生きていく原動力ーワクワク・ドキドキしましょう!

学校の先生など教育に携わる人は、みなさん学ばれると思いますが、
心理学の中に、『発達心理学』と言う分野があります。
私達は誰もが胎児期から始まって、乳児~幼児~小学校~中学校~高校
~大学と、長い学校生活を送った後社会人になり、キャリアを積んだり
家庭を持ったりして、様々に環境が変わって行きます。
もちろん誰一人として、同じ生き方をする人はいません。
年令に応じた変化があり、その時期その時期で問題を抱えたりもします。
(もちろん!これだって一様ではなく、それぞれがみんな違っています)
病気になることもあれば、精神的に行き詰ることもあるでしょう、
楽しいことも起きるし、辛い体験をすることもあると思います。
私達は誰もが、それぞれ年令と共に、様々な心と体の変化を経験して、
年月を重ねていきます。
そして・・・それはどれ程年令を重ねても同じなんですね。


40代になろうが、50代になろうが、それが80代90代であっても、
心と体が変化し続けることは、頭では誰もが知っていると思います。
ところが10代20代と違って年を重ねていくと、どうしてもだんだん
「出来なくなる」ことに、気持ちが向いてしまいがちになって、
「もういい年だから」とか、「若い頃なら頑張れたと思うけど」なんて、
ため息まじりになってしまったりもする訳です^^;
確かに肉体の老化は止めようがありませんが、最近では脳の伝達物質が、
70代になっても新しく出来てくる、と言う話もありました。
年を重ねると言うことを、「衰えるだけ」と考えるのは淋しいですし、
勿体無いことだなぁと思うんですね。
「人はお腹の中にいる時から、寿命の尽きるその瞬間まで発達している」
と言う考え方から、この十数年で『発達心理学』は、『生涯発達心理学』
と言う、呼び方に変わってきたんだそうです。
その話を聞いて、『生涯発達する』なんて、「楽しいなぁ^^」と、私は
とっても嬉しくなりました。
お腹の一部分が、どんどん発達するとか(笑)お尻が、重力に従って下へ
発達するとか(苦笑)そんなのも発達なのか?はさておき(笑)
確かに気力も体力も、若い頃と比べると、無理は利かなくなっている
かも知れませんが、それを補う(もしかして補って余りある)経験や、
気持ちの余裕は出来てきていませんか?
「階段を急いで上ると息が切れる」って時に、「もう年だ」と思うよりも、
「急がなくてもいいように、余裕を持って動けばいいんだ」って考えれば、
楽ですよね^^
「物覚えが悪くなった、物忘れが多いなぁ」って思った時に、「ダメだ」
と思わずに、「時間をかけて、ゆっくりやればいい」と思えれば、何とか
なるんじゃないでしょうか?
そんな風に考えれば、年を重ねてきたメリットが見えてくると思うんです。
年令を重ねることで得た経験は、最初は小さな点でしかないものですが、
Aの問題を解決するのに、Bと言う方法を覚えたとしたら、Aとよく似た
Cの問題を解決する時、「Bが使えるかも知れない」と応用が利いて、
解決する時間やエネルギーは、どんどん少なくなっていくんですね^^
上手くいったことだけが、経験になる訳ではないですね^^;むしろ逆で、
人は失敗したと思った時(自分が思うだけなんですが(苦笑))の方が、
沢山のことを学びます。
誰でも出来れば、同じ失敗を重ねたくないと思いますから、
「こうやったら上手くいかなかった」と言うことも、大きな経験になって
蓄積されていきます。
いい経験悪い経験と言うのは、心にいい思い出として残っているのか、苦い
思い出として残っているのかの違いであって、どちらも貴重な経験には違い
ありません。上手くいった場合と上手くいかなかった場合の、両方を知った
ことで、更に経験値は上がっていくと思います。
最初はバラバラだった点は、どんどんつながりを持って結びついていきます。
丁度脳の神経伝達組織、シナプスが広がっていくように、経験は応用と言う、
枝葉をどんどん伸ばして、また更に応用の範囲を広げていきます。
年令を重ねると言うことは、どんな形であれ経験を重ねると言うことです^^
経験が増えることは、年を重ねて得た最大のメリットかも知れません。
確かに体は、『老化』と言う現象から逃れることは出来ません。
アンチエイジングの話をした時に、「老化と戦っているんですねぇ」と、
うちの社長から言われました。「うぅ~~んそう言われれば、そうかも」って
思ったんですね^^;
戦う必要はないんですよね(苦笑)、仲良く折り合っていけばいいだけ(笑)
『老化』からは逃れられないとは言っても、80代90代でもバリバリ現役!
って、お元気な方は沢山いらっしゃいますね。
生涯現役でお仕事をされる方もあれば、趣味や社会活動に参加されている方も
いらっしゃいます。
マスターズ陸上とかマスターズ水泳では、90才以上のコースまであります^^
誰もがマスターズを目指せる訳ではないけれど、可能性としては体も扱い方
次第では、かなりの性能を維持し続けることが出来るようです^^
もちろんこれも個人差が大きいと思いますが、けっこう希望はある!んですね。
10代20代と肩を並べることは出来なくても、自分自身の能力や記録を伸ばす
ことは、何才になっても出来るんですね。
マスターズ陸上やマスターズ水泳を続けておられる方達は、肉体的な強靭さも
あるでしょうが、何より「陸上や水泳が好きだから!」「やっていて楽しい!」
から続いているんだろうなぁと思います。好きなことや楽しいことのためだから、
トレーニングも続けられるし、幾つになっても記録に挑戦したり、海外にまで
行かれるんだろうと思います^^80代90代になっても、それまで積み重ねて
きた経験は、きっと役に立っていると思います。
若い頃に陸上や水泳の経験がなかった人でも、50代60代から始められる方も 
いらっしゃいますね。その理由も、「楽しいから」なんだろうなぁと思います。
そんな時には他の経験が、そのハンディを補ってくれるでしょうし、役に立つ
ことは沢山あると思います。続けていれば知らないうちに、経験もどんどん増えて
いくんじゃないでしょうか?
上手くいく時ばかりじゃなくても、確実に経験値は上がっていくでしょうね^^
どちらの場合も、「楽しいから!」と言う気持ちがあったからなんですよね。
経験と言う意味では、心の方がはるかにその応用がきくようです^^
「楽しい~~!」「嬉しい~~!」「幸せ~~!」は、心にとって、何よりの
元気の素です。↑この気持ちを感じることが出来れば、私達はどんなことにでも
チャレンジ出来るんじゃないかなぁと思います。
遺伝子工学の専門家である村上和雄先生のお話では、『人の遺伝子は「楽しい~」
「嬉しい~」「幸せ~」を、求めて生きているんだ』と、書かれていました。
人の遺伝子が、受精した瞬間から1番求めていることは、その人自身が
「楽しい~」「嬉しい~」「幸せ~」と感じることだとしたら・・・
私達は、【「楽しい~」「嬉しい~」「幸せ~」と感じるために生きている】
って言うことなんでしょうね^^
遺伝子はいつも、「楽しい~」「嬉しい~」「幸せ~」を得ようとして、
私達の心と体を動かしているんですね。
そしてその気持ちを感じるのは、心の役目です。だからこそ肉体が衰えても、
心は年を取らないんだなぁと、納得がいきました^^
「楽しい~」「嬉しい~」「幸せ~」、を追いかけている時、私達の心は、
『ドキドキ』したり『ワクワク』したりしています^^
誰もが生涯現役!や記録に挑戦!なんて、大きな目標にチャレンジすることを
考えなくても、身近なホンの些細な出来事で十分だと思います。
好奇心を持って、見て聴いて感じるだけで、楽しい事は沢山見つかるでしょう。
「嬉しい~ありがとう!」と伝えれば、人とのつながりは広がっていきます。
どんな小さなことにも、「幸せ~」を感じることが出来たら、毎日が幸せの
連続だと思えるんじゃないでしょうか^^
どれだけ年を重ねても、心と体にパワーを持ち続けていたいですね^^
新しいことに、どんどんチャレンジするのもいいでしょう。
恋をして、ときめきくのも素敵ですね。
私の遺伝子は、どうもキラキラ輝く笑顔を、見るのが大好きみたいです。
そんな場面に出会えた時は、いつもドキドキワクワクしています^^
みなさんの遺伝子は、一体どんな『ドキドキやワクワク』を、
求めているんでしょうね^^知りたいと思いませんか?
『ドキドキやワクワク』は、私達1人1人の遺伝子に組み込まれている、
生きていくための原動力なんだなぁって思います。
遺伝子に元気でいてもらうためにも!、戦わずに年を重ねるためにも!
『ドキドキ・ワクワク』し続けたいですね^^
赤松わこのプロフィールへ>>>

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。

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