自分のことが大嫌い

相談者名
さくら
私は21歳の大学生です。これからどう生きていったらいいのかわからなくてアドバイスをいただきたくて
投稿しました。

私は性格が悪いです。甘ったれていて、いけすかなくて、礼儀知らずで…。
自分のことが大嫌いです。
世界中のみんなに嫌われているように感じます。
ほんとうに私は性格が悪いです。いけすかないです。魅力がないです。空っぽです。

中学の頃突然膜が張り出しました。
脳みそに膜が張っている感じというか「生きている感じがしない」のです。
比喩ではなくて、ほんとうにそういう感覚にとらわれたまま今に至っています。

病院へ通っています。抗うつ剤と精神安定剤を処方してもらっています。
3年通っているのですがいっこうによくなる気配がありません。
学生相談室にも行っているのですが、
先生に嫌われているように感じるのです。病院の先生にもです。
だから私はよっぽど性格が悪いんだと思います。

人と接するのが辛く、学校の帰りの電車で友達と話すのも苦痛です。

8ヶ月ほどバイトをしていましたが、忙しくなると膜が分厚くなって
仕事が手につかなくなったり、人間関係がぐちゃぐちゃになってしまいやめました。
これから社会に出て働けないんじゃないかと不安です。

リラックスして黙っていると相手にも失礼だと思って何かをしゃべろうと思うのですが
私は中身がない人間なので何も話せません。

こんな性格でどうやって生きていったらいいのかわかりません。
生理前状態が悪いときしょちゅう死にたくなります。
甘えているのはわかります。だけどつらいんです。

私にはなんの能力もなくて、魅力もなくて中身もないと思います。

なんにもやる気が起きなくて、何をしても楽しくなくて
誰のことも好きじゃありません。
周りの人の長所はよく気がつきます。いい人ばかりだと思います。
だけど好きじゃありません。

生きていくのがしんどいです。

夏休み2週間ほど食べて寝るだけの生活を送っていましたが
相変わらず変化もなく、憂鬱が続いています。

どうやっていったらいいのかもうわからなくなったので
なにかアドバイスをいただきたいです。よろしくお願いします。

カウンセラー
根本裕幸(退会)
さくらさん、こんにちわ。根本です。
ご相談ありがとうございました。21年の間に辛い事がたくさんあったみたいですね。
僕に言わせるとさくらさんは金鉱脈みたいな方のように感じます。

すごい自己嫌悪や自己否定がありますよね。
僕たちの心の中にはエゴっていわれるところがあって、自分を苦しめよう、幸せになるのを邪魔してやろう、という働きをしています。
それがまるで魔女や鬼のように感じることだってあるかもしれません。
それくらい強いエゴがあるとしたら、ある面では、それくらい痛みが心にある、ということだと思うんです。

ちょっと想像してみてください。
「あたしには全然いいところなんてないでしゅ。あまったれでしゅ」と言っている3歳児。
ちょっといませんよね・・・。
だから、さくらさんもそれくらい幼かった頃には自分の事が大好きで、元気な頃があったと思うんです。
でも、どこかでそんな自分を否定せざるを得なかった出来事が重なってしまったのかもしれません。
それがきっと心の痛みとなって、今のさくらさんに影響しているのでしょう。

でも、実はその自己否定の強さの分だけ、価値や才能の光も強いんです。
ちょうど自己否定という土に覆われてしまった金塊のように。
だから、その痛みを癒していく事ができたとしたら、その土を書き分けるように素敵な価値にたくさんめぐり合えるでしょう。

僕たちの元へも毎日のようにしんどい思いを抱えられた方がいらっしゃいますが、誰一人として価値のない人間は知りません。
社会的にうまく行かずに、強い自己否定を繰り返している方も知っていますが、彼にはとてつもない才能が隠れていました。

心の痛みが作り出すエゴはあなたの才能や価値を隠そうとします。
たくさんの金塊があるのならば、少しの土ではすぐに見つけられてしまいますから、何層にも何層にも厚く自己嫌悪という土を使って隠そうとするでしょう。

> 私は性格が悪いです。甘ったれていて、いけすかなくて、礼儀知らずで…。
> 自分のことが大嫌いです。
> 世界中のみんなに嫌われているように感じます。

それは辛いですね。
寂しさや孤独感もさくらさんにはなじみの感情ではないでしょうか。
我慢もたくさんされたんではないですか?
そして、自分に厳しく当たることも。
きっとさくらさんは否定されるかと思うけれど、さくらさんは甘ったれというよりは、その正反対な気がします。
厳しく厳しく自分を保とうとされているようにも見えるのです。

自分のことを嫌いになると、それが社会に投影されて、社会全体が自分を嫌っているように感じさせるものです。
人だけでなく、木々や動物すらも自分を嫌っているように感じることも僕たちにはあります。
何か生きているだけで迷惑な気持ちになることだってあるでしょう。

でも、それは本当は自分のことが大っ嫌いだから起きる現象なんです。
だから、自分を好きになること、これがさくらさんにとっては人生を変えてしまう大きなツールのような気がします。

もちろん、自分を好きになる事、これは可能なことです。
信じられないかもしれないけれど。

> 中学の頃突然膜が張り出しました。
> 脳みそに膜が張っている感じというか「生きている感じがしない」のです。
> 比喩ではなくて、ほんとうにそういう感覚にとらわれたまま今に至っています。

何か感覚が麻痺してしまったような感じでしょうか。
考えることや、感じることが思うようにできず、また、現実感覚が希薄だったりするのかもしれません。

中学の頃、あるいは思春期の入り口あたりで、辛い経験はありませんでしたか?
何か自分の生き方が変わってしまったような出来事かもしれないし、取るにたらないと思っていながらも長い間引きずってしまった経験かもしれません。
僕にはそこに何らかのカギがあるような気がします。

自分で判断せずに、一度カウンセリング等で、客観的に自分を見返してみることもお勧めしたいですね。
色々な気付きが得られるんじゃないかと思います。

さくらさんが人生を大きく変えて行くことができるように僕も祈ってます。

それでは。

 

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