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宮脇 静さん(仮名)

宮脇静さん(仮名)は、3年前にご主人を亡くされました。
それ以来、お仕事の創作活動に身も入らず、現在お付き合いしている彼とも、しっくりこないところを感じられています。
少し遠方から来られることもあり、2セッション(4時間)連続で予約を入れていただきました。

 最初は緊張された感じでソファに腰掛けていましたが、徐々に口調もなめらかになっていく静さん。実は彼女、ペンネームを持つ有名人で、何年か前までは売れっ子として活躍されていたそうです(もちろんサインはすぐに頂きました(笑))。
 しかし、ご主人を亡くした後は創作活動にも身が入らず、彼ができてもうまくいかず、春頃から付き合い始めた現在の彼ともどこかしっくり来ないとのこと。
「やはり、主人を亡くしたことが原因なのでしょうか・・・?」

カウンセリングを進めていくと、今も彼女のハートの中心には亡くなったご主人がちょこんと鎮座ましていることが分かってきました。

「やっぱり今でも主人、なんですよ。(嫁ぎ先の)宮脇の家にもよく顔を出していて、お義母さんとも仲良くしているんです。『いつでもいい人がいれば結婚してね』といっては下さるんだけど、何か悪いような感じもするんです」

「宮脇さんの心の中に『旦那が亡くなったのは自分のせいだ』と自分をすごく責めてらっしゃる部分があるみたいですね。それは無理ないと思います。
自分の身近な人が亡くなられたらそれが病気であっても何かできることがあったのでは?私がもっとしっかりしていれば・・・と思うものなんですよ」(裕幸)
「私も父をガンで亡くしたときにはすごく自分を責めたんです。何かできたんじゃないか?もっとやれたのにって後悔もしたんです」(理加)

とは言え、彼女の心は今も痛みのあまり閉ざされているようです。そのため彼との関係が親密になればなるほど、その閉じているハートが気になってくるし、彼女の仕事は創作活動ですから、ハートが閉じていたらやる気も起きません。

最初のセラピーはその閉じた心をゆっくり開けていくことから始まりました。理加が曲を選び、静さんに自分の心をイメージしてもらいました。

裕幸「目の前の扉をコンコンとノックして開けて見てください。そこはどんな部屋で何が見えますか?」
静さん「ものすごくまぶしい部屋です。中には・・・、えっ・・・(絶句)。3歳のときの私がいます。一人ぽつんと座っています。かわいそうな感じです。さみしそう。」

その後、静さんにその3歳の女の子に近づいて、その子が十分温まるように抱きしめてもらいました。
そうすると静さんの表情に深い安堵を浮かびます。
そうしてまた次の部屋への扉を探して、ノックして入ってもらいました。次の部屋にもそのまた次の部屋にも成長した自分がいます。
そうしてセラピーを進めていくと、最後にはからっぽの部屋に出ました。

裕幸「そこには何もありませんか?じゃあ、そこは今のあなたの部屋、今のあなたの部屋なのかもしれません。どんな部屋にしていきたいですか?今から自由に選べます。そして、後ろを振り返ってください。今まで色んな部屋で出会ってきた自分が静さんのの後をついてきているのが分かりますか?みんな、今の静さんに希望を託しているのが分かりますか?」

ただ、心の中の自分の応援する気持ち、背中を押してくれる気持ち、彼女たちの希望を感じてもらいました。
彼女の目に見る見るうちに涙が浮かんできます。気付かなかっただけで彼女の心の中には助けを待ち、また、幸せを託す自分がいつもいたのです。
そして、徐々に表情も明るく、さわやかなものに変わっていきました。本来の静さんの表情ってこんな感じだろうなあって感じさせるくらいのものがありました。

「こんな自分がいるなんて気付きませんでした・・・。頑張らないといけませんよねっ!ほんと。すごく新鮮な気持ちがします。こんなのがあったんだって感じです」

私たちは失恋や大切な人を失うと痛いあまり、多かれ少なかれ心が閉ざされてしまうことがあります。
でも、心は決して死ぬこともなく、私たち自身が扉を開けるのをずっと待っているのです。

さて、ちょうどお昼の時間になりましたので静さんと一緒に食事に出かけ、2本目はその後に行うことにしました。食事の間は創作活動などについて色々話を聞かせてもらいました。私たちもやっぱりミーハーなんです(笑)

後半はご主人のことについて色々お話を聴かせていただきました。
そうすると彼女の中に二人の自分がいることが分かってきます。一人は彼を許そうとする静さん、もう一人は亡くなった彼を責めている静さん。
それが葛藤となり、今の恋愛や創作活動に影響を与えていることが容易に想像できます。
心の葛藤は私たちのエネルギーをすごく費やしてしまう代物なのです。

そこで静さんにはその二人の葛藤を言葉にして表現してもらうことにしました。
いわば一人二役をやるように「許したい自分」と「怒っている自分」を演じてもらうんです。
この二人が同時にいるので葛藤するわけで、きちんと話し合いをしてもらおうという魂胆です。向かいあっているソファを交互に行き来して二人の自分になりきってもらいました。

許したい静さん「もう亡くなって3年経つんだし、許してあげてもいいと思うの。亡くなった人を悪く言うのも良くないことだし」
怒っている静さん「でも、あの人は私を置いていってしまった、って感じがすごくするの。好き勝手やって逝っちゃったみたいですごくやりきれない」

徐々に怒っている静さんの語気が荒くなっていき、許したい静さんは弱っていくのが分かります。

許したい静さん「だってあの人のこと今でもやっぱり好きだもの。だから、あの人がああなってしまったということも受け入れたいの」
怒っている静さん「そんな人のいいふりしてるから、いつもしんどい思いをするんじゃないの。もっと自分を大事にしたらいいのに、そしたらもっと楽なのに」

静さんの目からは涙が溢れてきます。

許したい静さん「でも、本当にあの人は悪くないのよ・・・」
怒っている静さん「そうよ、悪いのはあの人じゃないってことは分かってるのよ。でも、どうしたらいいのか分からなくって。本当に」

言葉にならない想いが溢れてきているのが分かります。

裕幸「何か、二人とも彼のことが大好きみたいですね。怒っている静さん。ちょっと目の前にいる自分を見てください。どんな感じがしますか?このまま争いを続けますか?それをも目の前の自分を許したいとは思いませんか?」

静さんは深く頷いて「うん。彼女を助けたいです」と。
そうして心の中で争っていた二人は手を取り、和解することが出来ました。
彼女の中の葛藤が癒された瞬間です。
さっきまで怒っていた彼女の顔は、いつしかほっとした安堵感を浮かべ、深い安らぎを感じていることが手にとるように分かります。

「今でも亡くなった主人のことを愛しているんだって気付けました。でも、今までこのことに気付きたくなかったんだってことも分かります。誰とお付き合いしても、うまく行かないはずですよね。だってお付き合いするたびに主人への罪悪感を感じなきゃいけないんですから。でも、今はすっかり気分が軽くなりました。主人はもういないけど、応援してくれてるような気もするんです。早く今の彼氏に会いたくなってしまいました・・・。」

彼女からはすごく愛が溢れています。
人をいとおしく思う気持ちはすごく素敵な経験です。心に豊かさをもたらし、また、気持ちをイキイキさせます。
静さんの中でそれがずっと封印されていたために、何に対しても情熱を感じることができないばかりか、どこかに寂しさを抱えていたのです。

私たちが「寂しい」と感じるとき、誰かとのつながりが切れています。
そして、そのときあなたは誰のことも愛していません。
そこを乗り越えるのはあなたが誰かを愛したいという気持ち、誰かを愛するという意欲を持つことです。
静さんのセラピーを通じて、私たちももう一度そのことを学べたような気がします。

個人カウンセリングが終わった彼女は自宅に帰る予定を変更して、彼氏の元に飛んで帰るつもりだったそうです。でも、カウンセリングルームのあるマンションを出るとそこに見慣れた車が・・・。そうです!なんと彼が迎えにきてくれていたのです!!
「そんなこと想像もしてなかったし、そんなことしてくれる人でもなかったのに!!」

後日談。
彼女がメールを下さいました。
「1ヶ月も経とうとしているのに、まだあのときの幸せな気分が続いています。彼とは毎週末会って、お互い楽しみに、ラブラブにすごしています。セラピーのすごさをまざまざと実感しています。他の方にも是非この気持ちを味わってもらいたいので、色んな人に勧めてみようと思っています。」


根本裕幸&理加

(この記事はご本人の許可を得て掲載しています。)

後日、お礼のメールを頂きました。



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