気付かない内にうそをついてしまう

僕たちはお医者さんではないので、診断はできないのだけど、病気かどうかはあんまり考えなくてもいいと思いますよ。
僕もいろんな方をカウンセリングしていますし、中には診断書片手にいらっしゃる方もいるのですが、あまり病気ってことにこだわらないようにしています。
先入観になったり、いらぬ判断をしてしまいますから。
それよりも、今目の前にいるその人を、その心をもっと見つめたいと思ってます。

あきなさんにとって「嘘をつく」というのはどんな意味や目的があるんでしょうね。
わかって欲しいこと、理解して欲しいこと、どんな場面なのでしょう。
そこで意識が飛んでしまうということは、もしかしたら、もともとある罪の意識が意識を麻痺させてしまっているのかもしれませんね。
だから、嘘をついてしまうとき、きっとそれ以外に今はまだ手がないからだろうと思うんです。
いわば、嘘をつかざるをえない状況を自分で作り出してしまっているような感じかな。
それくらい心の中はぎりぎりなのかもしれないし、どうしていいのかがさっぱり見えなくなってしまっているのかもしれませんね。

あきなさんにとって、自分ではまったく気付いていなかったり、忘れてたりするけれど、辛い時代が長くあったのかもしれません。
だから、そこではあきなさん自身が悪いとは僕には思えませんよ。

一度、じっくりと自分の心を見つめてみるといいかもしれませんね。
カウンセリングサービスの色々なコンテンツ～心理学講座や心理テスト、コラムなど～がお役に立つかもしれないし、必要ならば電話カウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。
そうして、今まで気付かなかった自分の気持ちを知ったり、心を見つめることで、より自然な（すなわち、嘘を必要としない）自分へと成長していくことができるでしょう。
もちろん、辛い気持ちや抑圧してた罪の意識が出てくることもあるのかもしれません。
でも、それもまたプロセスのひとつですから、それを信じて自分の心を楽に癒してあげようと思ってください。
誰かに優しく接するように、自分にも優しくしてあげたいですね。

そうして、あきなさんがあきなさんらしくいられることを学んでいって欲しいです。
その分、きっと楽で楽しい毎日がやってくるから。

嘘をつかざるを得なかった自分を許してあげましょうね。
少しずつでかまいませんから。

ありがとうございました。