煮え切らない男ども

居心地のよい関係を変えたがらない男

こんにちは 平です。

休日のたびに食料を買い込んで彼の部屋に行き、料理してあげたり、掃除してあげたり、洗濯してあげたりする‥‥。

これが、彼女の“デート”のほぼすべてです。

「どこか素敵な観光地を二人で歩いてみたいわ」という思いはありますが、それを言うと、仕事が忙しい彼はこう反論します。

「週末に出かけちゃったら、いつ掃除するの? いつ洗濯するの? 日常生活がままならなくなっちゃうよ」。

ということで、今のパターンができあがっているわけですが、さすがに1年間もこんな状態が続くと彼女も考えますよね。
で、不満もだいぶたまってきたので、私どもにご相談におみえになったわけです。

社会生活において、男性の多くは自分を抑圧し、気を遣いながら生きています。
そのため、家ではなにも考えず、自分のためだけに時間を使いたい思う人は少なくありません。

彼女のパートナーの場合も、商社マンで深夜残業が多く、出張もしばしばあるので、休みの日は自分中心に過ごしたいと思うタイプです。

「たまには彼女をどこかに連れ出してあげなければいけない」ということはわかってはいますが、
週末はいつも疲れ切っていて出かける気力がなく、日が暮れてから、ちょっと洒落たレストランに彼女を連れていくのが関の山です。

彼女はそんな彼への不満を伝えたいとも思うのですが、「だったら、ほかの男を探せよ」と言われるのが怖くてなかなか言えません。

その結果、彼が機嫌よく過ごしてくれる現在のパターンでがまんしているというのが実情です。

その彼女に私はこう言いました。「一度、人生を賭けて、彼にコミュニケーションをすることをおすすめします」。

「あなたが本音を言ったとしても、彼が二人の関係をより良いものにしたいと考えているのであれば、あなたを手放すことはしないでしょう。そして、結婚という次のステップに進めるかもしれませんよ」

男性は居心地のよい関係を変えたいとはあまり思わないものです。それゆえ、一生、責任をとる必要がなくて、気楽でいられる今のような関係を好むことも多いのです。

そして、それは、彼女を利用しようとしているわけではけっしてなくて、単純に「自分が居心地いいので、彼女もきっとこれが快適なのだろう」と思い込んでいるだけだったりします。

「また、あなたが想像したように“ほかの男を探せよ”と彼が言ったとしたら、所詮、それだけの関係だったということです。
いたずらにおつきあいを長引かせるよりも、結婚を手にしやすい人を選ぶべきだと思いませんか?」

私のこの提案に彼女は納得し、ビビりながらも彼にコミュニケーションしたそうです。

このようなとき、ほとんどの男性は、「いいじゃないの、いまのままで幸せなんだから」などと女性を説得しようとします。

彼女もふだんは「そ、そうね‥‥」と説得されてしまうのですが、この日は自分の思いをはっきりと伝えることができました。

「でもね、時間ばっかり過ぎていく。私は結婚して、子どもをもって、自分の家庭を作りたいと思っているの。いまは幸せだけど、私の夢の時間が奪われていくのはいや」

そして、彼は考えはじめたわけです。「しばらく時間をくれ」と言われ、それから丸2週間音沙汰がなく、待っていた彼女はその間に最悪のことも想定しました。

が、結果は、「きみのご両親にご挨拶にいく」という彼の決意であり、これを機に二人は結婚することが決まったわけです。

彼曰く、「結婚することには責任もリスクもあって、それを全うできるかと言われると自信はない。
けれど、いまのような幸せで快適な生活をきみ以外の人と送れる自信はもっとない。きみを手放すのはいやだ」。

女性のみなさんにとって、この彼の言葉には、いまいちスッキリしない部分もあるかもしれません。
が、ご理解いただきたいのは、いまどきはこのようなタイプの男性がものすごく多いということです。

そして、このタイプの男性は、家庭に入ると意外と家庭的。奥さまのいうこともよく聞きますから、意外といい買い物になることが多いのですよ。

では、来週の『恋愛心理学』もお楽しみに!!


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この記事を書いたカウンセラー

About Author

平 準司

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。