アディクション?

相談者名
usako
初めまして。
今、同じ事を繰り返す生活をしてます。アルコール、過食、噛み吐き、過剰な運動・・・こうなるまで、いろんな経過や気持ちの流れがあり、自分でも自分は結局何が気に入らないのか、どうしたいのか、よく分かりません・・・
一番最初に、まるで自分の意志ではなく、異常に食べたことが始まりのような気がします。それは約、二年前くらい。その前に、大好きだった彼との別れがあり、すごく悲しく、その思いがきっかけだとは思います。初めて、自分をありのままに出せた人でした。彼への思いを断ち切るため、一人で海外へ行ったり、(思い出の場所)前向きになろうと、いろんな本を読んだり、映画を見たりしました。
もともと、お酒は好きで、バイトがらいつしかよく飲むようになってました。
最初は忘れる為、でも酔った中で、思い出の中で会える・・・みたいな気持ちになり、とにかく飲むようになりました。そんな時、前から友達だった男の人が、好意をよせてくれて、とまどいながらも、つきあいだしました。でも、気持ちはなかなか前の彼を断ち切れず、全て正直に話しました。過食のことも・・・彼は、もう少しお酒をひかえたら?と心配してくれましたが、どうしてもやめれませんでした。
私自身、気持ちと行動のコントロールができにくい中、少しずつ彼の存在が必要になってきました。つきあってる実感もないまま、突然、友達でいよう・・・と言われ、なんだか前の彼のこととダブルで受け止めなくなくなり、よけいに苦しくなりました。理由を聞くと、心配してるのに周りが見えてない、前の彼には勝てないなど・・・私もいけないところがあったので、でも今は、すごくそばにいてほしいと手紙にしておくったりしました。・・・がんばってない、とか言われた言葉もくやしかったし、私自身、アル依存、過食を治したかったので、それから三つ仕事かけもちで休む暇もなくとにかく働きました。半年後、去年の夏には、症状は最悪状態でした。バイトを減らし、少しは落ち着いたものの、今はアルコール、過食、噛み吐き、運動をやめたいと思いつつ、心のどこかで、安らぎとさえ思ってるような気がしてきました。他にも、父親の借金地獄、何回もだまされる母親のことがあります。話せば長くなるのですが、早く家を出なければ・・・と焦りがあるのですが、仕事にさしつかえるほど、症状が悪化してるので、気持ちと行動がなかなか一致しません。家にいても、お金のことばかりがとびかい、安らぎが全くありません。
一番仲のよかった友達は精神分裂病になりました。以前から、人の言うことばかり妙にきにする、なにか変だなと思いつつ、もともと神経質だったのであまり気にしてませんでしたが、去年あたりから症状が悪化して判明しました。
もちろん、今も親友ですが、以前ほどは私も自分のことを話さなくなりました。
なんか、ココロを開く人がいません。自分でいうのも変ですが、以前は落ちこんでも、時間がたつとがんばれたのに、やる気も持続しないし、何でも先延ばしにしてしまいます。そして、飲む過食、運動・・・すごくこのパターンから抜け出たい、でも唯一の安らぎ・・・精神的な自立のみです・・・と言われますが、なにか、今回は本当にどうしようもありません。最近はいい加減、治らない自分、我に返る為、リスカもするようになりました。
なにか、アドバイスしてもらえたら、ココロ強いです。
カウンセラー
高橋 大
usakoさんはじめまして。高橋と申します。
ご相談くださってありがとうございます。

> 今、同じ事を繰り返す生活をしてます。アルコール、過食、噛み吐き、過剰な運動・・・こうなるまで、いろんな経過や気持ちの流れがあり、自分でも自分は結局何が気に入らないのか、どうしたいのか、よく分かりません・・・

アルコール、過食、噛み吐き、過剰な運動・・・。
これらのことを、usakoさんはやりたくてやっているわけではないんですよね。
だからこそ、今とてもお辛いことと思います。

なぜそのようなことをしてしまうのか。
どうしたらよいのか。
一緒に見ていきましょう。

> 一番最初に、まるで自分の意志ではなく、異常に食べたことが始まりのような気がします。それは約、二年前くらい。その前に、大好きだった彼との別れがあり、すごく悲しく、その思いがきっかけだとは思います。初めて、自分をありのままに出せた人でした。彼への思いを断ち切るため、一人で海外へ行ったり、(思い出の場所)前向きになろうと、いろんな本を読んだり、映画を見たりしました。

usakoさんにとってこの彼はかけがえのない人物だったんですね。
自分のありのままを出せるということは、あたかも自分の一部であるかのような・・・。
それほどの親しみを持っていた彼との別れは、usakoさんにとってどれほどの悲しみだったかと想像すると、こちらも辛くなってしまうほどです。

ここで湧き上がってきた「悲しさ」という感情との折り合いを、アルコールや過食などの「中毒」で補おうとしているのではないでしょうか。

自分のありのままを出すことのできた彼。彼の前ではusakoさんが持つ「甘えたい!」という素直な感情を自然に出せたのでしょう。
彼と別れたことにより、甘えたい(依存的な)部分を表に出せなくなってしまった。
だからアルコールなどに依存せずにはいられなかったのでしょうね。

ここで一つ。usakoさんは、依存的な部分を表に出すことが苦手だということに気付いてくださいね。

usakoさんの前向きな姿勢は素晴らしいです。
だからこそ、私はusakoさんの辛かった部分を見ていきたいと思います。
周りの人に甘えてもいいんですよ。
悲しかったんだ、と、人の前で寂しさ・辛さに思いをはせてもいいんです。
なぜなら、usakoさんはそれだけの価値がある人だから。
もちろん、私もその中の一人に加わりたいです。

> もともと、お酒は好きで、バイトがらいつしかよく飲むようになってました。
> 最初は忘れる為、でも酔った中で、思い出の中で会える・・・みたいな気持ちになり、とにかく飲むようになりました。そんな時、前から友達だった男の人が、好意をよせてくれて、とまどいながらも、つきあいだしました。でも、気持ちはなかなか前の彼を断ち切れず、全て正直に話しました。過食のことも・・・彼は、もう少しお酒をひかえたら?と心配してくれましたが、どうしてもやめれませんでした。
> 私自身、気持ちと行動のコントロールができにくい中、少しずつ彼の存在が必要になってきました。つきあってる実感もないまま、突然、友達でいよう・・・と言われ、なんだか前の彼のこととダブルで受け止めなくなくなり、よけいに苦しくなりました。理由を聞くと、心配してるのに周りが見えてない、前の彼には勝てないなど・・・私もいけないところがあったので、でも今は、すごくそばにいてほしいと手紙にしておくったりしました。

彼とうまくコミュニケーションができなかったのかもしれませんね。
好意的な彼とうまくやっていくことができなかった理由は、usakoさんの心の奥にある「罪の意識」が原因のように思います。
自分に足りないところがあった、至らないところがあったという気持ちが、前の彼との別れで生まれてきたのかもしれませんね。
そして、お酒に頼っている自分、前の彼への気持ちを断ち切れない自分・・・。
彼を前にすると、これらの部分が心の中で首をもたげ、usakoさんを刺激したのかもしれませんね。

でも彼はね、そんなusakoさんを好きになってくれたんですよ。

usakoさんの弱さも、辛さも、全部ひっくるめて彼はusakoさんを求めたのではないでしょうか。

もしもその彼のために今、何かをしたいとusakoさんが思うのならば、彼のためにできることは、usakoさんの中にある前の彼への気持ちを整理することなのではないでしょうか。
usakoさんの心の中に住んでいる前の彼。気持ちを整理して前の彼の幸せを願う事ができたとき、前の彼はusakoさんの心の中で、更なる幸せを求めて旅立ち、その心のスペースに彼を受け入れてあげることができると思いますよ。

>・・・がんばってない、とか言われた言葉もくやしかったし、私自身、アル依存、過食を治したかったので、それから三つ仕事かけもちで休む暇もなくとにかく働きました。半年後、去年の夏には、症状は最悪状態でした。バイトを減らし、少しは落ち着いたものの、今はアルコール、過食、噛み吐き、運動をやめたいと思いつつ、心のどこかで、安らぎとさえ思ってるような気がしてきました。

がんばっているusakoさんにとって、がんばってないと言われるのはとても腹が立ったことでしょうね。
彼はusakoさんを理解したいのに理解できなくて、ちょっぴり怒りが出てしまったのかもしれません。
それだけusakoさんを理解したがっていると考えて、許してあげてくださいね。

自分の依存的な部分を満たすため、仕事にまでも没頭されたのですね。
それらの行動が一時的な安らぎを与えてくれていたのかもしれません。
でもそれと同時に、この「やり方」がusakoさんにとってはもう限界に差し掛かりつつあるようにも思います。

生きるということは本質的には楽なことです。
もしもそれが辛いとしたら、そこにある辛さは「誰かを求める心の叫び」なのかもしれません。
叫びの声をやさしい感情へと変える事ができるとしたら、そのために必要な事は、許すこと、もしくは手放すことだと思います。

休む事を自分に許し、何かに依存するやり方を手放してみませんか?

それはとても怖くて辛いことです。でも私はusakoさんに幸せになって欲しいと強く思います。
だからこそ提案しました。
私も、生きるということの喜びをやっと知ることのできた一人だから。

>他にも、父親の借金地獄、何回もだまされる母親のことがあります。話せば長くなるのですが、早く家を出なければ・・・と焦りがあるのですが、仕事にさしつかえるほど、症状が悪化してるので、気持ちと行動がなかなか一致しません。家にいても、お金のことばかりがとびかい、安らぎが全くありません。

usakoさんの問題の根本には、父親と母親が大きく関わっているのでしょう。
こういうご両親だったから「甘えるわけにはいかない」という気持ちが芽生えたのではないでしょうか。
だから「自立しなくちゃ」と思い、家を出たくなる。
でも、今の心は「甘えたい」という部分が溢れ出ているような状態ですね。
だから気持ちと行動が一致しないのでしょう。
安らげる場所を求めると怖れが出てきます。ここで勇気をもって一歩進む意欲を持ってくださいね。
このコーナーへ投稿しようと思ってくれたように。

> 一番仲のよかった友達は精神分裂病になりました。以前から、人の言うことばかり妙にきにする、なにか変だなと思いつつ、もともと神経質だったのであまり気にしてませんでしたが、去年あたりから症状が悪化して判明しました。
> もちろん、今も親友ですが、以前ほどは私も自分のことを話さなくなりました。

今usakoさんがお友達のためにできることは、幸せになったusakoさんを見せてあげることですよね。
人は変われるということをお友達に見せてあげてくださいね。

> なんか、ココロを開く人がいません。自分でいうのも変ですが、以前は落ちこんでも、時間がたつとがんばれたのに、やる気も持続しないし、何でも先延ばしにしてしまいます。そして、飲む過食、運動・・・すごくこのパターンから抜け出たい、でも唯一の安らぎ・・・精神的な自立のみです・・・と言われますが、なにか、今回は本当にどうしようもありません。最近はいい加減、治らない自分、我に返る為、リスカもするようになりました。

今のusakoさんは、痛みを通して生きていることを確認しているのかもしれませんね。
そしてその痛みはusakoさんの心の痛みです。
その痛みから吹き出ている感情を私は見てあげたいと強く思います。
なぜなら、とても辛そうだから。

ここに一人、usakoさんの辛さを和らげてあげたいと思っている人間がいるということを、心の片隅にしまっておいてくださいね。

ご相談くださってありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。