自分をだせるようになりたい

相談者名
てん
現在、大学4年生の女性です。人との距離感を縮められるようになりたいのですが、自分のことをいつもうまく表現できなくて悩んでいます。

具体的に言うと、家族以外の家の外の人たちと会うと、リラックスしているつもりでも顔が笑顔になろうとし、つねに表情をつくろうと体が動いてしまいます。お喋りも得意じゃないので人との会話も付き合いの長い友達以外だとすごく疲れてしまい、その場に3人以上いると黙ったほうがラクなのですごく無口になってしまいます。なので新しい友達ができるのにかなり時間がかかったり、先輩後輩などの年の離れた人との会話を避けようとしたり、異性相手になるととても自意識過剰になっていつも以上に喋れません。なのでずっと恋人もいません。

ふり返ってみると小学校4、5年生くらいから「黙る」ことに慣れてしまっているような気がして、癖みたいになっているのかもしれません(4年生のころ、新しいクラスで今まで仲のよかった子たちと離れてしまったり、新しい部活に入部して知らない人がたくさんの環境になったのが原因なのかな…?)。ずっと自分を出せなくて悩んでいましたが、年々悩みが大きくなっている気がして、早く治したいのですがどうすればいいかわかりません。最近は、卒論のためのゼミの議論で発言できないことが毎回悔しかったり、申し訳なかったり、就職して社会人になっても黙ったまま、自分を出せないままなのかと思うととてもつらいです。思ったことをそのままいえばいいと思っても、それでどう思われるのかが気になるし、まず「思ったこと」が浮かびません。そんなはずはないのですが…。自然に自分の「思ったこと」を言える人がうらやましいです。どうしたら「黙る」自分から変われるのでしょうか。

カウンセラー
仁和智美
てんさん、はじめまして。
カウンセリングサービス所属カウンセラーの仁和智美です。
今回、てんさんのご相談を担当させていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。

てんさんは人との距離感を縮めるために
自分のことを表現していきたいと思われているのですね。
本当は気の置けない仲間をたくさんつくって
毎日を楽しく充実したものにしていきたい、恋人もつくりたい、
と思っていらっしゃるように感じました。

>家族以外の家の外の人たちと会うと、リラックスしているつもりでも顔が笑顔になろうとし、つねに表情をつくろうと体が動いてしまいます。
>その場に3人以上いると黙ったほうがラクなのですごく無口になってしまいます。
>異性相手になるととても自意識過剰になっていつも以上に喋れません。

慣れない相手やあまりよく知らない人と話をするのは
とても緊張しますし、人一倍に気を遣って話さなければならない
ように感じますよね。
そうなると、何か発言するよりも聞き役に徹したほうが
過剰な疲れを感じなくて済みますよね。

また、異性相手となると自分のことをどう思われているか
とっても気になりますから自意識過剰になるのも無理ありませんよね。

しかし、このまま状態では相手のことを知ることができても、
相手に自分のことを知ってもらうということは
少し難しくなるかもしれませんね。
そこはてんさんもお気づきのように自分からの言葉を
発信していくことが必要になっていきます。

>小学校4、5年生くらいから「黙る」ことに慣れてしまっているような気がして、癖みたいになっているのかもしれません
>ずっと自分を出せなくて悩んでいましたが、年々悩みが大きくなっている気がして、早く治したいのですがどうすればいいかわかりません。
>思ったことをそのままいえばいいと思っても、それでどう思われるのかが気になるし、まず「思ったこと」が浮かびません。

黙っていることに慣れてしまっているとのことですが、
その当時は黙っていることしかできなかったり、
黙っていることで周りから悪く思われないで済んだり、
と、何かしらの理由があったのかもしれませんね。

しかし、てんさんがだんだんと成長するにつれて
もう今までのように黙ってばかりではいられない状況に
なってきているようですね。
ゼミの議論で発言できないことが悔しく感じたり
申し訳なく思ったりするということは、
黙っている自分ではうまくやっていけなくなってきているのを
ひしひしと感じていらっしゃるからこそつらいのかもしれませんね。

>自然に自分の「思ったこと」を言える人がうらやましいです。どうしたら「黙る」自分から変われるのでしょうか。

今まさに、てんさんが自分を変えるチャンスがおとずれていますね。
ぜひ私たちと一緒に人生を変えるチャレンジをしてみませんか?

頭では言いたいことを言えばいい、と思っていても
こころが思うようについていかないことがあります。
頭ではアクセルを踏んでいて、
こころではブレーキをかけているような感じです。

先ほども書きましたように、黙ってしまうことには何か
理由があったのだろうと思われます。
それは、てんさんが思ってもみないことかもしれません。
あるいは、人との距離をとらざるを得ない理由があったのかもしれません。

てんさんが何か言いたいことを言おうとするときに
自分自身にどんなこころがはたらいているように感じますか?

「誰に、どう思われるんだろう?」
「私の言っていることは間違っていないだろうか?」
「誰かを傷つけることを言ってしまわないだろうか?」
「私の気持ちが伝わらなかったらどうしようか?」
「誰も私の話なんて聞いていないんじゃないだろうか?」
「言っても無駄なんじゃないか?」

さて、てんさんにはどんなブレーキがかかっているのでしょうか。
このブレーキを外してあげることで自然と言いたいことが
言えるようになるかもしれませんね。

よろしければカウンセリングを利用して
てんさんのブレーキになっている思いを探ってみませんか?
また、そのブレーキを安全に外していきませんか?

ブレーキがかかるようになってしまった理由があり、
そのブレーキがこれまでのてんさんを守ってきたのかもしれません。
でも今はもう、そのブレーキも必要ない時にきているのだとしたら、
新しいてんさんの人生が開ける時なのかもしれませんね。

きっとてんさんは大きく変わることができますよ!
応援していますね。

この度はご相談いただきまして、ありがとうございました。

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