楽になるには？

わたしの中には相反したふたつの性質があってその葛藤に何もしていなくてもクタクタになります。
ひとつは何にも囚われないとても奔放で自由な性質です。
もうひとつは頑固で生真面目で融通の効かない性質です。
親類などの血筋を見ると奔放なのが元々の性質のようにも思えます。
でもこの奔放さが強い人達にみんな振り回されて来て、わたしも生まれた時から嫌悪感を抱いてきました。
だから自分の中にたかが外れてしまうほどの自由さを見ることが多くなるにつれて苦しくなりました。
今でも堅実に生きたいという想いで一杯です。でもそう思うほど過緊張のようになりなかなか冷静になれません。
理想と自己嫌悪と失望、無気力と色々な感情が自分の中に渦巻いて、毎日あっぷあっぷしています。

そろそろ楽になりたいです。
ご回答いただけたらとても嬉しいです。

ホームページをいつも楽しみにしてくださってありがとうございます。
そして、はい虫さんが、このホームページで、ご自身の今感じていらっしゃ
る問題と向き合っていらっしゃる姿が感じられました。

今、はい虫さんがもっていらっしゃるふたつの性質が、はい虫さんの心の中
でとてもぶつかってとてもはい虫さんご自身、しんどいな、と感じていらっ
しゃる気持ちがとても伝わってきました。
何にも囚われないとても奔放で自由なはい虫さんと、頑固で生真面目で融通
の効かないはい虫さんが、心の中にいらっしゃるんですね。
小さなころから親戚に振り回されて、もうつらい目にあわないために堅実に
生活しようとする真面目な面をずっとしていると、すごくしんどくなってし
まったり、何も囚われないとても奔放で自由な面を、はい虫さんご自身が
「自由にしていいよ」と許可を与えたらどういう事になるかわからない、と
いう怖さをずっと感じたり、毎日がそのふたつの面がぶつかってる感覚がず
っとあるのかもしれませんね。
まるで、はい虫さんの心の中で真面目な私と奔放な私が綱引きをして、どち
らが勝つまでずっと勝負している感覚なのかな、とも感じました。

でも、そんな感覚をずっと持っているのはしんどいですよね。
今、少なくとも、はい虫さんの心のなかにみっつの面のあるはい虫さんがい
らっしゃいます。
ひとつめは、真面目なはい虫さん。
ふたつめは、自由奔放なはい虫さん。
そして、最後のみっつめは、そのふたつの面のはい虫さんを感じ、堅実に生
活をしていきたいと思っているはい虫さんご自身です。
はい虫さんは真面目な面をしているのもしんどいし、自由奔放にすると何を
するかわからないという事で、どちらともの面を少ししんどいな、と否定的
な感覚を持っていらっしゃるように感じました。

そこで、ひとつはい虫さんに提案したい事があります。
まずは、何にも囚われないとても奔放で自由なはい虫さんと、頑固で生真面
目で融通の効かないはい虫さんどちらの側面もはい虫さんご自身にあってい
いんじゃないかな、とご自身が持っているふたつの側面を認めてあげる事で
す。
もしかしたら、何にも囚われないとても奔放で自由なはい虫さんに対して、
ご自身が「そういう自由奔放な所もあってもいいじゃない」と許可を与える
事で、自由奔放なはい虫さんはたかが外れてしまっても、無茶な奔放はしな
いかもしれません。
「真面目な所があってもいいじゃない」と許可を与える事により、自由奔放
な周りの環境に振り回されない確固としたはい虫さんが心の中に生まれるか
もしれません。

まずは、ご自身の中にあるふたつの側面をあっていいんじゃないか、と許可
を与えてみませんか。
そうする事により、今までと違った見方、感じ方、そして新たな発見をする
事ができ、楽に、そして堅実にこれから先すごす事ができるかと思います。

一緒に、はい虫さんの中にあるふたつの側面をじっくり見てみませんか？

はい虫さんにとって、これから先楽に、堅実にすごすヒントとなれば幸いで
す。

ご相談頂きまして、ありがとうございました。

中村季代乃