身のまわりのモノやコトによっても、あなた自身が簡単にバージョンアップできることもありそうですよ。
こんばんは
神戸メンタルサービスの平です。
これからの季節、暑くなればなるほど、私たちの服装はどんどん薄着になっていきますよね。
不思議なことなのですが、装いが薄着になるこの時期は心もどんどん薄着になり、外に向かってオープンになっていくようです。
そして、よく”夏の恋”といいますが、たしかに夏は恋に落ちやすい季節であるようです。
心理学では”ボディ・ランゲージ”というのですが、人は警戒や疑いをもちはじめると、脱いでいたジャケットを着たりして、体を覆い隠そうとすることがよくあります。
一方、親密になると、ネクタイをとったり、上着を脱いだりすることが多く、心がオープンになった度合いだけ服装もオープンになる傾向があるようです。
そういえば、海やプールに行くと水着になりますが、この水着姿というのは、下着だけになったのとほとんど同じ状況ですよね。
下着姿を見せ合う関係というのは、当然、親密な関係であるわけです。
ドラマなどにはしばしば「夏が私を狂わせたの」というセリフが出てきますが、ここでのポイントは、自分の意思ではなく、気候が私をオープンにしたということでしょうか。
それに対して、「冬が私を狂わせたの」というセリフは出てきません。
冬は厚着をしていますから、自分の意思がないかぎり、人前で下着姿になるまで服を脱ぐことは基本的にはないですからね。
歌の世界にもよく、夏の恋が秋に終わるというシチュエーションがあります。
夏の恋には、外的な環境要因が大きく作用し、まるでパリやN.Y.など外国で恋したような感覚があるのかもしれません。
そのため、あなた自身の意思でした選択とはなにか違うような感覚があるのも事実といえそうです。
女性の言葉によく「ムードに流された」というものがあります。男性に比べ、女性では恋愛においてこのような外的な要因を大事にします。
海辺のカフェテラス、ステキな夜景が見えるレストランなどもその一例です。
また、誕生日に年齢と同じ本数のバラの花を贈られるなどというのも、心にぐっとくることであるようです。
とすると、逆説的なのですが、この外的な要因を味方につけることができたとしたら、あなたの魅力アップにつなげることもできるのではないでしょうか。
たとえば、残業終わりに課長から「みんな、きょうは遅くまで悪かったなぁ。よかったら、ラーメンでもおごろうか」と言われても、さほどうれしくないですよね。そんなことより、早く家に帰りたいなどと思いがちです。
でも、それが、「じつはミシュランの三つ星レストランの予約が取れてるんだけど、行ってみない?」などと言われたら、思わず行ってみたいと思いますし、そんな素敵なところに連れていってくれたとしたら、課長の評価もグーンとアップするでしょう。
別の言い方をすれば、課長はイマイチな人だったとしても、ミシュランの魅力によって、課長の魅力まで上がったりするのです。
「ビバ、ミシュラン!」というわけです。
自分自身をどうするかということだけが魅力アップの道ではありません。身のまわりのモノやコトによっても、あなた自身が簡単にバージョンアップできることもありそうですよ。
来週の恋愛心理学もお楽しみに!!