傷つかないこと

私たちには、心があります。
心が感情を感じますから、うれしいと感じることもあれば、悲しみを感じることもあります。

悲しみの中には、「傷つく」という要素がある場合があります。
私には何の悪意もなく、丸腰だったのに、ひどいことを言われたりすれば、傷つきますよね。

最近太っちゃったかな~なんて思っていたら、みんなの前で友達に

「◯◯ちゃん、ちょっと太ったぁ?」

なんて言われたとしたら。
しかも、片思いの□□くんもいたとしたら~(汗)

さらに、□□くんが、うなずきながら
「そういえば、◯◯ちゃん、ちょっとそんな気がしてた。」

なーんて本人にも言われちゃったりして、んもー恥ずかしいぃぃ。
傷ついたぁ。立ち直れない~。

しくしくしく。(T ^ T)

もちろん、友達には悪意はないんですよね。
彼にも悪意なんてないでしょう。
親しいから、つい言葉にして出てしまったということでしょう。

お友達は、◯◯ちゃんがちょっと太ったかなと思ったことをついぽろっと、言ってしまって、それを聞いた、片思いの□□くんも同意したりしているのですが、それで、□□くんが、◯◯ちゃんのことを嫌いと思ったのか、ぼっちゃりふんわりした◯◯ちゃん、可愛いなって思ったかはわかりませんよね。

細身が好きな人も、ぽっちゃりが好きな人もいる。
そこには、別に悪意なんてものはないわけです。

悪気があるわけではなかったとしたら、傷ついたのは私の方だという気づきがあると、幾重にも傷つく必要がなくなります。

「太ってる私は、可愛くないし、□□くんが私を好きになるはずがない!」

ここには、◯◯ちゃんの思い込みがあるんですよね。

世間一般の男性は、スリムで胸の大きい、目のぱっちりした、サラサラヘアーの女の子が好きなんでしょ!というものを、□□くんにあてはめたのも、正しくなかったかもしれませんよね。

そして、究極的には、
「私のことなんて、きっと誰も好きじゃないだろう」
という究極の結末に、自ら飛び込んで、悲嘆にくれるということをやってしまうこともあります。

この展開の中に、どのくらいの真実があるのか、よく見てみてください。
どこにも確証がなく、そして可能性も未来も、断ち切られているのことがわかります。

ここには、実は、最初からこんな設定がされていることが多いのです。

「私を好きになる人なんていない」

そもそもそうやって思っていたとしたら、細かろうが、ぽっちゃりだろうが、美人すぎるだろうが、おてんばだろうが、ど天然だろうが、それが全部「私を好きにならない理由に」変換されてしまうんです。

ほんとは、どちらかといえば、愛すべきポイントなのですけれど。

「ほうら、やっぱり、みんなどこかに行っちゃった」って言うために。

そして、傷つくことで、自分を引きこもらせることで、周りの人にもそれをわかってもらおうとしてしまいます。
これもひとつの、表現であり、反論だったり、攻撃だったりするんですよね。

でも、このやり方は、やっている本人も「傷ついている」のですから、しんどいし、それを見ている周りの人も、とっても苦しいんです。そりゃそうですよね。

「あ、私、言いすぎちゃったかな?」
「私が、いけなかったかな?」

って思わせてしまう、罪悪感を感じさせる方法なんですよね。
誰も、ハッピーじゃないんです。

人は、傷つきます。
どんなに注意していても。

傷つけてしまうこともあります。
最善の注意をしていてもです。

そして、傷つけてしまったことで、傷つくこともあります。

傷ついたことを理解して欲しくて、助けて欲しいって、どんなに引きこもって、もういいって思っていても、心の一番下では思っているようです。

でも本当は、傷つけるのは、誰かや何かではなくて、それらを使って、私たち自身が、自分を傷つけるのです。
だから、わかって欲しい、助けて欲しいということを、手に入れるために傷つくのは止めましょう。

そして、誰かを助けられなかったと、傷つくこともしなくていいものです。
あなたが傷ついている姿が、誰かをまた傷つけてしまうかもしれません。

あなたは、わるくない。
わかって欲しかっただけです。

傷つく時には、他にやることがあるはずです。
それは、ひとりになることではなく、つながりの中に出ていくことです。

あなたを心にかけてる人のところへ。
笑顔で、両手を開いて待っていてくれる人のところへ。

そして、つながり、助けてもらったり、理解してもらいましょう。

苦しみから抜ける方法は、たくさんあります。
あなたがひとりで考えるよりずっと。

あなたが傷つかない人になること。
私が傷つかない人になること。

それは、あなたが苦しむことでないどころか、みんなのためにもなるものなんです。

□□くんとも、つながってみましょう。
明るく近づいてきてくれるあなたに、好感を持つことは間違いないと思いますよ。

お読みいただきありがとうございました。
お役に立てれば嬉しいです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

「自分らしく自分の人生を生きることに、もっとこだわってもいい。好きなことをもっとたくさんして、もっと幸せになっていい。」 そんな想いから恋愛・夫婦関係などのパートナーシッップを始め、職場、ママ友などの人間関係、子育てに関する問題など、経験に基づいたカウンセリングを提供している。