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2005年2月28日

●長男の嫁 〜罪悪感でなく感謝を伝える〜

皆さんはどんなイメージがあるのでしょうか。
私は一度離婚を経験していますので、今の主人で長男の嫁は二度目の経験者で現在進行中なわけですが、昔はこの「長男の嫁」ということがとても嫌でした。

「絶対長男のお嫁さんにはならない!!」

そんなふうに思っていたんです。結婚してなかった時代にね。なぜなんでしょう。それは自分で勝手に作ってイメージしていた部分が多くあるんですよね。

母は長男である父と結婚しました。亭主関白の父。結婚して二人の時間もほとんどとらない間に、父の両親と同居。父、母、祖父母、姉、私、妹の7人の大家族でした。
祖父母、父、私たちと食べ物の種類がいつも違うので、母は朝から晩まで食事に追われていたことを覚えています。
時代が違うのもあるかもしれません。全て手作りでしたからね。だけど、

「長男の嫁」=苦労する。

これが私の大きなイメージでした。
親戚にも気を遣い過ぎていたほどの母親。見てて痛痛しくて、私たちは3人の女姉妹であるにも関わらず、ほとんど親族には近寄ることはなく、母が一人であくせくしていたと思います。
あの時代に帰れたらもっともっと手伝いたかったなあと、今では後悔することばかりですけれどね。

結婚自体にいいイメージはなかったですが、長男さんのお嫁さんは一生相手の家族にしばられるとばかり思っていました。
だけど、長男でない人・・・と思いながら恋愛はしませんので、一度目の結婚のとき、彼は長男さんでした。
彼のお母さんはこころから私を歓迎してくれました。今はそう思えます。
だけどあのときの私は猜疑心いっぱいで、

「彼のお母さんに嫌われたらおしまいだ。」
「彼のお母さんの言うことは何でも従わなきゃ・・・。」
「彼のお母さんには愚痴ってはならない。」

そんなことを徹底していたと思います。だから彼の実家に行くことがとてもしんどくて嫌だったんです。
それに始めての子供で男の子だったから、とても家族に可愛がられていた分、結構彼は実家では自由きままだったんですよね。それがうらやましくもあったと思います。

だけど離婚に至ってしまって、そのとき彼のお母さんにも散々責められてしまいました。
今考えると、お母さんだって、自分の息子が不幸になると思ったら、そりゃあ私のことをなじらずにはいられないだろうし、子供を思うからゆえ、当然のことだろうと思えますが、あの時は

「結局、お母さんは私を嫌いだったんじゃん!!」

と、私の怒りが大爆発だったんです。だから元夫のことも理解せず、彼の母親の気持ちも考えずそのまま離婚してしまいました。

それから3年ほどで今の主人と出会い再婚することができました。
彼も初めての子供で長男さんです。
あの頃はカウンセリングも何も、心理学にすら全く興味はないし、何の学びもないまま主人と出会ってますから、

「げーーー。また長男だ・・・。最悪・・・。」

それはとても強く感じましたね。
自分が上手に対応できないことのいいわけとして、その彼が長男であることを使っていたんです。

「またお母さんに気遣うことを私はするんだ・・・。またしんどい思いをするんだ・・・。しかも今度は私はバツイチというおまけもついているし、好かれる訳がない・・・。」

その気持ちを持ったまま近寄っていたんです。それは私の誤解だったということは、私自身がいろいろ学ばせていただいたおかげでほとんどなくなりましたけどね。

そこで。
今年のお正月に、主人の前で私は号泣したんです。
その理由は、
「女は損してる!」という、昔私が持っていた、「長男の嫁は苦労する」という傷が出てきたためでした。

私が主人の実家に帰ると、実家では犬を飼っているために、朝早くの散歩が日課とされていて、日頃一人でそれをやっている一人暮らしのお母さんを楽にさせてあげたい気持ちもあり、私は無理してでも朝必死になって(低血圧で辛いというのがいいわけです・・・はい・・。)起きちゃうんですよね。だけど私も無理してるから、いらいらしてる分、主人に当たってしまうこともあるんですよね。主人は私が極度の低血圧だと知っているので、無理をしてるのが分かって、それでいらいらしてるというのもばればれなので、そんな私を怒るんですよ。

「なんでそんなに俺のかーちゃんに気を遣うわけ!? ええやん、好きで犬飼ってんねんから!」

だけど私の言い分はこれです。
「女性が結婚して、久しぶりに実家に帰ったら、両家ともに手伝ってあげたいと思うし、たまにだから何とかしたいとは思うの。だけど「女は損だっ!」っても同時に思ってる。だってあなたは長男でしょう? 長男さんはどこへ行っても大切にされてると思う。私の父も、前の夫も、あなたもそう。姉の旦那さんもそう。親が
「お兄ちゃんのは、大きい方あげてね。」
「お兄ちゃんは遠くから来て疲れてるから、そのまま寝かせてあげてね。」
「お兄ちゃんは忙しいから無理しないでね。」
そんなことをどこでもいっぱい聞いちゃう。だけどお嫁さんは言われないの。例え長女だとしてもね。どっちの実家でも動かざるをえない。それを横目に一人テレビで笑ってるあなたを見ると、正直すごく辛い。私がひとりであくせくしてるのは分かってるけど、長男の嫁っていう役割を大きく抱えている私の気持ちを分かってくれてるんだろうかって思うから・・・。」

これが大爆発しちゃいました。私は自分の傷を彼にいっぱい出して巻き込んでしまったんです。

彼も気を遣ってくれてるんですよ。私の実家では。だけど私自身が、昔の自分の傷をいっぱい見てるので、それが理解してあげられないんです。だから
「私ばかりがしんどい思いをしてる!」
そう感じてしまいます。

私は大阪。彼の母親は名古屋。そして弟さんは近所に住んでいて、奥さんがすごくいろいろしてくれています。私からすると、長男さんのお嫁さんなのに、弟さん夫婦に押し付けている気持ちがすごく強いのね。彼女には1歳満たない子供がいるし、それを抱えながらも、まめにお母さんの様子を見に行っています。なのに私は何も出来ていない。そうやって自分を責めることもとても多かったんです。だけど、ごめんなさい、申し訳ないといった罪悪感は、溜まりすぎると怒りになります。気分が悪くなるし、そこに近寄ることに抵抗が出てきます。せっかくいろいろしてくれている弟さん夫婦に距離を置くなんて失礼ですよね。
だから今はとても感謝を伝えています。実際とても感謝したいとも思います。
私たちが出来ないことをいっぱいしてくれているわけだから、いっぱいいっぱいの感謝を伝えたいんです。
メールでも、実際に会ってでも、弟さん夫婦には会うたびに「ありがとう」がいっぱい増えるほどですし、ごめんなさいも多少ありますが、それを抱えたままでも、感謝を見ていきたいと思います。

私は何も出来ていない長男の嫁かもしれません。
傍目から見ると、怠惰でいい加減で、自分勝手な長男の嫁かもしれません。
だけど、出来るときに出来ることを自分の出来る範囲でやって、出来ないときにしてもらう分には、自分の罪悪感を見るのではなく、いっぱいの感謝を伝えて行きたい。そう思っています。

小川 のりこのプロフィールへ>>>

投稿者 csadmin : 12:43

2005年2月26日

◇『人間ドックを受けて感じたこと。』

1月の中頃に、クリスマスに受けた人間ドックの結果が返ってきました。
「異常なし」
という文字が羅列する中で、消化器官の結果の解説欄には、
「胃部X線検査で異常を認めます。紹介状を見せて精密検査を受け
てください。胃上部。後壁。隆起様陰影。」
と書かれてありました。

私はもともととても胃が弱く、胃下垂気味で、胃酸も多く、胃もたれや
消化不良は日常的に起こってしまいます。それに加えて子供の頃から
気が弱く、ちょっとしたことでも大きくとらえてしまったり、過剰に心配し
てしまう傾向もあるので、ストレスも抱えやすいんですよね。だから今まで
にも「胃炎」は何度か経験あるんです。だけど全く症状がないときに検査
して引っかかったものだから、とても怖くなってしまいました。
日常的に起こっていたことだから、少しの胃もたれ、消化不良、胃痛
は結構ほったらかしにしてることもあるんです。

要するに・・・。心当たりが充分あるんですよね。私なりには・・・。

見たとたんに一気に冷や汗がでちゃいました。
すぐに近くの大きなお医者さんへ行き、紹介状を見せました。
先生は多分ポリープと思うけど、検査しないとはっきりしたことは分から
ないからと、胃カメラを飲むことになりました。

急激に大きくならないからと、半月程待つことになりましたが、その間
私は本当にいろいろ考えてしまったんです。
もともと気が弱いですから・・・。
外から見ると結構こっけいかもしれませんね。
私一人が、「ガン細胞が見つかったらどうしよう・・・。」
ととてもおろおろして不安でたまらなかったものですからね。

まず始めに考えたのが主人と家族のこと。
家族は今とても母、姉妹、共に大きな心配ごとを抱えていて、それ
に対して私はどれだけ協力出来ているんだろうか。。どれだけ役にた
てているのだろうかと考えてしまいました。普段は自分の周りのことが
精一杯で、だけどそれを理由に私はいろんな面倒なことを避けてい
るんじゃないか・・・。
この頃母の足が急激に悪くなり手術することになったんです。これも
私は自分の家が実家から遠いのを理由に姉妹に任せっきりにして
何もしていないような気にもなりました。

次に主人のこと。
主人は本当に優しい人なので、こんなときは特にいろいろ気を使っ
てくれます。どうしてこの人を更に心配させるようなことに私はなって
しまったのか考えてしまいました。

それから友人のこと。仲間のこと。仕事のこと。
ようやく大事にしたい友人、仲間、仕事が見つかって、それ
ぞれとても愛おしく思うのに、病気になって入院なんてなったら私は
全てを失ってしまうような気になってしまいました。

結果。
粘膜下腫瘍。多分良性・・といういい加減な結果でした。
細胞の検査をするため腫瘍を採取したけれど細胞までは
取れなかったみたいです。1年毎の検査だけが必要と言われまし
た。とにかく悪性という可能性はほとんどないということで安心は
しましたが、今回のことで私はとても大きなことを学んだんですね。

ひとつは自分の健康のこと。
普段から自分でも消化器官が悪いと分かっていながらなかなか
きちんとした検査に行かないことを反省しました。

そして家族。
こういう心配を抱えると、それでなくとも関わりの少ない状態だか
ら、余計にとても反省することばかり。加えて心配をかけてしまう。
実際に入院中の母からも何度かメールをもらって嬉しいやら情け
ないやらでたまらなかったですね。友人からも励ましのメールを
もらい、この私のなんてことのない症状かもしれないのに、気にか
けてくれる友人たちに対しても、愛しくてたまらなくもなりました。

心配症で、気が弱い私なので、こんなことばかり考えて、不安
で、眠れないこともありました。
良性の腫瘍と聞いたときは、本当に胸をなでおろしました。
ようやく重い荷物を下ろせたような気分でした。

健康だけは本当に何ものにも代えられません。
だから何より五体満足で多少の障害があったとしても
(急激な成長による脊柱即腕症の持病がありますが。。。)
それでも日々主人や家族や大切な友人たちと生きていけるのだ
から、これほどありがたく幸せなことはないんだと、とても強く感じ
ました。
今はこの腫瘍騒ぎがある前よりも、自分の身体を愛おしく思い
ます。出来ることならばおばあちゃんになるまで私自身をしっかり
支えてくれる身体であって欲しいと願っていますし、私もこれまで
以上に自分の身体に優しくありたいと今は思っています。。


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投稿者 csadmin : 12:03

2005年2月21日

●『自分取り扱い説明書』

こんにちわ、成井です。

「私、人見知りなんですよね〜・・・」と言うと、必ず「え〜!」と言
われます。
「私、寂しがりなんですよね〜・・・」と言うと、「またまた〜!」と
言われます。
「私、自分に自信がないんですよね・・・」と言うと「冗談ばっかり!」
と言われます。
どうやら、自分が知っている自分自身と、周りの人が把握している自分
自身とは少し違いがあるようです。

カウンセリングをしていてもよくこんな話を聞きます。
「あの人は全然私のこと分かってくれていないんです!」
「私がこんなに相手のことを思っているのにそれが通じないんです!」
「私がこうして欲しい!って思っていることと全く違う扱いをされるん
です!」
”あの人”の対象は、恋人だったり、家族だったり、友達だったり、職
場の同僚だったり、上司だったりと様々ですが、感じているやりきれな
い気持ちは同じようです。

そしてそんなときに私はよくこんな質問をします。
「もしかして、その相手は貴方が本当はどんな人なのか?を知らないの
ではありませんか?」と。

私自身の場合で言えば、まさか人は私が恥ずかしがりで、寂しがりで、
自分に自信が無くて・・・ヘタレでイチビリで、プライドが高くて、実
は人が怖くて(どんどん出てきますね(^_^;))なんて事を知らないので
はないか?
もしかしたら私のことを、自分に自信があって、1人でも生きていけて、
1人でも色んな事を楽しめる人だ。なんて思っていて、私が本当はいっぱ
い人にかまって欲しい事や、愛してもらいたい事を知らなかったとした
ら?
これはとてももったいないことです。
だって、本当に欲しいものが相手に伝わっていない訳ですから。
サンタさんですら、欲しいプレセントが分からないと、何をプレゼント
したらいいのか分からなくて困ってしまいます。

例えば、ちょっと想像してみてくださいね。
あなたにとても大好きな友達の成井がいると思ってください。
成井はプリンがとても大好きです。
成井の家に遊びに行くことになりました。
その時のお土産をどうしますか?

相手の「好きな食べ物」を知っていたとしたら、あなたは
「知ってるけど、でもここは成井への嫌がらせのために絶対成井の好き
なプリンだけは持って行かない!」
と思うでしょうか?

・・・思いませんよね?

好きな食べ物を知っていたとしたら、「あぁ。これ好きだったな〜。」
って与えてあげると思います。

逆に「嫌いな食べ物」、それも食べ物アレルギー級の「これだけはどう
しても受け付けないもの」を知ってたとしたらどうでしょうか?
「ふふふ。持って行って成井を困らせてやろう!」
と思いますか?

・・・やっぱり思いませんよね?
よっぽど成井に恨みを持っている時くらいでしょう(笑)

好きなものを知っていれば、それを与えてあげたいし、嫌いなものを知
っていたならそれを避けてあげることでしょう。
それは私たちが誰でも、とても自然にする思いやりや愛情の姿です。

でも実はこれは食べ物だけの話ではありません。
私たちが「して欲しいと望むこと」も同じなんです。
「あなたがどうされると喜ぶのか?」
「どんな時に嬉しいのか?」
「どんな時に楽しいのか?」
をもし周りの人たちが知っていたとしたら、周りの人たちはそれを与え
てくれるでしょう。
逆に
「あなたがどう扱われると悲しくて・・・」とか、
「寂しくて・・・」
というのをもし周りの人たちが知っていたとしたら、それは出来るだけ
避けてくれるかもしれません。

今、もしあなたの欲しいものがあまり入ってきていないように感じれた
としたら、それは周りの人たちがあなたのことを

『どうやって愛せばいいのか分からない』

と感じているのかもしれません。
相手も良かれと思ってしているんだけれども、まるで手探りであなたを
愛しているような感じです。
それは、何も言わずに背中を掻いて貰うのと似ていますね。
時にはあなたが「痒いな・・・」と思っているポイントを上手に書いて
くれる場合もあるかもしれません。
でもほとんどは「もうちょっと上なんだけどな・・・」と少し違うポイ
ントだったり、「全然違う〜!」と感じるような事ばかりでしょう。
その中であなたも不満が溜まったり、相手も「こんなによくしているの
に・・・」と不満が出てくるかもしれません。
残念ながら、私達人間はまだよくあるSFもののように、テレパシーだけ
で会話が出来る。というような才能はありません。
だからこそ、コミュニケーションが重要です。

『自分を愛させやすくする』為にも、まず最初のステップとして、
”自分取扱説明書”
を作ってみるといいかもしれませんね。

成井 裕美 のプロフィールへ>>>

投稿者 csadmin : 12:00

2005年2月14日

●バレンタインの思い出

ちょうどバレンタインの季節ですね。

先月あたりからバレンタインの準備やチョコレートの配置替えなど、いろんな
お店で目にしました。
年々デザインもきれいになってますよね〜。
チョコの種類も増えました。
チョコといえば、私はベルギーの「ギャレイ」という、つづりを忘れてしまっ
たのですが、そこのチョコが好きですね。
この時期しか日本ではお目見えすることのないメーカーですけどね。

聞いた話なんですが、バレンタインで女性から男性に贈り物をするのって、日
本だけだそうですね。
これも聞いた話なんですが、とある国では、バレンタインは男性が女性に花束
を贈る日なんだそうです。
きっと、お菓子会社が仕組んだことなんでしょうね。
2月3日の恵方巻きも、関西では昔からありましたが、もとは海苔業者が始め
たことだそうですしね。

ま、それも楽しんでしまえばどうでもいいんでしょうけどね。

今年は「ともチョコ」っていうのがあるらしいですね。
私も最近聞いたのですが、「本命チョコ」「義理チョコ」は皆さんもご存知だ
と思いますが、友人にあげるチョコのことを「ともチョコ」と言うんだそうで
す。
バレンタインも年を重ねるごとに少しずつ変わってきているんですね。

さて、私にはバレンタインに関して、強烈な思い出があります。
それは小学校5年のことでした。

当時の学校では(今でもそうかもしれませんが)お菓子を学校に持ってきては
いけないという校則があったんです。
毎年のようにバレンタインの時期になると、チョコレートをあげたい女子が先
生の目をかいくぐってチョコをあこがれの男子にあげてましたね。
そしてこの年も、女子達がチョコを持ってきて男子達に渡していたのですが、
その中の男子の一人が教室ででチョコを食べちゃったんです。
それだけならまだいいんですが、なんと包み紙をそのまま教室に捨ててたんで
す。

先生がこれを見つけてしまったから大変です。
5時間目の授業が急きょホームルームの時間になり、全員先生から懇々と説教
を受けました。

そして、先生が生徒達にこういったんです。
「チョコを持ってきたりもらったりした人は立ちなさい!」
先生的には、全員立つか立ってもクラスの半分くらいだろうと思ったのかもし
れませんね。
おそらく他意はなかったんだと思います。

ところが、いざ生徒達が起立してみると、なんと私以外全員立ってたんです
よ!

さすがにこれは先生も私も、そしてクラスメイトも驚いてましたね。
その後、先生が私に聞くんです。
「中原君、チョコ、もらってないんだね。」
「はい。」
私は自信を持って言いました。
何せ私は、小学校6年間一度もチョコをもらったことがないから、もしもらっ
てたら飛び上がるくらい喜んだはずです。
私にとってバレンタインは「お菓子会社の陰謀や!」と叫びたかったくらいで
すから。
そしたら先生がまた聞くんです。
「本当に、チョコ、もらってないんだね。」
私はさらに自身をもって(持っていいのかどうかわかりませんが)うなずきま
した。

そのあと、教室に流れるきまず〜〜い雰囲気。
見つめあう先生と私。
クラスメイトの熱い視線。

結局その気まずさがホームルーム終了の決め手になったのです。

が!

私はなんか納得いきません。
それは、チョコがもらえなかったことではありません!
クラスでたった一人だったことでもありません!
こんなネタにできるおいしいことがあったわけですから、それはいいんです。

それ以上に、あの時の先生のあわれむような表情!
持ってきてはいけないという割に、もらってない私を見るさみしそうな顔!

今でも忘れませんよ〜。

だからといって怒っているわけではありません。
私にとってはすべて楽しむためのネタですからね。
でも、こんなことがあっても笑いのネタにできるくらい楽しんでしまえば、過
去のつらいこととの多くは、今笑い飛ばせてしまうかもしれませんね。

深刻になるより、その深刻さを笑い飛ばしてみる。
一度、自分の笑える過去を探してみるのもいいかもしれませんよ。

ちなみに、今は毎年妻がホットチョコレートかココアを入れてくれます。

投稿者 csadmin : 12:00

2005年2月12日

◇「ひとり暮らし」   

この歳にして、やっと親から独立しました。
親には、高校卒業したら家を出るのが当然だと言われ続けて、10年余り。。。
それにもめげず、面の皮厚く、親のスネをかじれるだけかじっていました。

自慢じゃないですが、蛍光灯の取り替え方を知りませんでしたし、それどころ
か照明自体どうやって取り付けるのか知りませんでした。
トイレットペーパーは家にいつでもあるものだと信じて疑いませんでしたし、
同様にビールはいつでも冷蔵庫に入っているものだと。

そりゃ、1週間ぐらい母が家を空けているときは、料理や掃除ぐらいの家事は、
困らないぐらいにやっていましたが、それ以外、光熱費なんて考えた事無かっ
たし、何も知りませんでした。

しか〜し、ひとり暮らし歴10年の、4歳の頃からの親友の部屋に遊びに行った
時、ズッシーンと思い知らされました。

「私、何も出来ないやん・・・」

てきぱき私をもてなしてくれる彼女が、親の有りがたさと、「ひとり暮らしと
は?」を切々と語ってくれたのです。
自分の無知さに恥ずかしくなり、「これではいかん!!!」と、一念発起。

11月の末にひとり暮らしをすると決め、物件探しでは胃が痛くなり、それにも
めげず、晴れて1月11日というゾロ目に引越しをしました。

けれど、、、

寂しいのです。
かなり強烈に寂しいのです。
引越ししてまだ、一月もたたないというのに。

現状、テレビも無く、PCも無く、音の出るものといえば職場より拝借してき
た、「壊れかけのラヂオ」でなく、壊れかけのMDデッキ。

どれくらい使ったら、どのくらいの電気代がくるのか、全くもって見当つかな
いので、明かりもケチって蛍光灯は2本点けられません。
ましてや、エアコンなんて恐くて恐くて。。。

今の私の趣味は、ベランダに出て隣近所のマンションの明かりのついた部屋を
見つけること。。。

「あ、あそこ電気ついてる〜」

ひとり、ベランダで呟いています。

「いろんな人に電話したらいいやん」と、友達は私に言いました。
そんな事が出来ていたら、寒いベランダに出る前に、しています。出来ないか
ら、寂しいのじゃ。

なぜ出来ないのか?

恥ずかしいから。

あほみたいな理由ですが、真剣です。

質問です。
みなさん、「寂しいから電話した」って言えますか?

カウンセラーとして言うなら、「そう言われて、電話もらった人は、嬉しいよ」
と、アドバイスするでしょう。
それは、きっと間違いではないです。私が電話をもらう立場ならそうでしょう。

しかし、しかし、きの個人として、電話をかける側に立ったとしたら・・・

恥ずかしいです。恥ずかしすぎます。

さらに、質問です。
「寂しいから電話した」の後、何を話せばいいのでしょう?
私は、ネタ帳に何も入っていないつまらない女です。
話題が無さ過ぎて恥ずかしいです。

よく、恥ずかしさを乗り越えて、自分の感情を伝えるレクチャーをしますし、
受けます。
いま、それが身にしみて、胃が痛いです。。。

でもいま、これを書いている私は、かなり恥ずかしさと戦い、乗り越えようと
していないでしょうか?

さらにもっと恥ずかしいことを言います!!!

むかつくこと満載あっても、家族はいるだけで安心なのですね。。。
おとうちゃん、おかあちゃん、ありがとう。

きの かずよ のプロフィールへ>>>

投稿者 csadmin : 12:05

2005年2月 7日

●春はもうすぐ 

節分が終わり、こよみの上では春ですけど、まだまだ寒いですね。海外の国の
中には、今、お正月を迎える国もあります。日本も昔はそうでした。江戸時代
までは太陰暦(旧暦)と呼ばれるカレンダーで、今の立春にあたる2月4日が
1月1日でした。

春は1・2・3月、夏は4・5・6月、秋は7・8・9月、冬は10・11・
12月と言うふうに。明治になると太陽暦(今のカレンダー)を使う国とのお
付き合いが増えたので、この時期が2月になりました。ちなみに、次の季語は
春・夏・秋・冬のうち、いつでしょう?

もちつき・書きぞめ・凧揚げ・羽子板、、、。実は、春なんです。年賀状に「
初春」「新春」と書くのは、もしかすると昔のカレンダー・太陰暦の習慣が今
に伝わり、残ってるからなのかもしれませんね。

夜、床につく前、凍てつくような寒さの中で、風が空を切るような音を聞くと
、まるでこの凍りつくような季節がいつまでも続くような不安を感じそうにな
ります。

子供の時から、四季が巡りうつろい、冬のあとは春が来るとわかっていても、
シンシンと忍びよる底冷えの中、背中を丸めたり、肩をすぼめたりして過ごす
この季節。

僕達の日々の暮らしの中の出来事も、この巡りうつろう四季にたとえられるこ
とはないでしょうか?

学生生活を始められたり、就職されて社会人になられたり、ご結婚されたり、
何か新しいことを始めたりする時期。それは、まるでポカポカと陽気が街を包
み、うららかな陽射しの中に、おだやかなあたたかさを感じる、、、。まるで
心はずむ、春のように。

ところが、例えば、もう一生連れ添うパートナーが見つからないかもしれない
いろんなことにチャレンジしてきたのに、何もかも行き詰まって、どうにもな
らない八方塞りのような時があるとすれば、あたかも厳しい寒さが続く、冬の
ように感じられませんか?

でも、春が来る前こそ、寒いとしたらどう思われますか?季節の移り変わりや
変動は、時間がたてば目に見えるようにわかりますよね。冬から春へのシーズ
ンチェンジは、しばらく暖かい日が続いて、ある時、急に季節が逆戻りしたよ
うな寒い日がやってきます。雪がふるかもしれません。(冬のなごりをおしむ
雪で「なごり雪」とも呼ばれます。)

なごり雪がふったあとは、また暖かい日にもどります。

さて、日常生活で何もかも上手くいかない状況をこえようとする時、それは、
これまでの自分にとってベストなやり方を手放して、新しいベストなやり方を
見つけて実践していく時です。

例えば、連れ添うパートナーを探そうとする時、僕(私)をわかってくれる人
が、たった一人だけでいい、そんな人がいてくれたらいいや、って思う人がい
たとします。仮にそんな人が見つかったとします。

しかし、もし、その人に「No」と言われたらどうしますか?落ち込みますよ
ね。それに、相手の人にも選ぶ権利はありますよね。これは、パートナーを見
つける選択肢の幅を狭めるやり方だと思いませんか?

じゃあ、僕(私)をわかってくれる人がいっぱいいてくれるとしたらどうしま
しょう?いろんな人と出会って、気持ちが通じ合って、深く触れ合うチャンス
が増えたとしたら?

お互いをよく知り合い、パートナーのできる可能性が大きくなりますよね。そ
んな時に、ちょっと意識してみてほしいのは、ハートをオープンにすることで
すよ。

場合によっては、触れ合っていこうとする時、人前で話すのは恥ずかしいと思
うような話がいっぱいあるかもしれません。また、自分の中で気持ちの整理が
ついてない出来事もあるかもしれません。

思い出したら、あまりにもひどく絶望的に感じることもあるでしょう。チャレ
ンジして、オープンにしようとすればするほど傷ついていくように感じるかも
しれません。

でも、そこで春だと思った季節が、冬に戻ったように誤解しないで下さい。絶
望的に思えるひどい感情は、感じきってしまうことで、とけて流れて消えてい
きます。それは、ふり終わったなごり雪が、とけて消えていくように。

「うけとめてもらえた」「わかってもらえた」って安心感が、あなたの中の感
情のなごり雪を溶かしていきます。

とは言っても、実際やってみようとすると、なかなか大変だと思うのです。も
しできなくても、できなかった自分を責めたりしないで下さいね。そんな時に
は、チャレンジしようと意欲を持てた自分をほめてあげてくださいね。そこか
ら、また、新たな勇気がわいてきますよ。

どんなことをやっても上手くいかなくなった時は、新しい自分のはじまりなん
です。それは、まるで冬から春へ季節が変わるように、、、。

「春はもうすぐ」です。

向井 康浩のプロフィールへ>>>

投稿者 csadmin : 12:00

2005年2月 5日

◇初めての経験 〜不安の裏側〜

今年初めての美容室に行って来ました(喜)
いいですよねえ・・優雅で・・気持ちよくて・・
お店に入るなり丁寧なご挨拶で迎えられ「吉原様、お待ちしておりました」
さっとハンガーを持ってきて、「お洋服をお預かりします」って。
それから店の奥に案内されて、髪を洗ってもらいます。
「お湯加減はいかかですか?」って、僕 何様になったんだろう??(喜)

ガラスに囲まれた庭には、木々に柔らかい光のイルミネーション。
店内は優しくボサノバが流れていて、優雅で、おしゃれで、気持ち良くて。
たっぷり、ステキなひと時を楽しんで来ました。
本当にいいですよね 美容室 って・・僕 大好きなんです!!


だけど、実は僕が美容室に通い始めたのはほんの数年前なんですね。

「なんで、男が 美容室 に行くねん(怒)」と思ってた僕・・

いつもお会いしている方は、解っていただけると思うのですが、
僕は外見、おとこおとこ してるタイプじゃないんです。
どちらかと言えば、女性的かなあって思います。
小さい頃は、女の子のように育てらていまして。
子供の頃の写真は、いつも髪にはピンドメ。白いタイツを履いていて、
ある海水浴での写真には、ビキニ姿でにこやかに笑ってる僕×××
さすがに物心ついた時、母に問いただしました。

母「 どうしても 女の子 が、欲しかってん! 」

・・この世に僕に命を与え、育んでくれている偉大な母に、
  生まれて初めて不信感を覚えた瞬間でした(笑)

外見とは別に、心の中では変に 男 だというこだわりがある様で、
お風呂ではシャンプーもリンスもなし。頭から脚まで ”せっけん”!!
ちゃんと胸毛も生えてるし! それはいいか・・

男が美容室行くなんて!!
と思っていた僕を根気強く説得してくれたのが、出会った頃の奥さん。
今や、「早く髪の毛、切っといでえなあ。部屋に髪の毛が落ちて汚い汚い」
と追い立てる様に言う妻ですが・・・

あの頃は、
「なおとは、こんな髪型が絶対似合うよ、もっとかっこよくなるよ」って、
あれこれと雑誌を持ってきては、かっこ良くなるから!男前になるからと、
・・そんな頃もあってんなあ(泣)
  いやいや ・・手放せ!手放せ!(汗)

ともあれそれで、初めて美容室に行ったんです。

もともと、恥ずかしがり屋の僕がどんな状態だったか想像できますよね。
お店の中は、眩しいぐらいの照明!お客さんも女の子ばっかり!
おまけに座った椅子の前には、全身がすっぽり映し出される大きな鏡!
どこを見ていいのかわからないし、脇の下は汗でびっしょり、
美容師さんがそっと寄ってきて「今日はどんな風にされますか?」って、

「いや・・あ・あの・・初めてなんです・え・あっあっおまかせします・・」
真っ赤な顔して、ずっと下を向いたままの僕でした。 (笑)
それが、美容室にいる時間を楽しむ様になるなんて、不思議ですよね。


こんな僕が、初めてカウンセリングを受けた時・・
受けようかなと思案してから何ヶ月も迷っていました。

どうしても自分では解決できない問題。
だけど、人に相談するような事ではないだろうって。
そんな事で悩んでいるなんて甘えてるんじゃないって言われたらどうしよう。
おかしい奴だって思われたらどうしよう。
そんなん全然ダメって言われたら。
ありとあらゆる不安がいっぱい出てきて、なかなか電話もできない・・
だけど、問題は日に日に深刻になっていく。

結局、最後の最後 ぎりぎりまで追い込まれるまで電話できませんでした。
初めて受けたカウンセリングは、今でも覚えています。
家族がいたので、夜 一人で人気のない山の奥に車を停めて・・
もちろん 胸はドキドキするし、何を話していいかも解らない。
手は汗でびっしょり。

そんな初めてのカウンセリングなのに、電話がつながった時には、
あれやこれや自分の口から出るは出るは、押し込めていた気持ちが・・
カウンセラーから、「俺、今の直人くんの気持ち よう(良く)解んで」
と言ってもらったことがただ嬉しくて。ほんとに嬉しくて。
それが、僕がカウンセリング受け始め、自分と向かい合える様になった、
始まりでした。
今、考えるとあの最初のカウンセリング 最初の美容室(笑)
それがなければ、「優雅やなああ」って美容室の時間を楽しめる僕も無く。
こうして、エッセイを書いている僕も無く。 家族もいないかも知れない。
と思うとちょっと考えてしまいます。


初めての経験をする時・・
そんな時、僕達の心は本当に揺れ動きます。
不安や、恐さまで出てきます。こんな気持ちを抑えようとして怒ったりも、
「 なんで 男が ××(怒)。 そんなことしても!(怒)」

だけど、もう一度 僕の行動を読み返してみると、
不安の裏側に、こんな気持ちが見えてきませんか?

美容室へいって、本当に かっこよくなったら。
それで、皆んなに最近あか抜けたね って言われたら。
吉原くん!最近なんか変わったね!って言われたら。(喜)
カウンセリングを受けて本当に変われたら。

「 どうしましょう!!(喜)」ですね! わくわく ですよね!!

そう、僕達の感じる不安の裏側にはこんな気持ちも隠されているんです。


あなたが今感じている不安。
その裏側にこんなわくわくが隠れていませんか?

もし、こんな風に変われたら・・
もし、こんな人生を歩めたら・・
もし、こんな彼氏が出来たなら・・
もし、嫁さんとこんな関係になれたなら・・
もし、こんなに成功したら・・

そんな気持ちを見つけたら。
今年、初めての経験に! 一歩踏み出して見ませんか?


※吉原 直人は2007/6月でカウンセリングサービスを退会しました。

投稿者 csadmin : 12:48