「女性的」と「我慢」ってどういうこと?

相談者名
que
相談と言うよりも私が言われた言葉についてどういう意味に取ればよいのかか分からなくて。それをどのように解釈すればよいのかアドバイスを頂きたいと思いまして。他人の目という点から失礼を承知の上でお願いします。

自分が嫌い。こういう相談事例沢山拝見させていただきました。そしてその回答を読み、泣いたりする事も多々ありました。
私も自己嫌悪の激しい部類に入ると思います。確実に。

ある人との話の中で「自分自信を好きか?」という話になりました。私は悩んだのですが(自分自身の話を他人にするのは私の中でタブーだった為)「多面性がある自分が嫌い」だと一応本心を言いました。そして「その反面大好きなのかもしれない」と。最後のそれは口をついてでてしまった言葉でしたが。
「ここは私自身の話をする場所ではないから本当は言いたくなかった」とも言ってしまいました。(正直それら全てを言ってしまった後は後悔してました。)

それに対して彼は「それってすごく女性的な考え方だよね」そして「我慢しすぎているんだ」と。

私は生物学上女性です。ただそれに私は理解が出来ない部分があるんです。
私が思う自分は内面的にヒステリーで神経質で潔癖性。
これが「女性的」でしょうか?
自分自身に対しブレーキをかける回数は多いかもしれませんが、我慢しているとは思っていません。私のそれが我慢だなんて呼べるものだとは思えないのです。
その日以外の話でも無意識にそういうニュアンスを出してたかもしれない。だから彼は私をその様に形容したのでしょうか?
そう思うということは私は彼に嫌われている事に繋がるのでしょうか?

直接彼に確認は出来ないんです。あまり親しい関係ではなく、ですが嫌われたくない人に言われたことなので気になってしまって。
会う機会があっても意識的に気づいてない振りを・・・。
このままでは顔を合わせることも出来なくなりそうです。

なるべく簡潔にまとめようと思ったのに、長くなって申し訳ありません。答えにくいかと思いますがよろしくお願いいたします。

カウンセラー
高野康子
queさんこんにちは。 初めまして、高野と申します。>他人の目という点から失礼を承知の上でお願いします。

対人関係のトラブルって「コミュニケーションがうまくとれない」がダントツで
1番なんですよね。 いくら同じ日本語を使っているとはいえ、そこは違う
人間同士。 伝えたかった意味がきちんと伝わらなくてもどかしい思いをした
経験を、みなさん1度や2度お持ちなのではないでしょうか。
今回のqueさんのご質問も、そういったコミュニケーションによるものですね。
こちらこそどうぞよろしくお願いします。

>自分が嫌い。こういう相談事例沢山拝見させていただきました。
>そしてその回答を読み、泣いたりする事も多々ありました。
>私も自己嫌悪の激しい部類に入ると思います。確実に。

回答を読みながら涙した後で、人に対して、より寛大になっているご自身が
居る事に気が付きませんでしたか?
自分が痛みを経験してきた度合いだけ相手の痛みにも寄り添う事が出来るよう
になっていきます。

仮にqueさんが自己嫌悪の部分をずっと見続けていたとしても、queさんの中で
そういった「人を包み込む優しさ」は着実に育ってきていますよ。

>ある人との話の中で「自分自信を好きか?」という話になりました。

人の本質に迫る話題となっていったのですね。
ふいにそんな質問をされたら思わず構えてしまいたくなりますね。

>(自分自身の話を他人にするのは私の中でタブーだった為)

もしかしたらqueさんは今まで生きてこられた中で、自分自身の話しをして
その結果とても辛い思いをしてしまったか、身近な誰かがそういう状況に
よって困難になっているのを見てきた、という経験をお持ちなのでしょうか。

>(正直それら全てを言ってしまった後は後悔してました。)

このタブーを自覚しておられるという事は、今回の会話に限らず、queさんは
普段から対話の中で聞き役になる事が多く、自分のアピールは慎んでいる
と言えると思うのですがどうですか?
もしそうだとしても、それが悪いという訳ではありませんよ。 それも円滑な
コミュニケーションを取るにあたっての必要な要素ですから。

>それに対して彼は「それってすごく女性的な考え方だよね」
>そして「我慢しすぎているんだ」と。

彼はqueさんのコメントを聞いて「女性的な考え方」「我慢しすぎ」と判断し
たのですね。 どんな言い方でこれを伝えられたのかにもよりますが、言葉の
上では「僕とは違う」と切り離されてしまったような寂しい感じがしますね。

queさんは発言後、後悔してしている時にこの感覚を受け取って、内心パニック
を起こしたのではないでしょうか。 それで自分を取り戻す為にも、もう一度
「何が起こったのか」「何を彼は言わんとしていたのか」を考えてみたくなっ
たのかもしれませんね。

>私が思う自分は内面的にヒステリーで神経質で潔癖性。
>これが「女性的」でしょうか?

確かにこの3つは男性よりも女性の方が多く持っていると一般的に言われています。

ただqueさん自身「女性的」とは、もっと別のニュアンスも含まれているとお考
えなのではありませんか? つまり、ここでqueさんが知りたい事とは「女性的
とは何か?」ではなく「彼がqueさんのコメントを聞いて”ヒステリーで神経質
で潔癖性”と指摘したのか否か」の方だと思うのです。 その結果、日頃から
「我慢してる」と見られたのかどうかが気になるところではないでしょうか。

これは私の視点からですけれど、彼の言った「女性的」とは「古風な女性」という
ニュアンスなのかと解釈しましたよ。

>「ここは私自身の話をする場所ではないから本当は言いたくなかった」とも言って
>しまいました。

こういった↑自分を全面に押し出そうとしない所は、一昔前では女性のたしなみ
でもあった訳です。 女性も男性と対等になって意見を交し合うようになった現代
でも「出しゃばる女は好きではない」と意見する男性が今尚居るのには、やはり
それなりの美徳があったからなのでしょう。 そして偏見も薄くなり、発言の自由
が与えられている時代の中で、あまり自分をアピールする事を好まないqueさんは
彼にとって「我慢しすぎ」と映ったのですね。 何故って彼にとって自分の話が出来
ない環境というのは相当な我慢を必要とするものだから。  queさんを自分と対等
の関係と思っているからこそ言ってしまった一言だったのだと思います。

それに嫌いな人であったら「きっと彼女も僕と同じ」という発想を無意識のうちに
避けてしまうでしょう。
だから今回の彼の言葉は”queさんを嫌っているには繋がらない”と私は見ています。

ですから、そんなに心配しないで。 今度彼と会う機会が訪れた時には
勇気を出してqueさんの方から挨拶をしてみてはくれませんか?
「嫌われているかもしれない」という気持ちを終わらせてしまう為にも・・・。

それと、ここからは今後の提案を少しだけさせて頂きますね。

今回の彼とのトラブルはqueさんの中にある「自分の話を他人にしてはいけない」と
いうタブーが発端となっています。  私はqueさんがタブーをなくして自分を
アピールしてみるという事もコミュニケーション内の選択として加えてもいいと思う
のです。 queさんはこのタブー、自分の中でどう捉えていますか?

もしもこの制限が無くなったとしたら、自分のありのままを表現してそれを受け入れて
もらった時「自分は愛されているなー」と素直に感じられますよ。 それは受身の時に
感じる「必要とされている」とはまた違った喜びです。
悪い感覚ではないので選択の1つとして加えてみてはいかがでしょうか。

しかしタブーは痛みによって作られていますから、そう簡単にはいかないかもしれません。
少しずつのチャレンジがベストです。 困難になった時にはまた私達カウンセラーにお話
を聞かせて頂けたらと思っています。

まずは今回のご質問にあった彼と繋がる勇気を出す事からですね(^-^)

頑張って下さい。 応援しています。

高野 康子

この記事を書いたカウンセラー

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