お問合せカウンセリングサービスって?サイトマップトップページに戻る
 
Lecture.719-4

離婚後のパートナーシップはなぜうまく行かないの?(4)〜もう一回、次の結婚へ。〜

講師:根本裕幸

離婚を経てまた新しい結婚に向かうにはそれなりの覚悟がいりますよね。
そのための心のあり方を考えて行きたいと思います。
ちゃんと元の結婚は手放せてる?どこが成長した?自分を大切にしてる?失敗感は手放せてる?そんな意識を経て「幸せになることを許す」を目指していきます。

Keywords
離婚 失敗感 手放し 成長 幸せを許す

●もう一回、次の結婚へ。

しかし、長い将来を考えると「やはりこのまま一人で生きていくのは寂しい」と感じる方は少なくありません。

不倫も一過性のもの、仮宿のようなものであればいいけれど、それが続くのもまたしんどくなってきます。
とはいえ、また誰かを信じ、受け入れ、ゼロから結婚生活を始めていくには覚悟がいるんですね。

それくらい前の離婚のダメージは大きいのです。

むしろ、次に行きたいけれど、なかなかそういう相手が現れない、と思った時に離婚のダメージの大きさを知る人もいます。

カウンセリングでは、やはりその離婚のダメージを癒し、結婚に対するポジティブなイメージをもう一度確立するためのアプローチを考えて行きます。

だから、まずはもう一度結婚生活を見つめ直すところから始めて行くのです。

○離婚の際に心に受けた痛みはどれくらい手放せているだろうか?

元パートナー宛に「別れの手紙」というのを改めて書いてもらうことがあります。

以前、ある男性にこの手紙を書いてもらった時に、離婚後5年が経過しているにもかかわらず、まだまだ心の中に未練が残っていることに気付かれました。
自分では大丈夫、と思っていても、意外と「離婚」や「結婚」と向き合うとかつての古傷が疼くこともあるのです。

こうしたお手紙やセラピーを通じてもう一回前のパートナーを手放していくセッションをしていきます。

○前の結婚で何を自分は学び、成長したのだろうか?

つい自己嫌悪に陥ったり、相手を責めてしまいやすくなりますが、その気持ちは横に置いて、結婚・離婚を通じて自分が学んだことや、その後、年数を経て成長した部分などを見つめ直していきます。

・当時はとても子供だったと思う。離婚を通じて一人の大人として少しでも成長できたのではないだろうか。
・相手に依存することが多かった。今後はもっと与えることもちゃんとしていきたい。
・相手の言うことに支配されていた自分がいて、とても弱かった。今度はちゃんと自分の意見を主張すべきところではしていきたい。
・話し合いがきちんとできなかった。分かってくれていると過信していた。これからはお互い考えていることをちゃんとコミュニケーションできる関係でありたい。

そんな風に「反省」→「今後の方針」という風にしてみると前向きになりやすいですね。

しかし、ここで気持ちが凹んでしまう人も少なくありません。
まだまだ離婚のダメージが残っていたり、自分に自信が持てない状態だったりするんですね。
気持ちが落ち込んだら、改めてその気持ちを向き合っていきましょう。

○離婚は「失敗」ではない。

一度失敗したから次は・・・という気分になることは自然の摂理かもしれませんが、でも、離婚を失敗にしてしまうと、私たちは「失敗」を恐れる心理から、結婚にも後ろ向きになります。

「失敗感」ってすごく自分を責めますよね。
だから、離婚を失敗という解釈のまま置いておくのは危険なんです。

そもそも「失敗」というのは一過性の観点から生まれるものです。
もしあなたが次のパートナーと最高の幸せを手に入れることができたとしたら、その離婚は次の結婚への「通過点」であり「必要なこと」であり「成功」と言えるんですよね。

世間や周りはもちろん、自分自身も「失敗」と捉えがちですが、それを「経験」と捉えれば、自分の成長にフォーカスしていくことができます。

○自分を大事にする、ということ。

離婚の経験は失敗感だけでなく、無力感、無価値感、罪悪感等々のひどく自分を責める感情と出会います。
不倫にハマりやすいのも、その罪悪感や無価値感がもたらしている要素が大きいのです。
だから、そういう中で「自分をどれくらい大切にしてあげるのか?」は忘れてはいけない大切な“ルール”です。

とはいえ、傷ついている分だけ、寂しい分だけ、すぐに手に入る恋を求めます(それが不倫になる可能性も高いのですが)。
また、自分を罰していると、やはり自分を傷つける恋を手に入れやすくなります。

自分を愛する、大切にする、そのための目標が「幸せになることを許すこと」なのです。

自分を大切にしてあげるために何か取り組んでいることありますか?
自分を大切にするために今自分が出来ることって何ですか?

あれ?自分を大切にするって何だろう?って思ったら、「自分が嬉しいこと、喜ぶことをしてあげる」と思って下さい。
自分を心地よい気分に誘ってあげることはとても素敵なレッスンですよね。

○幸せになることを許す

「要は幸せになったらいいんですよね!」

そうなんです。
自分が幸せになることを許すのが、この段階での必要なアプローチではないでしょうか。
ある方にこんなセリフを声に出して言ってもらいました。

「私は幸せになってもいい」

意外にもとても強い抵抗が現れました。

「私は幸せな結婚をします」

さらに強い抵抗が彼女に襲い掛かりました。
新しいパートナーに申し訳ない様な気持ち(これは離婚して自分が汚れてしまったような感覚がしているんですね。罪悪感ですね)も出て来たし、「そんなの無理」と言う思いから、「怖い」という気持ちも出てきました。

そういう気持ちを一つずつ手放していくと、自然と「もう幸せになってもいいんだよね」という思いがやってきます。

ある女性は2回の離婚を経て、3回目に幸せを手に入れました。
2回も失敗してるからもう無理と諦め、怖れ、抵抗様々なものがありました。
しかし、その一つ一つを手放していくときに目標は「結婚」ではなく「幸せ」になりました。
そうしていくうちに10歳も年下の男性と出会い、始めは異性という意識もなく仲良くしていたところ、プロポーズされたのです。
自分は子どもだって産めないかもしれないし、歳の差もあるし、と躊躇していましたが、そこまでの流れがあまりに自然だったので、勇気を出して受け入れたのです。
ほどなくして子供を授かり(2回目の結婚で不妊治療をしてもできなかったのに!)、今では幸せな家庭を築いています。

「どうしてうまく行ったのだと思う?」と最後のカウンセリングの時に彼女に聞いてみたら、自然な流れに身を任せたことが結果的に良かったんだと思います、と。
結婚にこだわらず、自分が楽しむこと、嬉しいと思うこと、そして、幸せであることを優先した結果、彼が横にいた、という感覚だそうです。

そうすると過去の2回の結婚生活が大いに生きて来たそうです。

そういうお話を耳にすると、私としても「大丈夫」と自信を持ってクライアントさんに言えるようになりますね。

離婚という通過点を経て、成長し、そして、より自分らしい幸せを手に入れることができるのです。
私はそういう思いをこれからも応援していきたいと思うのです。

(了)

関連する講座へのリンク集

42.愛される価値とは?〜無価値感の心理学〜
107.離婚の心理学3〜傷ついたハートを癒そう〜
109.離婚の心理学4〜離婚は失敗?〜
142.罪悪感の心理学3〜“自分は毒である”という観念〜
164.許しと手放しの心理学
567-3.パートナーから離婚を切り出されたら(3)〜なぜ、離婚問題が生まれたのか?〜

この心理学講座をメールマガジン『まぐまぐ』で購読しませんか? (マガジンID:0000100067) サンプルはこちら
◆購読
◆解除
Powered by
まぐまぐトップページへ

●すぐに役立つ心理学が「耳」で聴けます!>>>心理学講座音声配信サービス きくまる
当社のカウンセラーが各種講座で話したレクチャーの内容を録音。
講座の臨場感そのままに、時には笑え、または、胸がじーんと熱くなり、なるほど!と目からうろこが落ちる話が満載!

ダウンロードサービス きくまる

●カウンセリングを使ってみませんか?(初回無料電話カウンセリング/面談カウンセリング/電話カウンセリング有料コース)

カウンセリング予約センター>>>
   06-6190-5131 (受付時間:12:00-20:30/月曜定休。月曜祝日の場合は翌火曜日)

無料カウンセリングのご案内・・・90名以上のプロカウンセラーとの初回無料電話カウンセリング!
面談カウンセリング、電話カウンセリングセットコースのご案内
カウンセリングルーム(東京/大阪/名古屋/福岡/高崎/前橋)のご案内

●心理学講座をライブで体験!!(心理学ワークショップ)
弊社人気カウンセラーが講師として登場!心理学ワークショップは、東京/大阪/名古屋/福岡で毎月開催中!
心理学ワークショップ

●取材・執筆・講演・研修・企画などのご依頼・ご相談は・・・
TEL:06-6190-5611/ FAX:06-6190-5612 / E-Mail(お問合せフォーム) よりお願いします。
※過去の雑誌・テレビ・ラジオ・講演会などの実績につきましては「会社案内ページ」にて紹介しています。
私達がお役に立てることがございましたら、ぜひ、ご相談下さい!

●リンクフリーですが、記事の無断転載を禁止します。

 

>心理学講座の目次へ戻る<

■ カウンセリングサービス ■
カウンセリング予約センターTEL:06-6190-5131 / 06-6190-5613 :: TEL 06-6190-5611 :: FAX 06-6190-5612
〒153-0041 東京都目黒区駒場4-6-8 : : 〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-23-17-602(郵便物はこちらへ)
電話>月曜定休12:00〜20:30 :: FAX / E-Mail>無休24時間受付  collaborated by 神戸メンタルサービス(資) & カウンセラー養成スクール