どうすればいいのか?

相談者名
Noriko
はじめまして。私は、38才女性です。ご相談したいことは、これからの人生です。父は、私のことを溺愛してくれました。私はファザコンでした。幼い頃の母との思いではほとんどありません。また、兄とは仲が良かったのですが、けんかばかりしていました。私が8歳のころ、祖父とすむことになり、その頃から父の事業が悪くなり、父は家に帰ってこなくなりました。父は母、兄と喧嘩していました。結局、私が14歳に離婚。中学校では、いじめの対象にもなりました。家でも学校でも、現状から逃げてばかりいました。今思えば、その頃の私は暗闇の中を生きているようで、何の希望もなく、30才で死のと思っていました。特にやりたいこともみつからず、興味のある学校、会社に就職しました。幼少のころから、アレルギー体質でしたが、学生のときはそれほどでませんでした。たぶん会社でのストレスと心が癒されていないせいか、24才ごろからアレルギーがひどくなりました。28才の時、アメリカに留学しましたが、それもいつ死んでもいい、という気持ちからでした。アメリカから戻りたくなかったのですが、資金がなく止むを得ず帰国。その後、体調がすぐれず家に1年ほどいましたが、また勤めましたが、結核になりました。3ヶ月の入院後、自宅療養していました。その後、なかなか体調が戻らず、今は発作性瀕脈不整脈で通院しています。内科に通っていますが、アメリカにいったら、治るだろうといわれました。現在家事手伝いをしています。今まで数十冊の心理学などの本を読んだので、ある程度は癒されているようです。でも、体のこと、将来のことを考えるとゆううつになります。仕事をして、自立したいけれど、体のことを考えると職種は限られますし、年令とかももネックです。恵まれない家族だったので、結婚もしたいけれど、今まで満足のいく恋愛をしていないし、大量の薬を摂取しているので、子供も心配です。今は母に養ってもらっていますが、母がいなくなることを思うと・・。また、兄との関係は中学の時から、最悪で、長年一緒に生活しながら、ほとんど話ませんでした。兄との関係もストレスの原因です。
このような私にアドバイスをお願いします。
カウンセラー
成井裕美
Norikoさん、はじめまして。
勇気を出してのご相談ありがとうございます。
お返事を担当させていただく成井です。

今日は体の具合はいかがですか?
体がしんどいと、心もしんどくなりますし、心がしんどいと、体の抵抗
力が落ちたり、調子が悪くなります。
心と体が密接に繋がっている私達だからこそ、その両方を同時にサポー
トできればいいですよね。

今はお母さんと一緒に暮らしていらっしゃるのですね。
お兄さんとも一緒なのでしょうか?
子供の頃、1番安心感を持てたお父さんの存在は今は心の中で遠くに感
じられて、子供の頃にはとても仲のよかったお兄さんとの関係も今はス
トレスに感じられるようになってしまったのですね。

あの1番幸せだった頃の感覚が今のCにはほとんどないのではないか
な?と文章を読んで感じました。
その幸せな時代には今一緒に暮らしているお母さんとの思い出があまり
無いような感じなのですよね?
だとしたら、今のNorikoさんにとって「幸せ」というの感覚がまるで
「お父さん」と一緒にどこかに行ってしまったように感じれているので
はないでしょうか?

今はお父さんとは連絡が取れるのでしょか?
それともNorikoさんが8歳の時に少しずつお父さんが家に戻ってこなく
なった度合いだけ、Norikoさんの心の中でお父さんとの距離が生まれ
て、今も離れたままの感覚がありますか?

今のNorikoさんの心の中には、その頃の年齢に置き去りになったままの
女の子が住んでいるようですね。
ぽっかりと胸に穴が開いてしまったような感覚や、状況が一変してし
まって混乱した感覚の中に置き去りにされてしまった、子供のNorikoさ
んです。

Norikoさん自身もこう書いて下さっていますよね。
> 家でも学校でも、現状から逃げてばかりいました。今思えば、その頃
の私は暗闇の中を生きているようで、何の希望もなく、30才で死のと
思っ
> ていました。

本当にこの感覚は、とても重たく、そして辛いものだと思います。
今、Norikoさんが心理学の本を読まれたり、自分の体面のケアをして少
しずつ楽になったり、前向きな気持ちになられている一方で、この暗闇
の中に置き去りになっている女の子が居て、今のNorikoさんが前に進め
なくて混乱しているというよりは、この女の子が暗闇の中で「どこに
いったらいいいのか?」と道に迷ったように感じてしまったりとか、
「この先どうしたらいいのか?」と暗闇の中で将来の明るい光が見えな
いように感じているのではないでしょうか?

心理学の本を多く読まれている中で「インナーチャイルド」という表現
を見られたことがあるかもしれませんが、今のNorikoさんだからこそ、
この1人で震えながら道に迷っている女の子を助けてあげることができ
ますよ。
彼女を暗闇の世界から、明るい光に満ち溢れた世界に連れ出してあげま
しょう!

彼女がその時代から成長した分だけ、今のNorikoさんに、この女の子が
昔感じていた「愛されている!」という感覚や「守られている!」とい
う感覚を取り戻していくことが出来ます。
そしてお父さん、お母さん、お兄さんとの間にも、「家族の絆」をもう
1度取り戻して生きましょう。

大丈夫です。今これくらい客観的に自分自身を見つめることが出来てい
るNorikoさんですから、必ずここは超えられますよ。
私達でよければいつでもお話を聞かせてください。
応援しています。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係、自己啓発、ヴィジョン、ビジネス心理を得意とし、”少しでも楽に・簡単に・シンプルに”をモットーに、分かりやすい心理分析と日常的に無理なく取り組める提案を行っている。 その人本来の輝きや、問題の先にあるヴィジョン(幸せな未来や才能)を引き出すカウンセリングが好評である。