どうしたらいいのか

相談者名
りんご
27歳のひきこもり女です。今まで一度も就職した事がありません。26歳の時思い切って以前から興味のあった整体の学校に通いましたが途中で色々考えてしまって通えなくなってしまい、それ以来、自信がなくなって、人付き合いもバイトも皆恐くなってしまいました。現在、家族からは働く様に言われ、年齢的にもそうだよなとは思うもの、どうしても次の一歩が踏み出せません。(面接に行っても暗いし、マイナス思考のせいか落ちてばかりです。)学校に復学するという道もある事はあるのですが、今の私だと自信がないのです。(TVを見て寝てばかりで体力もすっかり落ちてしまったし)周りの友達を見ると私はいいかげんで甘ったれていると思います。以前仕事をしていた時パニック障害だと診断され、私が生きていてむなしいとかうつ状態な気もちになり仕事が続かないのは母親が子供時代に厳しかったからと言われました。(その後の見てもらった占いでも言われました。)友人に自立ができていないといわれこたえました。これ以上逃げていたくありません。他人にぐちばっか言って暗い気持ちにさせるのも、もう嫌だな、そんな自分嫌だなと思います。私はどうしたら精神が安定するのでしょうか?自分の事ばっかり高校を卒業して考えてきた気がしてそれで行き詰まっている気がします。他人に対して無関心んいなっているのも治したいのでう。乱文長文ですみません。良いアドバイスがありましたら教えて下さい。
カウンセラー
中原謙一
りんこさん、初めまして
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。

さて、りんごさんの文章を読ませていただいて、私が感じたことなのですが、もしかしたら、自分に自信がない以上に、自分のことが嫌いなのではないでしょうか?

りんごさんは、嫌いな人がいたらどのように扱いますか?

一般的には、嫌いな人に優しくする人はいないでしょうし、幸せにしたいとは思いませんよね。
もしかしたら、りんごさんは自分自身が嫌いな分だけ、自分を幸せにしないような選択をしているのではないでしょうか?

その根本にあるものは、おっしゃる通り、母親との関係にあるのかもしれません。
ただ、それ以上に、りんごさんは自分に対していろんなことをしていることに気がついていないのではないでしょうか?

例えば、パニック障害になる原因としては、かなり昔から、りんごさんは自分のいいたいこと、伝えたいこと、さまざまな感情、怒りや悲しみなどや、いいたくても言えなかった欲求など、それこそたくさんの感情が心の中に抑え込まれていてたまっている状態で、その抑え込まれた感情がコントロールできなくなったとき、パニックになるのではないかと感じます。

また、引きこもりというのは「自分に何もさせない」という怒りの表現でもあります。
ある意味、就職をしないことで、そして引きこもりという表現を使うことで、言葉で伝えられなかった想いを誰かに伝えようとしているのかもしれませんね。

引きこもりやパニック障害など、普段言葉で伝えられない感情がたまってしまって、言葉以外で表現しようとしている状態を表すわけですから、りんごさん自身がこの状態から抜け出す鍵としては、本当にいたかったこと、伝えたかったこと、わかって欲しかったことなどをちゃんと表現することが必要だと感じられます。

そして、今のりんごさんが持っていないある感情を、自分に与えてあげる必要もありますね。
それは「楽しさ」という感情です。

引きこもっている状態では、自分が嫌いなわけですから、嫌いな自分に楽しさを与えようということはしません。
ですので、今のりんごさんには、おなかを抱えて転げ回るくらい「楽しい」と感じられることがほとんどないのではないかと感じます。
しかし、今のりんごさんにはその楽しさの感情が必要です。
その感情を持つことによって、現状から抜けられる大事な鍵となるでしょう。

しかし、自分が嫌いと思っている状態では、この「楽しさ」を自分に与えることを「難しい」と感じてしまいます。
そうすると、楽しさを与えるのと同時に、りんごさんは「自分を好き」になれるかどうかがポイントにもなってきます。
多くの人は、「自分を好きになるってどうすればいいんですか?」と聴きますが、おそらくりんごさんも疑問に想うことでしょう。
自分を好きになるためには、嫌いな自分を大好きになればいいんですよね。
言葉では簡単ですが、実際にはどうすればいいかさっぱりわからないかもしれません。

ではここで質問します。
りんごさんは赤ちゃんを抱き上げるときにどうやって抱き上げますか?
乱暴に抱き上げますか?
それとも、優しく抱きかかえますか?
ほとんどの人は、赤ちゃんを優しく扱いますよね。
つまり、自分を赤ちゃんのように、優しく優し~く扱ってあげるだけでいいです。
甘やかすというのは、優しさではありません。
「自分に何もさせない」という最大の罰でもあります。
「誰も私を優しく扱ってくれなかった」ではなくて、りんごさん自身が自分を優しく扱わない限り、誰もりんごさんを優しく扱ってもらったと、りんごさん自身が感じられなくなってしまいます。

わからなければ、わからなくてもいいです。
やりたくないのであれば、やらなくてもいいです。
ただ、本当に今の状態から抜け出したいと感じられるのであれば、怖いかもしれませんが、チャレンジが必要です。

やってみよう!

心からそう思えたとき、その瞬間から変化は始まります。
焦らずに、一人でやろうとせずに、考えすぎずに、チャレンジしていってください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
りんごさんの未来が楽しいものになるための参考に、少しでもなれば幸いです。

ありがとうございました。

中原謙一

この記事を書いたカウンセラー

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