依存タイプと自立タイプの違い
神戸メンタルサービスの平です。
男女関係では、二人のうちのどちらかが「かまってほしい依存タイプ」、もう一人が「面倒を見る役割の自立タイプ」になっていることが多く見られます。
依存タイプの人は、自分の幸不幸をパートナー次第と考えます。
自分で自分の機嫌をとることが苦手で、「だれかに幸せにしてもらいたい」といつも考えています。
言い換えれば、「幸せは自分の外側にあるもの」で、幸せになれるかなれないかは「彼次第」。
「彼がデートに誘ってくれて、うれしい」とか、「彼にデートを断られて、悲しい」など、外的要因によって幸不幸が決まってくるということです。
一方、自立タイプの人は、だれか次第で幸不幸になるということはありませんし、自分自身で楽しみを見つけたりするのが上手な場合が多いようです。
つまり、自立タイプにとって、「自分の幸せはパートナー次第」ということはありません。
仮に彼にデートを断られたとしても、「じゃ、この日は買い物に行こう」とか「お一人様温泉を楽しもうかな」などと、自分で自分の機嫌をとる方法もいろいろ知っていたりします。
依存タイプの人々は、とにかく「かまってもらいたい、甘えたい」と思っているので、彼もきっと同じように思っているのではないかと考えます。
そして、それなのに彼が甘えてこないのは、恥ずかしがっているからか、遠慮しているからだと考えます。
中にはそういう場合もあるかもしれませんが、じつはそう思うのは”投影”がなせる業です。私がそうだから、彼もきっとそうだろうという考え方です。
で、そんな人たちから「彼に甘えてもらったり、弱音を吐いてもらったりしたいのですが、どうしたらいいですか?」というご質問をいただくことがよくあります。
が、しかし、自立タイプの人たちは、ずっと一緒にいたり、甘えたりということよりも、自分一人の時間を欲しがる傾向が強いといえます。
たとえば、「彼女とのデートも楽しみたいけど、友人たちとのゴルフにも行きたい」ということですね。
依存タイプの人は、24時間、彼とべったり一緒にいたいと考えます。なぜなら、幸せは彼次第だと思っていますからね。
ところが、自立タイプの人は、「きみのことは大好きだよ。でも、一人になる時間もください」と考えます。
「愛しているなら、放っておいてくれる時間ももらえないでしょうか」というわけです。
イギリスにはパブの文化があることが知られていますが、男性陣は夜、夕食をすませるとさっさとパブに出かけていって、サッカーゲームをしたり、スポーツ観戦をしたり、男子チームの遊びをしています。
日本でも、「今日は飲み会だから」と奥さんをほうって自分の時間を過ごす人たちがいますが、これも自立タイプといえますね。
今回の話から学んでいただきたいのは、タイプによって「愛されている」と感じるときが違うということです。
すなわち、依存タイプの人はかまってもらったときにパートナーの愛を感じ、自立タイプの人は信頼して自由にさせてもらったときにパートナーの愛を感じます。
依存タイプの人は、彼が自分をほうってゴルフに出かけたりすると、「私よりゴルフを愛しているのね」とか「所詮、私はゴルフ以下の女なんだわ」と思ったりします。
古典的なケンカに「私と会社とどちらが大事なの?」というのがありますが、依存タイプの女性がこの言葉をよく使います。
自立タイプの男性がこれを言われると、「いやいや、だって、働かないときみの面倒だって見てあげられないし、プレゼントをあげることもできないじゃないか。どちらも大事だよ」とリベラルな受け答えをしたりします。
しかし、依存タイプの人にとっては、世界中で自分が一番ではないと納得がいかなかったりするわけです。
来週の恋愛心理学もお楽しみに!!
(完)