打ち明けることが出来ません。どうしても自分の弱い部分を見せたくないと思ってしまいます。

私は誰かの相談に乗ることが多く、人の話を聞くのが好きです。その一方で自分のことを話すのは苦手で自分が相談したいことがあっても、迷惑や心配をかけたくない、人に迷惑をかけるくらいなら自分が我慢すればいいと思ってしまいます。

友達に「悩みとかなさそうだよね。いいなあ~」と言われることが多く、「何かあったの?」と言われても「全然大丈夫!」と平気なフリをしてしまいます。

1人で解決しよう、常に明るい自分でいたい、常に強い自分でいたい。

今までずっとそう思いながら辛いことがあっても誰にも言わずに自分1人で乗り越えてきました。

私はこの強がりな性格が原因で今まで彼氏が出来たことが無いです。結婚願望もありません。結婚するより誰にも頼らなくて大丈夫なように強くなりたいって思います。

でも最近、誰かに弱音を吐きたくなる時があります。もうすぐ20歳になるのですが、この先もずっと1人でなんでも抱え込んで頑張っていくのかなと考えると、正直しんどいなって思います。多分、1人で頑張るのに限界が来てるんだと思います。でもどうしても誰かを頼ることが出来ないです。頼り方が分からないですし、やっぱり自分1人でなんとかするって思ってしまいます。

損な生き方だって分かってます。多分一生この性格はなおらないですが、変わりたいなっても思います。何かアドバイスしていただけたら幸いです。

カウンセラー
松尾たか
BUMPさん、ご相談ありがとうございます。
今回BUMPさんのご相談を担当させていただく松尾たかです。どうぞよろしくお願いします。

BUMPさんは、誰にも頼らず、強い自分としてずっとひとりで頑張ってこられたんですね。こうして相談するのもきっと勇気を出されたんだろうなあと思います。 しんどい自分からもっと楽な自分に変わりたいと思い始めたBUMPさんの助けになればと思いながら書かせていただきますね。

BUMPさんは、誰かの相談に乗ることが多く、人の話を聞くのが好きと書かれていますので、人と関わることや人の笑顔を見るのがお好きなんだろうと思います。 そして、とても思いやりがある方だと感じます。

>どうしても自分の弱い部分を見せたくないと思ってしまいます。
>迷惑や心配をかけたくない、人に迷惑をかけるくらいなら自分が我慢すればいいと思ってしまいます

20歳前のBUMPさんは、きっと小さい頃から人に迷惑をかけないようにと気を使って生きてきこられたのでしょうね。
それは、どうしてなのでしょう。弱みを見せたら、迷惑をかけたら、どうなると思っているのでしょうか。

小さい子どもが、親に甘えたり頼ったりすることは自然なことなのですが、もし誰にも甘えられない環境だったとすれば、それはしんどく辛かったことと思います。

もし甘えても受けとめてもらえなかったり、怒られたりして小さな心が傷ついたとしたら、傷つかないために何でも自分でやろうと決めたのかもしれません。
あるいは、迷惑をかける私は良くないと思い込んでしまったのかもしれません。

>1人で解決しよう、常に明るい自分でいたい、常に強い自分でいたい。
>今までずっとそう思いながら辛いことがあっても誰にも言わずに自分1人で乗り越えてきました。

人に迷惑や心配をかけたくない(迷惑をかけちゃいけない)! 自分が我慢すればいい(自分の希望を言っちゃだめ、我慢しなきゃいけない)!
1人で解決しよう(誰にも頼らず解決しなきゃいけない)! 明るい自分でいたい(明るくなきゃいけない)!  強い自分でいたい(強くあらねばならない)!

たくさんの「~ねばならない」がありますね。ずっとこう思ってこられて、それが当たり前だと思って頑張って頑張ってやってきたのでしょう。
1人でなんでも出来ることで、自分を守ってきたのだと思います。

だけど、今のBUMPさんは、このやり方にも限界を感じ、しんどいと感じているご自分にも気づかれたのですが、誰かに頼ってみたいけど、そのやり方が分からなくて出来ないと思ったり、心のどこかでは私には無理なことと考えて諦めてしまっているように思います。

BUMPさんは本当はどんな自分になりたいですか? なりたい自分を描くことは出来ますか?
諦めなければ、人はいくつになっても変わっていくことは出来ますし、それとともに性格も変化していきます。
なにより、ここへご相談してくださった時点で、変化が始っていると思いませんか。 ^^

BUMPさんには先にあげた以外にも、自分に課したルールや決まりがたくさんあると思うですが、それに気づくだけでも気持ちがずいぶんとラクになると思います。
自分の中のルールや決まりは、過去の経験から無意識に思い込んでしまったこと、いつのまにか決めてしまったこと、親や家族の価値観だったりします。

見つけた自分の中でのルールや決まりに、本当にそれは絶対なの? と疑問符を投げかけてみてくださいね。

ひとりで見つけるのが大変であれば、初回無料のカウンセリングもご利用いただけます。一緒に見つけて、それを解放していきましょう。そのルールを外したときに、どんなBUMPさんが現れるのでしょうね。

それから、誰かを頼る練習として、自分1人で大丈夫な時に、まず自分でも出来ることを敢えて人に頼る、お願いすることにトライしてください。
たとえば、BUMPさんが重い荷物を二つ持っているとして、1人でも持っていられるけど、誰かにひとつを持ってもらうようお願いしてみる、というカンジです。
それは、お願いしても相手の事情によっては受けてもらえないことがあった場合でも、痛みにならない程度のことから初めてみるということなんですね。

私たちは誰かから頼ってもらえると嬉しいと感じます。BUMPさんも誰かから相談された時にそう感じることも多いのではないでしょうか。 そのことも覚えておいてくださいね。

BUMPさんが、どんどん楽に自由になっていかれることを願っています。

ご相談ありがとうございました。

松尾たか

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。