友だちづきあいが苦手な理由を、あなたの心の中に見つけましょう
友だちづきあいが楽にできる人と苦手な人、その違いは何なのでしょうか。ヒントは、「そんなあなたはとてもやさしくていい人だ」ということです。
みなさんは、友だちづきあいを難なくできていますか?それともひとりが一番ラクだからと、いつもひとり行動をしているでしょうか。
今日は、友だちづきあいが苦手になる心理的な理由と、その対処法をご紹介します。
◇友だちづきあいが苦手になる心理的な理由
友だちづきあいが苦手になる心理的な理由として代表的なのは、「我慢しないと仲良くなれない」という思い込みです。
我慢というのは、言いたいことを言わずに相手にあわせるとか、
自分らしさを出さないようにしている(出せない気がする)とか、
遠慮ばかりしていることかもしれません。
あなたはとても人にやさしくて、いい人だということといえませんか。
たとえば、あなたがお友だちに「今日のお昼はラーメンとパスタどっちがいい?」と聞かれたとします。あなたは本当はラーメンが食べたいけど、そのお友だちがパスタが好きだと知ってることから「パスタにしよう」と言ってしまうことがありませんか?
え?それってフツウじゃないの?なんて思う人もいるかもしれません。
カウンセリングの中でも、たくさん我慢していることを、当たり前すぎて気づいていなかったと驚かれる方もいらっしゃいます。
きっとあなたは、「ラーメンはひとりのときに食べればいいや」とか、
「相手の人が自分と一緒のときに気分よくいてくれるなら、少しぐらい私が我慢すればいいや」
なんて思うかもしれません。
相手の気持ちを優先し、あなたは自分の気持ちを我慢する。
そのくらい我慢しても私は大丈夫。
そんなふうに自分に言い聞かせるとき、ちょっと、ほんのちょっとだけ、心の奥がしくっとしませんか。寂しいような、悲しいような、情けないような。
それを放っておくと、とてもゆっくりではあるけど雪だるまみたいに、寂しい気持ち、悲しい気持ち、情けない気持ちが少しずつ大きくなって、もう無理だ、なんて思うくらいになってしまうことがあるのですよね。
そんなとき、「人づきあいは疲れるな」「ひとりが一番ラクだ」なんて、こぼしたくなったりするのかもしれません。
◇我慢しないと仲良くなれないと思ってしまう背景
我慢しないと仲良くなれないと思ってしまう背景は、幼少期やその後のさまざまな経験によるものが考えられます。
子どもの頃は、誰もが「しつけ」の中で我慢を覚えますよね。
「これが欲しい!」
「あれ買って!」
などと言っても、お母さんやお父さんやその他の大人の人に「ダメ」と言われると、ぐぐっと我慢をしたと思うのです。
するとお母さんなどに、「我慢できて、えらいね。」と褒められたかもしれません。
我慢したことでお母さんが笑顔になったかもしれません。
すると、「そっかー。私が我慢すると、お母さんは嬉しいんだな。」と思ったかもしれないし、
いつのまにか、
人とうまくやっていくには、我慢がキモなんだと、思い込んでしまったりすることもあるようです。
◇友だちづきあいの苦手意識を軽減するための、対処法
友だちづきあいの苦手意識を軽減したいと思われるなら、対処法として以下のことを試してみることをおすすめします。
1. どうしたいのか自分の心にきいてみる。
相手の思いを優先する前に、まずあなたはどうしたいのか、あなたの心にきいてみましょう。
ラーメンかパスタか?という話だとしたら、私は今どちらがいいと思ってるかな?と、自分にきいてみる感じです。
私たちはこのステップを、意外と無意識のうちに省略してしまっていることが多く、それは自分の気持ちを無視していることにつながってしまうのですね。
あなたの気持ちをまず大切にきいてあげてください。
あなたがどうしたいのかがわかったとして、その気持ちを相手に伝えてもいいし、やっぱり相手の気持ちを大切にしたいなと思って、相手を優先してもいいと思うのです。
自分の思いを口に出すときは、遠慮せず、とはいえゴリ押しせず。塩梅をみるのは難しいかもしれませんが、自分なりの言葉選びを楽しみながら工夫してみてくださいね。
2. 相手を優先するときは、愛することを意識する
相手を優先するときは、自分の心の持ちようが大切なんですね。
我慢して相手に合わせなくちゃ、なのか、
相手の笑顔が見たいから喜んで相手を優先したいと思うのか。
このふたつは、単にあなたの心の中だけのことなのですが、とても大きな違いがあるのですね。
またラーメン・パスタ問題で恐縮なんですけど、「今日はパスタにしようよ。」と言うにしても、
本当はラーメンがいいけど、そんなことを言ったら相手との関係が悪くなるのは面倒だからパスタと言っておこう(仕方ない。。)という思いは、すごく残念感がありませんか。
同じ「パスタにしよう。」と言う場合でも、【目の前の友だちが笑顔になってほしいから】と思うなら、残念感ではなくて、気持ちがホクホクしたりするんですよね。
前者は補償行為といって、問題が起こらないように埋め合わせをするような行為のことで、やってもやっても嬉しくないのです。
後者は相手を愛することといえます。
愛は与えるほどに、自分の心が満たされたりあたたかく感じたりするようです。
愛することは自分にもやさしいのですね。
◇友だちと楽につきあう秘訣は、自分の思いをよく聴くこと。
友だちと楽につきあう秘訣は、自分の思いをよく聴くことです。
誰の思いよりもまず、自分の気持ちを大切にしようとすることです。
まずこれが難しいと感じる人もいらっしゃると思うので、信頼できる人やカウンセラーなどと、ゆっくり練習をしていくといいかもしれませんね。
自分の気持ちを大切にしていくと、他の人もみんな、その人自身の気持ちを大切にしていかれるといいな、という思いが出てきたり、
だからこそ、他の人も「私が私の気持ちを大切にすることを応援してくれるはず」という思いが出てきたりするのではないでしょうか。
みんなが自分の気持ちも、まわりの気持ちも大切にしたいと思っている世界なのだとしたら、そのときあなたは、友だちにどんな表情を向けていると思いますか?
どんな気分で過ごしていると思いますか?
たぶん今とは大きく違うかもしれませんね。
友だちと楽に過ごすとは、そういうことではないでしょうか。
ご参考になりましたら幸いです。
(完)