カウンセラーからのご挨拶
人間の悩みの多くは「対人関係」によるものなのだそうです。
恋愛、夫婦、親きょうだい、義理の親、嫁姑、ご近所、ともだちづきあい、上司や部下など、また、昨今はネット上の交流もよく見ますが、「対人関係」を持ちにくいことも含め、確かに私たちはさまざまな「対人関係」で悩むことが多そうですね。
誰かとの関係で傷つくことは、確かにあります。関係性を断ち深く関わらないことで、ほっとできることもあるでしょう。
一方で、関わりを持たないか浅くして生きていると、退屈になるのもまた人間のようです。あれだけ傷ついたのに、どこかまた誰かを求めている私がいる、と。
そんなときは、もう一度「対人関係」に戻ってもいいのかもしれません。「対人関係の中で得た傷は、対人関係の中で癒す」の言葉どおり、過去にうまく行かなくても、成長した自分で関わるなら、以前の傷を癒し、記憶や感覚も上書きされるような、温かく素晴らしい絆になることはとても多いのです。
以前の失敗は、あなたにとってはちょっと苦手分野なのでしょう。よかったら今度は、カウンセラーの援助を求めませんか。自転車のように、補助輪を外して一人で乗れるようになるまでを支えます。
ご自身でも気づきにくい感情や感覚に焦点を合わせて、お話を伺うことが多いです。それらは「どうありたいか」についての、無意識なナビシステムでもあるからです。
たとえば、なぜ関係がうまくいかないのか。
自分が優しくないからだ、とか、相手の性格が悪いからだ、とか、判断したくなるのが普通です。でも、心理学を通して見ると、私たちが考える一般的な理由とは別のところに原因があることも多いようです。
人間は、思ったよりも感情や感覚を優先して生きていますが、普段は意識に紐づいていることはまずありません。しかし「何を感じているか」に焦点を当てると、葛藤や怖れがよくみつかります。
これらを溶かしたり、中和したり、代わりに「愛」を感じたりしてこころに触れると、関係がうまく行き始めることがよくあるのです。
恋愛関係、夫婦関係、親子関係を中心に、対人関係全般のお悩みをよく伺いますが、同時に「私はこの世に居ていい」「私は善い存在だ」「私には居場所がある」「私には帰るところがある」といった、全体的自尊心を育むカウンセリングになることも多いです。
ご自身の「こころの力」が、よりよく発揮できるような状態を目指しています。
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