こんばんは
神戸メンタルサービスの平です。
長い間、恋愛に関してのご相談を受けてきましたが、その中で気づいたことがあります。それは、男女におけるマンガの影響の違いです。
女の子が読むマンガといえば、子どものころからほとんど恋愛ものですよね。
それに対して、われわれ男性が読むマンガは超人ものであったり、スポーツものであったり、いわゆるヒーローものがメインです。
小学校の頃に男子が読むマンガには男女関係に関するマンガはほぼなくて、男の子たちは「どうしたらカメハメ波が撃てるようになるか?」というようなことばかり考えているわけです。
中学生になると、女性はさらに恋愛小説や恋愛映画にハマッたりします。
が、われわれ男性陣は「世界一強い格闘技はどれか?」とか「戦艦大和はほんとうに強かったのか?」とか、相変わらず男女関係とは無縁です。
で、高校生ぐらいになると、急にアダルトビデオに出会うわけです。これが男女関係を学ぶ入口なんですね。
つまり、男性陣のほとんどは、ホテルに行ったらなにをすればよいかは学習しているのですが、どうしたら女性とホテルに行くことができるのかということはまったく知らないわけです。
そしてまた、男女関係において男性のほうが女性よりも恥ずかしがり屋であることが多いのは、じつはおつきあいすることとセックスが頭の中でダイレクトに結びついているからだともいわれているのです。
加えて、日本人男性の場合は、恋愛をしたとき、感情をものすごく大きく揺さぶられることが大嫌いです。
これを踏まえて考えると、こんなふうな構図が見えてきます。
ちょっとカッコよくて、モテる男性。彼らは男女関係に興味をもち、女の子に好感をもたれるにはどうすればよいかを知っています。これが男性全体の15%。
この15%の男性は、昔からモテてきました。一方、残りの85%の男性は、モテず、恋愛に慣れる機会ももたないまま、いつも圏外にいるわけです。
一方、世の中の90%の女性は恋愛に興味をもっていて、その90%のほとんどが前述の15%の男性に向かっていきます。
単純に計算すると、つねに75%の女性の失恋者がつくられているわけです。実質はもっと多いはずです。
そして、女性がよくいう「男はいつも浮気する」に該当するのはこの15%の男性陣です。
すると、こんなことが言えるようです。
ずっとモテてきた15%の男性と、幸いにもその彼と結婚できた女性。しかし、この彼にはいつも浮気のリスクがあります。
一方、常時、失恋状態にある75%以上の女性(当社のいちばんのお得意様)と、恋愛にまったく無縁の85%の男性。
最近は、この男性たちは草食系とか、絶食系とか呼ばれているようですが、草食であれ、絶食であれ、恋愛に苦手意識をもっている男性と言い換えることができます。
しかしながら、この85%の男性の中には、ものすごくシャイだけれど、誠実でいい男がじつはたくさん棲息しています。
この男性陣は、仲間どうしで飲みにいったり、野球やサッカー観戦にいったりと、なにかと男だけで群れていますので、なかなか女性との接点がありません。
彼らは恋愛経験が皆無に近いので、女性陣がちょっとやさしくするとすぐに舞い上がり、野良犬に餌付けするよりも簡単にあなたのものになるようなのです。
では、どこに行けばそのような男性たちと会えるのでしょう?
私が知る中で、いちばん出会いの機会が多かったのは、プロ野球、サッカー、ラグビーの応援団に入るというパターンでした。
若手のスポーツ経験者で、恋愛にはウブな男性陣がゴロゴロと揃っていたと聞きます。
もう一つ、最近、私が入手した情報によれは、登山も有効であるようです。
最近は“山ガール”と呼ばれる登山好きの女性が増えていますが、登山好きの男性は、ストイックな人が多いので、より簡単だったとの報告を受けたことを、ここにご紹介しておきましょう。
来週の恋愛心理学もお楽しみに!!
(完)