罪悪感

相談者名
K
友人が私のかばんをいじってるのを見てなぜか、かっとなり、その友人の
腹を殴りました。友人は痛いと連呼し、後日、謝ったらもう痛くないからと
許してくれました。しかしその後友人はあのあと一週間ぐらい痛かったとか
お前に殴られたとか言ってきて、話をむしかえされる度に私は罪悪感で
死にそうになります。私はその度に謝り、友人は許すのですが、まだ痛いんじゃないだろうかとか考えてしまい、気が変になりそうです。
小さいことのようですが本気で悩んでいます。どうしたらよいでしょうか。
カウンセラー
中村季代乃
Kさんこんにちは。
今回担当させて頂きます中村季代乃です。
どうぞよろしくお願いいたします。

Kさんは今お友達を傷つけてしまった事に対して「ごめんなさい」の気持ちで
いっぱいなんですね。
お友達にKさんのかばんをいじられた事に対して言葉ではなく行動でお友達
に「やめて」という意思表示をされた事がKさんがとても辛く感じていらっ
しゃるようにご相談内容を拝読し感じました。
もしかしてKさんはお友達に「やめて」という言葉を使ってKさんのかばん
を触らないように注意をされたかもしれません。
しかしその行動をやめようとしなかったお友達に対してとても悲しい気持ち
でいっぱいだったのかもしれませんね。
そしてKさんご自身も言葉でお友達に「やめて」という意思表示が伝わらず
最後にはお腹を殴るという行動でしか止められなかった自分自身を今でもと
てもKさんご自身が責めていらっしゃるように感じました。

これは私の推測でありますが、かばんというモノはある意味Kさんご自身の
心の中だったのかもしれません。
それをお友達にいじられるという行為は自分自身の心の中をどこかでいじら
れてしまうような感覚になったのかもしれません。
だからこそ咄嗟にかっとなりお友達に対して手を出してしまったのかもしれ
ません。
もしかしたら今Kさんの心のなかで色々と考えていらっしゃる事や感じられ
ている事のどこかで触れられたくないという気持ちと、その反対の解って欲
しいという相反する気持ちが入り交じって苦しい想いをされているのかもし
れません。

お友達を傷つけてしまった事は本当にKさんにとっても「ごめんなさい」を
言っても言い尽くせない程の反省の気持ちでいっぱいかと思われます。
そして日々その気持ちを感じながらお友達と逢うのは相当しんどいですよね。

いつも心のどこかでKさんが自分自身を責める気持ち。
そして「ごめんなさい」と思い続ける気持ち。
それらの気持ちを今まで独りでずっと抱えてらっしゃったように感じます。

そこでKさんに提案です。
もし良かったらKさんが今抱えていらっしゃる気持ちをよかったら私たちカ
ウンセラーに伝えて頂けないでしょうか。
今までずっと独りでこの問題とKさんは向き合っていらっしゃったと思いま
す。
本当にすごい事だと思うんです。
しかし独りで頑張って今抱えていらっしゃる問題を見つめるのもしんどいと
思うんですよね。
だからこそ私たちカウンセラーが今Kさんが抱えていらっしゃるしんどい気
持ちを少しでも楽になれるお手伝いを一緒にさせて頂きたいんです。

今までKさんは独りでがんばって来られました。
だからこそ今回ご相談してくださったのも相当な勇気を持っての事だと感じ
ました。
「この辛い気持ちを何とか楽にしたい」という気持ちが伝わってきました。
今回Kさんにご提案させていただいた“今抱えていらっしゃる気持ちを伝え
てみる”という事はとっても勇気がいる事です。
しかし、Kさんがご相談を寄せて下さった。
その気持ちがあれば今よりずっと楽になる方法や考え方、モノの見方等色々
なモノが見えてくると思います。
その色々なモノを通してKさんご自身が楽になれるヒントがいっぱい出てく
ると確信しております。

そして私たちカウンセラーはKさんが楽な気持ちで日々を過ごされるお手伝
いをしたいと強く想っています。
是非とも私たちカウンセラーにKさんが楽な気持ちで過ごされるお手伝いを
させてくださいね。

Kさんにとって「ごめんなさい」という気持ちから抜け出せて日々楽に過ごさ
れる切っ掛けとなれば幸いです。

ご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました