オオカミと王子様の見分け方

正直に自分をコミュニケーションしよう

こんにちは 平です。

人間の心は一度傷つくと、二度とそんなひどい目に遭いたくないという思いから防衛をしはじめます。

これは一般的に“疑う”という行為によって行われますが、もちろん、恋愛の現場においてもしょっちゅう起こります。

恋に恋する思春期の乙女たちは、「自分を愛してくれる男性は、誠実な王子様に違いない」と考えます。

少なくとも、愛読書である『ハーレクイン・ロマンス』にはそう書いてありました。

しかし、現実はといえば、日本の王子様方は恥ずかしがり屋で、私に声をかけてくれるなどということはなく、
平気で声をかけ、アプローチしてくるのは悪いオオカミばかりだったりするわけです。

そして、その悪いオオカミさんを王子様とカン違いしたお姫様は、裏切られ、傷つき、そして、
「くっそー! 二度と男なんか信じるもんか!」と地団駄を踏み、“疑い”ということを始めるわけです。

言葉通り、二度と男を信じないでいれば、心の防衛機構はきちんと機能し、問題はもう起こりません。

しかしながら、心の中に、それでも、私を救い出してくれる王子様がいるはず‥‥!」という思いがあり、
王子様を探し続けているわけです。

塔に閉じ込められたお姫様の昔話がありますが、お姫様が閉じ込められているこの塔を作っているのは、じつは心理的にはお姫様自身といえます。

そして、「二度と傷つくのはいやだ」という思いと、「お願い、助けて、王子様!」という二つの心がぶつかりあい、“葛藤”を生み、その結果、目の前にいる男性を“オオカミの王子様”にしてしまうことで、恋愛は一歩も前に進んでいかなくなるわけです。

この“疑い”と“葛藤”は、大なり小なり、だれもが経験したことがあるのではないでしょうか。

ここでおもしろいのは、彼の二面性を疑っている一方で、あなた自身も二面性を演じているということです。

なぜなら、あなたは彼を王子様ではなくて、オオカミではないかと疑っているわけですが、その「疑っている自分」を彼の前では隠していますよね。そして、「なにも知らない無垢なお姫様」を演じているはずです。

その無垢なお姫様を演じることを勇気をもってやめて、その代わりに、あなたの抱えている葛藤を目の前にいる男性に話すことができたとしたら、状況はどんどん改善されていきます。

あなたが自分を隠し、偽っている度合いだけ、当然、それは目の前の男性にも投影されます。

「私が上手にあなたをごまかしているように、あなたも上手に私をごまかしているんじゃないの?」というかんじですね。
あなたが隠したり、偽ったりしているかぎり、彼への疑いもどんどん深まっていきます。

そうでなく、「昔の私はあまりに純粋で、彼を信頼しすぎて裏切られちゃったの。それ以来、男性を信頼できなくなっちゃって‥」。

こんなふうに、あなたが勇気をもって真実を伝えることができたら、彼のあなたに対する態度もとてもわかりやすくなるわけです。

その一つは、「ば、ば、ばかな‥‥! 僕がそんな悪い男のわけはないだろ。ハハハハ」などと、
先ほどまでのあなたのような態度を彼がとるケース。この場合、あなたはすぐに「こいつ、オオカミだな」と直感しますね。

真実の王子様であれば、あなたがこのコミュニケーションをしてくれることをとても喜びます。

なぜならば、「自分は十分に信頼されていない」と前々から感じていた、その理由がわかったからです。

そして、オオカミさんが「よりうまくごまかさねばならない」と考えるのに対し、
王子様は「より深く彼女を愛していかなければ」と考えます。

ほんとうにあなたのことを愛してくれる人は、あなたをどのように扱うか。

それは、親御さんであれ、恋人であれ、過去、あなたを本気で愛してくれた人たちと同じような態度をとるかどうかでわかります。

その本物の愛を手に入れるために、あなたには「正直に自分をコミュニケーションする」ということが求められているのです。

では、来週の『恋愛心理学』もお楽しみに!!


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この記事を書いたカウンセラー

About Author

平 準司

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。