「彼を愛しているから‥‥」という言い訳

大切なのは、彼の立場に立ってみること

こんばんは

神戸メンタルサービスの平です。

“自分中心の恋愛”をしてしまうために、失恋してしまう‥‥。このケースは意外と多いようです。

このタイプの人がよく言うのが、「私はいいの。世界でだれよりも彼を愛しているのだから」というフレーズです。

たしかに、それは事実かもしれませんが、世界でいちばん彼のことを愛しているからといって、なんでもしていいというわけではないのです。

それより大切なのは、彼の立場に立ってみて、あなたがすること、言うことを、彼がどう思うか、感じるかをイメージしてみることです。

恋愛に関するカウンセリングでは、「彼に新しい女ができたようだ」という相談をよく受けます。

そして、先ほどの、「私はだれよりも彼のことを愛していたのに‥‥」となるわけですが、でも、新しい女ができたということは、彼はあなたに×をつけたということではないでしょうか?

この×の理由を知り、○に変えていけないかぎり、彼との恋愛はまったくうまくいかないわけです。

ところが、そのとき、「いいの。私はだれよりも彼を愛しているのだから‥‥」ですませてしまおうとする人がいます。

それでは、彼はさらなる×をあなたにつけるだけです。

深層心理を見てみると、人は自分のやり方や愛し方に自信がないときほど、「こんなに愛しているのだから、私の愛し方が間違っているはずがない」と思い込もうとしたり、彼の意見もだれの意見も聞かなくなったりするものです。

そのため、こういうタイプの女性は、私たちカウンセラーの意見にもなかなか耳を傾けてくれません。

「愛し方を変えてみませんか?」と提案しても、「こんなに愛しているのだから、その必要はない」と答えられることが多いのです。

でも、ほんとうは、いろいろな愛し方があります。

もちろん、彼が望む愛し方というのもあるわけです。

「彼を一人にしてあげるほど、彼のことを愛していますか?」私はよくクライアントさんにこんな質問をします。

男性はたまに一人になりたいときもあるものです。

どんな愛し方がいいのか、彼に聞くことも必要なのかもしれませんね。

では、来週の恋愛心理学もお楽しみに!!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。