カウンセラーからのご挨拶
話しを聴くことは、共に生きようとすることでもあると感じています。
私は若い頃、家庭内で長い間厳しい状況の中で暮らし、苦しくて居場所がありませんでした。
家を出てからも父親の極端な支配が長く続き、母親も認知症になり、わかってもらえないと感じた時期がありました。
だからこそ、「わかってもらえない」という気持ちを抱えておられる方を、わかろうとすることを大切にしています。
私自身が多くの体験をしてきても、それだけでクライアントさんのことがわかるわけではありません。まして全てを理解できると思ってはいません。
何度もお話を聴かせていただく中で、まだ理解できていないことがあると思うと、その都度、クライアントさんのことを考え続けます。
同時に解決の糸口を探し、必要に応じて提案も行いますが、急かさず、クライアントさんご自身の歩みを大切にしています。
私の実家の問題も過去の事になり、今は穏やかな日々を送っていますが、困難を抱えながらも懸命に生きようとするクライアントさんの姿に、私自身が励まされることも少なくありません。
ご縁を感じていただけましたら、どのようなお話でも構いません。どうぞお聴かせください。
私がお世話になった方から「相談を聴く事は、水いっぱいの洗面器が頭の上に置かれた状態で、その水をこぼさないように歩くのを手伝うようなもの」と聞いた事があります。
一般的に、あまりに苦しい時には、いろいろな事が重なり、長い時間をかけて、心の中にたまりにたまっています。そこで、一人でがんばっても、抜け出せなくなったりします。
まずはその苦しい気持ちを受けとめたいです。こんな悩みでは、とか、うまく話せないから、と思う必要は全くありません。
そして、頭の上の洗面器の水をこぼさないよう、一緒に歩くお手伝いをします。
分析や教示的な言葉はほとんど使わず、何気に聴かせて頂きながらサポートするのが得意で、必要に応じてアドバイスもします。
そうしていくうちに、洗面器がなくなったように、少しでも楽になったと思えるクライアントさんは、見事な姿を見せてくれる事があります。それには私が驚かされる程で、もちろんそれはクライアントさんの力です。
それでも、生きていけば誰でも、いろいろなでき事にぶつかる事もあります。それぞれ背負っている物事も違います。そんな時、頼ればまた回復できる、という感覚を持って頂ければ、と思います。
・コーヒーとカレー(一応こだわります)
・音楽(好きなジャンルは広いけれど、特にジャズが好きです)
・映画(いろいろ見るけれど、ちょっとひねったコメディーが好きです)
