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笹木裕香さん(仮名)

 

 「今日も、暑いですね。ここまでくるのに汗をかいちゃいました(笑)」
3回目の面談カウンセリングで、僕ともすっかりうちとけてリラックス
されている笹木さんは笑顔で話しかけてくれました。

 冷たいお茶を飲んで、涼みながらカウンセリングをはじめました。

 笹木さんのご相談内容は、「居場所がない感じする」ということでした。
彼女は結婚5年目、2歳になる娘さんがいる一児のお母さんです。
結婚5年で、ご主人との関係もよいそうです。近々マンションも購入される
そうで、とっても幸せとは思うそうですが、心のどこかで感覚的にいつも
違和感を感じているそうで、私はここにいてもいいんだという
安心感がないそうです。

漠然とした違和感、漠然とした不安の為、笹木さん自信も、
なんでこんな感じがするのか原因がわからないそうです。
この違和感を抱えたまま、今までだましだましやってきたそうですが、
長い人生この感覚を抱えたままやっていくのは、しんどいし、
せっかくの幸せを充分に味わえないし、
人生を楽しめないと思いカウンセリングにこられたそうです。

 一度目のカウンセリングでは、今までお家で感じられていた、
漠然とした違和感、漠然とした不安の中で知らず知らず感じていた、
緊張を解いていくことを行いました。
本人も知らず知らずのうちに緊張していたようで、
カウンセリング後の緊張が解けた状態の感想を聞くと慢性肩こりで
いつも肩が痛かったそうですが、肩がほぐれて楽になったと言われて
いました。それほど肩に緊張が走っていたんですね。

 二度目のカウンセリングでは、今ある幸せを受け取れるようになる為の
カウンセリングをしていきました。
笹木さんがおっしゃられるには、
ご主人はすごく笹木さんのことを愛してくれているそうです。
子供もすくすくと育ち、経済的にも安定し、頭では絵に描いたような
幸せな家族だなと思うそうです。
でも、“居場所がないという感覚”が常にあり、
私はここにいていいんだろうかと感じたり、
愛してくれるご主人と、可愛い娘に囲まれた家庭なのに孤独を感じたり
していたそうです。
そして、孤独感と不安がつのり、今ある幸せを受け取れなくなっていました。
カウンセリングをしていくと、彼女の心の奥底に
“私は幸せになれないんだ”という観念が眠っていました。
これは、彼女の少女時代に家族関係で傷ついたことが原因でした。
セラピーでこの傷を癒し、“私は幸せになってもいいんだ”と
観念を書き換えていききました。
そして、今ある幸せを受け取れるようにしていきました。

 三度目のカウンセリングは“私は幸せになれないんだ”という観念が
作られた少女時代を詳しくみていくことにしました。
カウンセリングを進めていくと、「居場所がない感じする」のは、
結婚してからこの感覚がでてきたのではなく、
少女時代から家族の中でずっと感じていていたことがわかりました。
笹木さん自身このことは、今まで気づいておらず、
今回のカウンセリングで初めて気づいたことでした。

 この家族の中で感じていた、“居場所がない感覚”が、
結婚して自分の家族を持つようになってよみがえってきてたようでした。
“居場所がない感覚”という感覚は笹木さんが家族の中で感じる感覚でした。

 なぜ、少女時代に“居場所がない”と感じてしまったのかという原因を
見つける為、更にカウンセリングを進めていきました。
すると、笹木さんが少女時代に思ったあることを話してくれました。

「私は一人っ子なんです。一人っ子ということもあり、
 両親はとても私のことを大切にしてくれました。
 でも、女の子はいつかお嫁にいきますよね。そうすると笹木家を継ぐ人が
 いなくなるじゃないですか・・・
 なぜか知らないけど・・・たぶん両親が跡継ぎのお話かなにかしてるのを
 聞いたんだと思いますが、
 “跡継ぎとして男の子が欲しかったんだ”と思ってしまったんです。」
                               (笹木)

 「今思えば、両親が“跡継ぎとして男の子が欲しかったんだ”と
  言ったわけではないと思いますが、そう思い込んでしまったんです。
  男の子が欲しかったんだ、私っていらない子供だったのかな?と思いました。
  そう思ったことがありました。」              (笹木)

 笹木さんが居場所がないと感じだしたのは、少女時代に私っていらない子供
だったのかなと思ってしまったことで、家族の中で居場所がないように感じて
しまったようでした。
そしてこの感覚が今も笹木さんを苦しめていました。

本当に両親が跡継ぎとして男の子が欲しかったと言ったのか、
何かの誤解で笹木さんが思い込んでしまったのかまでは思い出せませんでしたが
私っていらない子供だったんだと傷ついてしまったようでした。


 少し休憩をとってから、この傷を癒すべくセラピーをしていくことにしました。

「まずはリラックスするところからはじめましょうね。楽な姿勢で深呼吸して
 みましょうね。」                      (原)

3回目のカウンセリングですっかり、セラピーになれていた笹木さんは、
僕がそう言うと、肩の力を抜いて目をつぶって深呼吸を始めました。

そして小さい頃に戻っていくイメージをしてもらいました。
「時間がどんどんさかのぼっていき、それと同時に笹木さんの体もどんどん
 昔に戻って小さくなっていくと思ってくださいね。
 大学生、中学生、小学生、幼稚園、赤ちゃんの頃、
 そしてお母さんのお腹の中にいる頃まで時間がさかのぼっていきます。」

 じっくり時間をかけながら、イメージの力を使って潜在意識・無意識に
アプローチをかけていくことにしました。
潜在意識・無意識の中に入っていくと、今まで思い出せなかったことまで
思い出すことがあります、赤ちゃんの頃の感覚や、生まれてきた時の感覚、
まで思い出すことがあるのです。
潜在意識・無意識にアプローチをかけていくと
笹木さんは、お母さんのお腹の中にいた時の感覚がでてきたようでした。

「今、どんな感じがしますか?」 (原)

「暗くって狭い感じがします。」 (笹木)

「何かありますか?手で周りを触ってみてもらってもいいですか?」(原)

「じめじめしています。壁がでこぼこな感じがします。」 (笹木)

 笹木さんがイメージの中で感じていたのは、
お母さんの子宮から産道を通ってくる途中の感覚を感じていたようでした。
そして、暗くて窮屈な産道を少しずつを進んでいくと光が見えてきました。
光に向かって進んでいくと、今度は外の世界にでてきました。
大きな手が伸びて、産道から生まれてきたばかりの笹木さんを取り出し
抱きかかえました。
そして生まれたばかりの笹木さんになにか呼びかける声が聞こえてきました。

「なんて言っていますか?」 (原)

「はっきりと聞こえません。でも私になにか言っているようです。」(笹木)

「よーく耳を澄ませて聞いてみてください」(原)
       ・
       ・
       ・
「なんて言ってますか?」 (原)

「ありがとうって・・・(涙)
 生まれてくれてありがとうって・・・言ってます」(笹木)

「私、望まれた・・・ありがとうって・・・」   (笹木)

嗚咽に近い声でそう言ってくれた笹木さんは、
その後10分以上、涙を流し続けました。

それは悲しみの涙ではなく幸せの涙でした。
その涙が流れると共に、笹木さんの心の傷の
“私っていらない子供だったんだ”という傷は癒えていきました。   


そして、イメージの中でうっすらと目をあけて
お母さんと、お父さんを見てもらいました。
赤ちゃんの笹木さんを覗き込むようにしてみている両親を見て
笹木さんは生まれてきて良かったと感じたそうです。
私ここにいていいんだと思ったそうです。

 セラピーを終えて目をあけた笹木さんに

「今はどんな感じがしますか?」 (原)

と質問すると、

「今は、ぼーとして話したいことが思い浮かびませんが、
 暖かい気持ちです。」

と話してくださいました。
潜在意識・無意識という深い意識に入っていくと、
少しの時間寝起きのようにぼーとする感じになることがあります、
と説明しました。
そして、今後の課題と日ごろ取り組める心のエクササイズの話を
少しした後、その日は暖かい気持ちを抱えて帰られました。

それから1ヶ月くらいたってから
笹木さんは4回目の面談カウンセリングにこられました。
そして、近況を話してくれました。

3回目のカウンセリングの後、お家で居心地がいいそうです。
ご主人と娘さんと一緒にすごしていても、違和感や、不安もなく、
居場所がないと感じることもなく、とてもリラックスした気持ちで、
すごせているそうです。

実家にも一度帰ったそうですが、セラピーの中の両親を思い出しながら、
実家の両親をみると、涙がじわりとにじみでてきて、
涙がでてくるのをごまかすのに大変だったと笑いながら話してくれました。
もちろん、実家での居心地も良かったそうです。


今回の4回目のカウンセリングは、
調子はいいし、家でも居心地がいいし、特に問題という問題は思いつかないが、
もっと、幸せだと思えるようになりたいし、
もっと自分自身を成長させたいのでカウンセリングを使いたいとの
ことでした。
そして4回目のカウンセリングがスタートしていきました・・・

(この記事はご本人の了解を得て掲載しています)

原裕輝

 

 

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