2008年12月24日

幸せを引き寄せる方法~その2~

今回は、前回の「幸せを引き寄せる方法」のつづきをお届けします。
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4.感じ方がついついネガティブになる原因
では、多くの人が問題となるようなネガティブな感じ方のクセはどうやって身
についていくのでしょうか?
色々なケースがありますが、今回は親子関係に着目してみます。
我々は、子供の頃、親が大好きです。
子供の頃、生きている目的は、いかに親に愛してもらうか、という事になりま
す。

赤ん坊の頃、我々は親に面倒を見てもらいます。
「おぎゃ~」と泣けば、すぐに飛んできて、ゴハンを食べさせてくれたり、オ
ムツを替えてくれたりします。
子供には何もできないから、仕方ないですね。
しかしやがて成長していくと躾がはじまりますね。
昨日まで母親がゴハンを食べさせていてくれたのに、
「はい、一人で食べてごらん」
と言われます。
子供の立場からすれば、「あれっ?」って感じになりますね。
「昨日まで、僕にゴハン食べさせてくれたのに、今日は自分で食べるんでちゅ
か?お母さん、僕の事嫌いになったでちゅか?」
と思い悲しくなったりします。
あるいは、妹や弟ができるとお母さんがそっちばかりにつきっきりになってし
まいます。
親の立場からすると当然ですね。赤ちゃんの面倒を見ないと赤ちゃんは生きて
いけない訳ですから。
でもここで兄や姉が感じるのは、「お母さんやお父さんを取られた」という感
じですね。
自分は愛されなくなってしまった、という感覚です。
そうすると、子供は愛を取り戻そうと様々な事をします。
「お父さん、はい新聞」
と新聞を取りに行ってお父さんに渡したり、親の肩たたきをしたり、とにかく
あの手この手で親から褒めてもらおう、そして愛してもらおうとします。
親の愛を獲得するために、とにかく頑張るのですね。
あるいは、全く逆の行動を取る子供もいますね。
例えば、台所。お母さんが忙しくて自分の事を構ってくれないと、注目を浴び
ようとして何かイタズラをしたりします。例えば、お母さんのスカートを引っ
張ってみるとか、お皿を落としてみるとか。
子供からすれば、お母さんから愛して欲しい、お母さんに注目して欲しい、た
だそれだけの事なのですけれども、
「もう、この忙しいのに!」
なんて結果的に怒られる。
子供としては、確かに注目はしてもらえたわけです。この点は成功といえるで
しょう。でも、愛はもらえなくて怒りをもらってしまうのですね。
子供からすれば「あれ?」って感じですね。「僕って駄目な子だ」なんて責め
たりします。

逆にお兄さんやお姉さんがいる子供。
お兄さんと3つも離れていれば、自分が3歳の時にはお兄さんは6歳ですから、
この時の年齢差ってとっても大きいですね。
6歳のお兄さんは色々できるけど、3歳の僕にはお兄さんのように色々な事が
出来ない。本当は当たり前の事、仕方ない事なのですね。
でも、3歳の僕から見れば、自分は出来ていないと思ってしまいます。
お兄さんのようにならなければ、僕は愛されない、駄目なのだ、なんて思って
しまいます。
そこで頑張ってみるのですが、思うようにはいかない。
自分は駄目なんだ、愛される資格がないのだ、と勝手に思いこんでしまうので
すね。

いずれにしても、心のどこかで親に愛されたいと思い、しかし愛されていない
という事で自分を責めてしまいます。
どこかで達成されなかった「愛される」という欲求や「愛されるにふさわしい」
という感覚が満足されずに残ってしまいます。
もちろん、多くの場合、勘違いです。
自分が勝手にそう思いこんだだけなのです。

そうすると、「愛されたい」とか「愛されるにふさわしい自分になりたい」な
どという欲求が心の中に残ります。
この欲求を心理学では「ニーズ」と言います。
これが、実は自分で自分の体内に打ち込んだ銃弾になります。
そんな存在でない自分を心のどこかで感じている、責めているのですね。

そんな事、記憶にないなぁと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そうですね、その頃の記憶というのは殆ど心の奥深くに仕舞われていたりしま
す。
だから、今は思い当たらないのかも知れません。
あるいは、どこかで解消されたのかもしれませんね。
でも、感じ方がついついネガティブになるとしたら、先ほどもお話しましたよ
うにそれはクセですから、どこかでそのクセがついたはずですね。
クセは何度も何度も同じ問題を引き起こします。
だから、
「私は20の時につきあっていた彼、あいつにこのクセをつけられたんだわ」
と思ったとしても、その前にそのクセが既にあったのかもしれません。そのク
セのルーツを辿っていくと、案外忘れかけていた子供の頃の記憶に辿り着いた
りします。

5.幸せを引き寄せる方法
さて、ここまで、
「幸せは感じるものであり、感じ方は心のクセで、ネガティブに感じてしまう
クセは、自分を心のどこかで責めているところから生まれてくる」
というお話をしました。
そうすると、「幸せを感じるには、自分を責めている気持ちを手放せばよい」
という事になりますね。
そこで、最初の方にお話しした、決めるという事が再び重要になってきます。
先ほど話しましたように、人間は、こうする、こうしたいと決めない事には自
分自身が動かないのです。

実は、我々が持っている一番大きな力というのは、何かを選ぶ力「選択の力」
なのです。決める事ができる力なのです。
我々は、日常生活の中で、無意識的に多くの事を決めています。
例えば、朝ご飯をいつ、誰と、どこで、どんなメニューで食べるのか。
いちいち考えてはいませんが、決めている事ってとっても多いのですね。
だから、無意識的にどんどん流していく。
そうするとついつい今までのパターンに流されてしまいます。
朝食を例に取ると、同じパターンで朝食を食べてしまいます。
先ほどの博多弁の話ではないですが、標準語をしゃべろうと決めて意識しない
と、ついつい博多弁になりますね。
意識していても、博多弁が出て「しまった!」と思うかも知れませんが、意識
していくうちにだんだん標準語で話せるようになります。
そう、失敗にくじけず、諦めない事が大切なのですね。
その為に、決めるのです。
その為に、大いなる「選択の力」を使うのです。

では、具体的にどのように自分を責めている部分を手放していくか、ですが、
先ずは、自分は自分のどんな部分を責めているのだろう?と考えてみてくださ
い。
その良いチャンスは、自分が人に対して、あるいは状況に対してネガティブな
感情を感じたときです。
「どうして私はこう感じるのだろう?」
と感じてみてください。それは、あなたの深層心理への入り口になります。
そして、どんどんと奥に入っていってください。
同じ感情が繰り返し出てくるかも知れません。
でも、諦めないでください。一見何も進んでないように感じるかも知れませんが、
確実に進んでいるのです。
全く何も感じない事があるかも知れません。
そんな時は何も感じない事を感じてください。
それは、心の抵抗なのです。
その何も感じない事を感じきってしまうと、また次の感情の層が現れます。
そう、感情はミルフィーユのように幾重にも、幾重にも積み重なっているので
すね。

そして、各々の層で自己攻撃を感じたら、
「私はこの自己攻撃は要りません」
と声に出して言ってみてください。声に出して言うのがミソですよ。
ただそれだけで結構です。

また、その自分を責める気持ちの元、原体験に辿り着いたとしたら、先ずは、
自分の心の中にその頃の自分がいたとして、その子の言い分に耳を傾けてあげ
てください。
そこでどうして欲しかったのか、何が必要だったのか、聞いてみてあげてくだ
さい。

今の自分から見れば、それは子供の私の誤解だったのかも知れません。
親を神様のように絶対的な人と見ないで、親も自分と同じ人間であるとして見
たら、あなたがそう感じるような状況を作り出してしまった事は、親にとって
仕方がなかったのかも知れません。

そして、自分を責める気持ちが無くなってくると、幸せを感じる力が大きくな
ってきます。色々な事がポジティブに受け取れるようになります。
つまり、幸せを引き寄せられるのですね。
そうすると、更にもっと良い事があります。

皆さんは、深刻そうな顔をしている人と、幸せそうな顔をしている人と、どち
らに近づきたいですか?
多くの人は、幸せそうな顔をしている人に近づきたいと思いますね。
そうすると、どんどん色々な人が勝手に近づいてきます。
幸せさんは光り輝いていますから、蝶ばかりではなく、中には蛾のような人も
いるかもしれませんね。
でも、そこは「選択の力」で、無理しないで蝶さんだけとお友達になればいい
のです。
幸せそうな人は、また、幸せを運んできてくれます。
自分が考えもしなかったような幸せも運んできてくれたりします。

そう、感じ方を変えるぞと先ずは決めるだけで、ただそれだけで、本当に多く
の幸せが、引き寄せられてくるのですね。

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