やりたいことがわからない

相談者名

はじめまして。
自分のやりたいことがわからず、困っています。
趣味があるにはあるのですが、最近やる気がおきません。
自分が何をすれば喜ぶのか、楽しいのかもわかりません。
来年、趣味で使うパソコンを買おうとしています。
安い買い物ではありません。
なので、本当に必要なのか?買って無駄にならないか心配です。
その趣味も、なかば友人などに流されるようにしてはじめたものです。
2025年かなり没頭してこなしていたら燃え尽き症候群みたいになってしまい、ちっともやる気がおきなくなってしまいました。
興味がだいぶ薄れてしまいました。
この飽きた気持ちに罪悪感(無力感?)もあります。
わたしには向いていなかったのか、才能がないのか、興味と高いテンションを保ち続けなければいけない、新しいことにハマってはいけない、等。
無理に興味を持ち続けることはできません。
いまは趣味の大変なところ、悪いところ(気力体力を要するところなど)ばかり気になります。
不要な思い込みを手放したら自然とやりたいことがでてくるものでしょうか。
どうしたら不要な思い込みを捨てて自然と好きなことやりたいことに没頭できるでしょうか。
アドバイスいただけたら幸いです。
まとまりがなくて申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

カウンセラー
松尾たか

秋さん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
今回、秋さんのご相談を担当させていただく松尾たかと申します。
どうぞよろしくお願いします。

やりたいことがわからない。 そう感じていると気持ちが晴れず、毎日を楽しく過ごす気分ではないかもしれません。
それは辛いですね。
まして、やる気が出ず、喜ぶことも楽しいことも何かがわからない気分に包まれてしまうと、「こんな私はダメだ」と自分を責めているかもしれません。

秋さんの気持ちが少しでも変わるきっかけになればと思い書かせていただきますね。

やりたいことがわからないとは言え、秋さんは趣味をお持ちのようですし、以前は趣味も楽しんでおられたように思います。
でも、やる気が起きなかったり、自分を喜ばすこと、楽しませることが何なのかわからなくなってしまい、さらには自分自身がよくわからなくなって困っていらっしゃるのだと感じます。

今のような気持になる何か出来事やきっかけがあったのでしょうか?

昨今、SNS上では自分の好きなことややりたいことを嬉しそうに、楽しそうにしていらっしゃる投稿を見かけます。
そういう方たちはイキイキとしていて輝いているように見えますよね。
そして、その投稿を見て「いいなあ」と思う人もいらっしゃると思います。

一般論的な話をすれば、そのような華やかな投稿を見て自分の好きなこと、やりたいこととつい比べてしまうことがあるかもしれません。

私の好きなこと、やりたいこととその人のそれと比べると、私のものはちっぽけに感じてしまったりして「こんなんじゃダメだ」なんて思うこともあります。

本来、好きなことややりたいことは、その大・小、有益(有用)・無益(無用)などを考える必要はないのですが、それを比べてしまってもっとみんなに認められたり、人から羨ましがられたりするものであるべき、なんて考えてしまうこともあるかもしれません。

実際にその方が幸せかどうか、毎日が充実しているかどうかは本当はわからないのですが、そのような投稿を見ると、「羨ましい」とか「私もその人みたいになりたい。ならなければ・・・」という思いが湧いてくることも時にはあるでしょう。

そうすると、本来自分がやりたかったことや好きなものではなくなっていくことがあります。

好きで始めたことなのに、つらくなってしまう・・・そんな状態かもしれませんね。

好きで始めた趣味(たとえば楽器や茶道など)なのに、人と比べてしまい自分で優劣をつけ自分が下手だと思うと、好きだったはずなのにだんだん楽しめなくなったり、その場にいるのもつらくなったりすることがあります。

本来、好きなことややりたいことは上手・下手も関係なく「それをしていれば楽しい・嬉しい」心が喜んだりワクワクするものであっていいと私は思うのです。

秋さんはどのように思われるでしょうか?

やりたいこと、好きなことを偶然に見つけたり、人からの勧めやきっかけで見つけることもあります。
勧められてあまり興味はなかったけど、ハマってしまったということもありますよね。

>2025年かなり没頭してこなしていたら燃え尽き症候群みたいになってしまい、ちっともやる気がおきなくなってしまいました。

秋さんはひとつのことに集中するタイプであるようですが、無理に頑張ってしまったのではありませんか?

やりたいことをやっている自分、趣味を楽しんでいる自分。それであろうとして、(あまり好きではないことでも)頑張りすぎてしまう方は実はそれなりにいらっしゃるように思います。

また、何かを始めてもすぐにやめてしまったら・・・と考えて踏み出せないこともあります。そして、その趣味を始めない理由を探していることもあります。

>いまは趣味の大変なところ、悪いところ(気力体力を要するところなど)ばかり気になります。

どれだけ頑張ってこられたのでしょうね。
楽しく趣味をされていた頃はありましたか?

>不要な思い込みを手放したら自然とやりたいことがでてくるものでょうか。

思考ばかりを使っていると、自分の心に触れることが少なくなってしまいます。
身体も緊張が続きガチガチになります。

まずは心身ともにゆったりしてみようと思ってみるといいかもしれません。

そして、ご自身の快(心地よい/好き)・不快(嫌い)や小さな嬉しい・楽しい・ワクワク・ドキドキなとを感じてみようとしてみてはいかがでしょうか?

たとえば、お天気が良くて青空を見て気持ちいいとか、この紅茶が美味しいとか、小さなことからでOKです。
いつもはあまり意識していないことでも、心の中では瞬時に感じているはずです。

ただ、大人である私たちは世間の常識や評判などで判断してしまい、自分が感じたことを押しこめたり、否定したりしていることもあるのです。

そうすると、本当に好きなものややりたいことを選んでいないということがあるかもしれません。

「わからない」ということは私たちに不安な気持ちを起こさせます。
そんな時は、「わからない」でもいいよね、とかわからなくて不安なんだなというようにそのままを受けとめてみてください。

それだけでも秋さんの心はホッとしますし、心身の緊張も少しは和らぐはずです。

肩の力を抜いて、「私は何が好きなのかな、何が楽しいのかな」とボーっとしながら心に軽くきいてみる時間をとってみるのもいいかもしれません。

1人では大変そうと思われるなら、カンセリングも利用してみてくださいね。

秋さんが好きなことを楽しく続けていかれるよう願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。