自分の殻をやぶって飛躍する方法 ~義務と役割を越える~

社会で仕事をしている以上、ある程度の義務や役割はつき物です。
しかし、「~せねばならない」という義務感などに必要以上にとらわれてしまうとき、しんどくなってしまいますね。
そんなときは、何かを見直し、変化させるときのようです。

「~せねばならない」という気持ちの裏には、そのままではよくない、がんばっていない状態はよくないものだ、という気持ちが隠れています。
そのままではだめと思う恐れから行動が促されるため、どんなに上手くいっても、できて当たり前のような気がします。
もちろん、この先もできて当たり前ですから、さらにがんばらなくてはなりません。
そのため、できたことへの賞賛や成功を素直に受け取ることができません。
この状態が続くと、燃え尽きたような感覚になってしまいます。

この時、私たちはいっぱいいっぱいです。
周囲が見えてなくなってしまったり、自分(たち)の枠にとらわれている状態なんですね。
ですから、自分の枠を打ち破って、新しい風を招き入れる必要があるのです。

そんなときに有効なもののひとつが、「ビジネスパートナー」を見直すということなんです。
見直す、というのは相手が同じであっても関係性が新しいという意味合いを含みます。
「自分以外の何か」とのパートナーシップを見直したり、新しく組むことは、自分の枠を乗り越えることを容易にします。
さまざまな恩恵や新しい知恵は、自分の中にあるというより、周囲からもたらされるものだからです。
自分の中にあるならば、とっくに実行しているはずですよね。

例えば、最も身近なビジネスパートナーは、自分たちのチームメイトです。
同僚や、右腕になってくれるひと、サポートしてくれる上司などの協力を得ることを考えてみませんか。
「絶対に無理」と思っていたことが、自分以外の目線で見たとき、案外簡単にものごとが運ぶということはよくあるのです。
その手があったか、というような感覚です。
それは、自分がなんとかしなくては、といっぱいいっぱいのときには見えにくかったりします。

また、誰かに相談することで、あなたが無理してやっていた役割をもっと上手にできるひとがいるかもしれません。
結果として、あなたは自分のとってもっとやりやすい仕事が回ってくるかもしれません。
もしくは、あなたがひとりで請け負っていたことを、手伝ってくれるひとが現れるかもしれません。
違う目線で見ることで、今までは「こうしなくては」と思っていたことが、必要のないものだったと分かるかもしれませんよね。
こうして、義務や役割を手放していくことができるのです。

例えば、企業の代表の多くは、お抱えの弁護士や占い師、カウンセラーを持っています。
自分の弱音をさらけ出すことができ、自分とは違う目線で見直せる、あるいは客観的に見ることができる環境を常に用意しているのです。
また、どんなに小さな商店や企業でも、よくよく見ると部屋の隅に神棚などを作っていることがほとんどです。
この神棚も、「神様」というピジネスパートナーの存在を表していると言えないでしょうか?
ビジネスには自分だけでは成り立たない、誰かとのかかわりや流れによってもたらされるものがあると、私たちはどこかで知っているようです。

大切なのは、共に欲しいものを得る、共に成功するという、同じ方向を見ることのできる関係性を築くということです。
また、プライベートも仕事も自分の一部であり自分の中ではつながっていますから、恋人や配偶者もまた、広義のビジネスパートナーといえるかもしれません。
仕事がうまくいくたびに喜んでくれる奥さんがいたら、子供が「パパがんばってね」という手紙をくれたら、義務感でいっぱいだった仕事が、やりたいことに変わるかもしれません。

自分の枠を超えるために、ビジネスパートナーの恩恵を活用しましょう。

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