楽しむ事について

相談者名
TT
初めまして。こんにちは。私はカウンセリングを受け始めて約4年(月1~2回)になる28歳の女性です。
幼い頃から「私は駄目だ」「皆の役に立ちたい、でも無理」という思いが強く、自分の楽しい事や好きな事にも自信が持てずにいました。
やらなければならない事に追われて疲れ果てる日々が嫌で、自分の好きな事を毎日少しづつでもやっていきたいと思い、実践しています。
…が、なかなか上手くはいきません。エゴの声が囁くのです。
「そんな事して何の意味があるの?それはアンタが楽しいだけ。もっと皆の役に立つ事があるでしょ」「そもそも、それ、楽しいか?」「アンタには何も出来ない」等々…。分かっていても、疲れます。
私はお笑いが好きで、芸人さんという存在が好きです。自分が楽しいと思う事を精一杯やって、本人が一番楽しんでいる。そんな感じが好きなんです。
私はすぐに自分の『楽しい』を疑います。どうしたら自分の一番のファンで居続けられるんでしょう?
担当カウンセラーには「貴方は良くやっている」と言われますが、自分に出来る事があるなら、まだまだ何でもチャレンジしたいのです。
何か感じる事があれば、教えて頂ければ嬉しいです。
カウンセラー
赤松わこ
TTさん初めまして^^ご相談ありがとうございました。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

毎日毎日やらなければいけないことだけで、
1日が、終わってしまっていたとしたら・・・
人は誰でもうんざりして、元気がなくなるだろうと思います。
だからみんな、自分の好きなこと・楽しいことをするんですね。
それでバランスを取って、疲れを癒しているんです。
でも、なかなか毎日自分の好きなことを、続けられる人は
少ないんじゃないかなぁと思います。
TTさんは、毎日少しづつでも、続けていらっしゃるんですね。
本当にすごいなぁと感心しました。素敵ですね^^

カウンセリングも、4年続けていらっしゃるとか^^
ご自分と、「向き合いたい!」と言うお気持ちが、
強いんだなぁ、とても一生懸命な方なんだなぁと思いました。

『お笑い』私も大好きです!大阪生まれでちょっとうるさいですよ^^
笑うことは、とっても大事なことだと思います。きっとTTさんも、
人を楽しませるのが、大好きな方なんでしょうね。

そんな前向きなTTさんが、エゴの声に疲れさせられているんですね。

>「そんな事して何の意味があるの?それはアンタが楽しいだけ。
もっと皆の役に立つ事があるでしょ」「そもそも、それ、楽しいか?」
「アンタには何も出来ない」等々…。分かっていても、疲れます

こんな風にエゴの声に囁かれたら、嫌な気分になりますよね。
楽しいと思ってやっていることも、楽しくなくなってしまうと思います。
ここで少し思い出して頂きたいのですが、ずっと昔TTさんが小さい頃、
何かを一生懸命やっている時に、このエゴの声と同じような言葉を聞いて、
やる気がなくなってしまったことはありませんでしたか?
どうしてこんな風に伺うかと言うと・・・

>幼い頃から「私は駄目だ」「皆の役に立ちたい、でも無理」という思いが強く、

ご相談の中で、TTさんがこう書かれていたからなんですね。
幼いTTさんはとっても優しくて、周りの人が大好きだったんでしょうね。
だからいつも「みんなの役に立ちたい!」と思っていたんです^^
今も一生懸命な方のようですから、その頃のTTさんはもっと、
一生懸命だっただろうなぁと思います。子供は何でも全力投球ですから!
「みんなの役に立つには、どうしたらいいんだろう?何をしたらいいんだろう?」
そう思って色々考えたんじゃないでしょうか?

子供はみんな自分が楽しいことは、他の人も楽しいはずだと思っています。
人に何かしてあげたいと思った時、笑うことの大好きだった幼いTTさんは、
周りの人を笑わせようと、ひょうきんなことをしたりしたかも知れません。
でも、そんな時に「そんな事して何の意味があるの?それはアンタが楽しいだけ。
もっと皆の役に立つ事があるでしょ」なんて言われたら、悲しいでしょう。
幼いTTさんは一生懸命考えてやっていたのに、がっかりしたかも知れません。
そんなことが何度もあったんじゃないかなぁと思ったんです。

一生懸命考えてやっていたのに、「役に立ちたい!」と思ってやっていたのに、
「もっとみんなの役に立つことがあるでしょう」と言われて、
悲しくなってがっかりして、それを繰り返していくうちに、
「私は駄目だ、何をやっても役には立てない」って、
そんな風に思ってしまって、それ以来自信がなくなっちゃったんじゃないかな?
と思ったんですね。「自分が楽しいことは、役に立たないことなんだ」って、
思い込んでしまったような気がします。

その小さい頃の思い込みは、頭で思い出せる記憶としては残っていませんが、
心の奥底(無意識と呼ばれる層です)に、しっかり根を下ろして、
大人になっても、TTさんの考え方や行動に大きな影響を与えているですね。

そうするとTTさんが、何か楽しいことをしようとすると、
『楽しいこと=役に立たないこと』と言う、思い込みが頭をもたげてきて、
TTさんを責め始める訳です。それがエゴの声なんですね。
「楽しもうとする私は役に立たない私」→「役に立たない私は価値がない」
→「私は駄目だ」となってしまうんです。
TTさんは、頭では「楽しみたい」と思っているのに、無意識の部分で
「楽しんじゃいけない!」と、自分にブレーキをかけていたんですよ。

TTさんが楽しいことをして、誰かに迷惑をかけますか?
そんなことはないでしょう^^むしろ楽しそうにしている人を見ていると、
周りの人も楽しくなりますから、役に立っていると思いますよ^^
もっともっと楽しんでいいと思います。そうして欲しいと思います。

TTさんが心から楽しめば、それだけで十分人の役に立てます!
それを忘れないで下さいね^^楽しんでいる自分を好きになって下さい。
自分の1番のファンって、「自分が大好き」ってことだと思いますよ。
チャレンジは、『楽しみ尽くしましょう!!!』です^^ そうすれば、
明るく前向きで楽しい、TTさん本来の魅力が全開になると思います。
私も心から応援しています! ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。