お母さんを許せない心の癒し方(4)〜受け取り上手になるために〜

母親を承認するためのエクササイズ

母親を許せると、成熟した女性性のエネルギーを自然に使えるようになります。その最たるものは、愛を受け取り、人とつながる力です。あなたが幸せになると、あなたの周りの人は、あなたを幸せにできたことで幸せになります。そして、あなたをもっと幸せにしたくなります。そんな愛をめぐらせる力のもとは、感謝と承認です。母親に感謝し、母親を承認するためのエクササイズをご紹介しますので、チャレンジしてみてくださいね。

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こんにちは。
カウンセリングサービスのみずがきひろみです。

「お母さん」を許せると、「親密な」関係性を持てるようになるので、いいパートナーシップを恋人や夫婦としてだけではなく、仕事や趣味の場でも持てるようになるので、人生全般、楽に生きられるようになります。

「お母さん」を許すことは、自分のルーツを丸ごと受け入れることでもあるので、自己肯定感も上がります。自分を表現することへの抵抗感が減りますから、悪目立ちするのではなく、効果的に自己主張ができるようになります。当然、周囲の受けもよくなるので、自信がつきますね。

「お母さん」を許すことで、成熟した女性性のエネルギーを使えるようになるから、対人関係がよくなり、対人関係がよくなるから、やりたい仕事ができたり、欲しいものが手に入りやすくなります。あなたの「ために」人が、一肌脱いでくれることが増えるとしたら、それはとても幸せなことではないでしょうか。

それを「嬉しい」、「ありがたい」と思うか、「申し訳ない」と思ってしまうかが、あなたが「受け取り上手」かどうかを分けます。

成熟した女性性を持っている人は、もれなく「受け取り上手」です。「今」「ここ」にある「愛」への感度が高いので、幸せになりやすいですし、自分が幸せであることが周りの人を安心させることを知っています。

人は、皆、誰かの役に立ちたい、と思っています。「受け取り上手」さんは、「あなたのおかげ」という気持ちを伝えるのが上手な、「与え上手」さんでもあります。

よく男性は褒められるのが好きだと言います。これは、男性が、女性以上に、自分が誰かの役に立っているかどうかに存在意義を感じるからです。なので、女性が、「あなたは、こんなに私をハッピーにしてくれているわよー!」と上手に伝えられると、関係性がとてもよくなります。同様に、女性であれ、男性であれ、上司が、部下の陰ながらの努力を推しはかり、そこにある「思い」を承認することができると、部下としては報われた気持ちになるので、この人のためならもっと頑張りたいと思います。この、「思い」を推し量る力が、「受け取る」力、です。

女性が「受け取り上手」になれると、恋愛も仕事もうまくいく、というのはこういうこと、なのです。そして、男性も、「受け取り上手」な人ほど、女性の気持ちがわかるのでモテますし、リーダーとして成功しやすくなります。

「受け取る」ことは、「感謝」し、「承認」することです。日本語には、「ありがとう」というとても美しい言葉があります。「それは有難いほど素晴らしいことです」という最高の「承認」の言葉が、「感謝」なのです。

「お母さんを許せない」ことを心苦しく思っているのなら、ぜひ、「お母さん」に対する恨みつらみを認めるエクササイズをした後で(「お母さんを許せない心の癒し方(2)〜優しいお母さんがよかった〜」)、「お母さん」に「ありがとう」と感謝できるところを100個探して書き出してみてください。すぐに100個は思いつかないでしょう。ノートに少しずつでいいですから、書き足していきましょう。時間がかかってもかまいません。ノートを枕元にでも開いて置いておき、寝る前に思いをめぐらし、浮かんだものから書き連ねてみてください。

「お母さん」が行動で示してくれたこと、言ってくれたこと、あり方から教えてくれたことなど、なるべく具体的に書くことをお勧めします。具体的なエピソードまで思い出せればより効果的です。行為やふるまいの奥にあった「お母さんの心の声」に思いをいたしてみましょう。ひとつ、ひとつ、必ず最後は「ありがとう」で結びます。この「ありがとう」を100個思い出し、書き出すプロセス自体が、「お母さん」の愛を「受け取る」練習になります。100個書き出し終えた頃には、かなり「許し」が進んで、心が楽になっているはずです。

書き出したリストは、あなたが「お母さん」から受け取った「人の愛し方マニュアル」でもあります。人は、愛されたように人を愛する、と言います。あなたが、「ありがとう」と誰かの愛に感謝できた分だけ、あなたは上手に人を愛せるようになります。「受け取り上手」さんが、愛し上手なのも道理ですね。

近しい仲ほど、遠慮がなくなるので、相手に辛辣な言葉を投げつけてしまいがちです。けんかも泥仕合になることが多いです。「お母さん」に文句のない人はいません。「わかってほしい」気持ちでいっぱいになると、怒りがこみあげてきて、つい言いたくないことまで言ってしまい、なおさら引っ込みがつかなくなるものです。

お母さんに噛み付きたくなる時、距離をとって逃げたくなる時こそ、このお母さんへの感謝のリストを見直してみてください。そして、深呼吸をして、お母さんがあなたにどんな気持ちをわかってほしいと思っているのか、もう一度、考えてみましょうか。お母さんの言うことのすべてに同意しなければならないわけではありません。「お母さんのその気持ち、わかるわ」と受け止められれば、それで十二分、です。

そんなあなたは、きっと夫婦喧嘩をしても、とどめをささずにすむでしょう。ちょっと言い過ぎても、「ひどい言われ方をされて悔しかったから言い返しちゃったけれど、ひょっとして私もあなたの気持ちに気づけなかったのかしら?」、「私のために待っていてくれたのに、私が気が付かなかったのかしら?」、「このお花、私のために買ってきてくれたの?」と、パートナーの隠れた優しい気持ちを探し出して、それを受け取ることで早めに仲直りができるのではないでしょうか。

最初から人を傷つけたいと思っている人はいません。人の善意や「愛」を見つけるのが上手で、それを喜ぶことのできる人は、それだけで一緒にいる人を幸せな気持ちにしてくれるので、人が集まりやすいです。あなたのそばにいるのが楽しいから、あなたをもっと喜ばせたいと思います。愛がめぐるときは、みんなが幸せな気持ちになれますね。

頑張っているあなただからこそ、心いっぱい、嬉しい、楽しい、と感じられる幸せを手にしていただきたいです。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

みずがき ひろみ

感情や感覚といった女性性をフルに使い、心のブロックを外すカウンセリングが得意。「目からウロコが何枚も落ちる」と見方が変わることに定評がある。 深層心理に眠る「願い」を掘り起こす「癒し」を通して、人生の豊かさを受け取りたい人の、恋愛、ビジネスでの自己実現をパワフルにサポートしている。