リベロを意識 〜自由、覚悟、コミットメント〜

カウンセリングーサービスの山田耕治です。
いつもビジネス心理学を読んでいただきありがとうございます。

今日は自由をテーマに選びました。

好きなこと、やりたいことをやる自由!
そこには清々しく、とても気持ちのいい感じもあります。

今、みなさんに自由な感覚ありますか?

自由なんてただの理想!

自由どころか、その真逆、いろんなことでがんじがらめ、そのような我が心の声もでできます。

それでも今日はみなさんにも自らの自由を考えてもらえたらなあと思います。

自由な感覚の中だと、ただただ純粋に、自然に、誰かや何かに、自分の意識が向かうように思うのです。
そのことは私たちを飛躍的に前に進めることだと思うのです。

そんな自由な感覚を獲得するポイントについて思いを巡らしたのでお伝えできたらと思います。

突然ですが、「西谷夕(にしのやゆう)」わかりますか?

アニメ『ハイキュー!!』の鳥野高校のリベロ、西谷夕、です。

次男に教えてもらいました。

ハイキューとは排球と書きます。
「排」とは、手でおしてひらく、ハイキューとはバレーボールです。

実は次男が、高校生になり、バレーボールを始め、その西谷夕と同じ、リベロに挑戦するとのことです。

リベロとは、バレーボールでは、守備専門のポジションのことをいいます。

後衛の選手だけと交代でき、スパイク、ブロック、サーブ等、攻撃に参加しません。

私は籠球、バスケットボール部でしたが、バレーボールも好きで、地元に実業団の女子バレーの試合が来た時、見に行ったぐらい、です。
江上さんや中田久美さんが攻撃的で好きでしたね。
でも、その当時、リベロというポジションはありませんでした。

「リベロって、点、取らないんでしょ。続けられるのかなぁ」

中学では卓球をしていた攻撃的な次男を見てきたこともあり、リベロのポジションの理解も乏しく、恥ずかしながら、そんな発言をしてしまいました。

しかし、次男の排球、リベロへの思いは全くもって揺るぎないものでした。

ゆえに、私も、リベロについて、強い興味と、好奇心を持ってしまったわけなのです。

そもそも、リベロとは、自由を意味しますよね。

自由ですよ!

攻撃できない限定されたポジショニングなのに、なぜ自由という名前なのか、とても不思議に思いました。

自由なら攻撃させてよ、守備だけって、それこそ束縛じゃん!
そんな感じもしてきます。

実は、リベロは、スターティングメンバーの6人とは別にいて後衛の選手とプレー中であれば、いつでも自由に交代することができます。なんと審判の許可も必要なしです。

だから自由、リベロなのか。

それだけだと、ふーん、って感じです。

でも、もう一歩踏み込んで想像してみてほしいのです。

自由にどうぞ!

それは、コートに入っても、入らないでもいいということです。

自由に交代できるからこそ、本人は、リベロとして試合に入る限りは、守りきるぞ、そして、チームとしては、打ち手として、最高の選択をしたという、それぞれの覚悟とコミットメントがあるように思えたのです。

コミットメントとは、自分や関わる人々への責任とか、これも覚悟と言ってもいいのかもしれません。

確かに、やりたいことをやる自由もあれば、やりたくないことをやらない自由もある。

そんな風に見ていくことで、私たちの「自由」を感じるとは、覚悟やコミットメントがポイントなんだと思うのです。

改めて、リベロという言葉の響きにも、選択したんだという、きっぱりとした凛々しさも感じてきます。

次男の並々ならぬ覚悟にも納得した次第です。

リベロについて、もう一つお伝えしたいことがあります。

リベロは攻撃の選手が後衛に下がった時に、自由に交代できるとお伝えしました。

リベロは、チームの監督やコーチと一緒にゲーム全体を俯瞰し、監督やコーチの考えをコート内の選手に伝え、チームを一つにつなげ、試合の再構築を促すこともできるそうです。

リベロは、リベロ自らは攻撃はしなくとも、後衛から、実質的にも、精神的にも、しっかりと相手と向き合うチームの礎となっているわけです。

加えて、攻撃的な前衛が後衛に下がるとき、守備のうまい専門のリベロに任せることで、休息をとることもできる。

リベロを使うことで、さらに攻撃的なチームになるということなんだと、納得した次第です。

リベロとは、別名、チームの守護神と呼ばれるようなのです。

なるほど、わかる〜なあ!

私たちの心もバレーボールのコート同様に層になっているようです。

実生活の最前線で感じるフロント・前衛があり、後衛・バックは私たちの潜在意識であり、それは私自身を守ってくれている守護神。

そういえば、昔は、リベロ同様、潜在意識なんて言葉も聞いたことなかったですよね。

リベロを意識するとは、私たちの覚悟やコミットメントを持った自由を潜在意識として日々に活かすことです。

いろいろなことで、ばらばらになりそうな私たちの心をもう一度一つに繋ぎあわせることなんだと思うのです。

バレーボールにリベロが入ることで、実際、さらに攻撃的な布陣になったように、私たちもリベロを意識し、潜在意識を活用することで、最強の心の布陣でビジネスに取り組むことができるように思います。

リベロを意識 〜自由、覚悟、コミットメント〜、自由に向けて、一緒に取り組んでみせんか。

でも、自由を意識することに抵抗がある、例えば、がんじがらめを感じるとか、自由なんて、理想にすぎないというような思いがあるとしたら、それは何かの理由があって、覚悟やコミットメントをしたくない私がいるということになるとに思います。

それもまた自身の大きな発見だと思うのです。そんな私をしっかりとサポートしていくことも、リベロという守護神、潜在意識の私を守る大きな作用だとも思います。

私たちと一緒に取り組んでいきましょう!自由に心の中にわき上がる思いを表現してもらえたらなあと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありうごさいました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1967年広島県呉市生まれ。早稲田大学法学部卒。家族は妻と小学生の息子3人。 恋愛、婚活、夫婦、家族、職場等、対人関係全般が得意。 臨月で子を亡くした喪失体験が人生に大きく影響し、18年勤めた会社を退職、心理学を学び直し2010年プロカウンセラーに。現在はサラリーマンとのWワークを推進中。