女性不信(女性嫌悪)により就労・社会生活が困難

相談者名
TH
女性は、貧乳やおばさんでも、というかむしろ、貧乳やおばさんほど、十分すれ違える通路ですれ違うときに胸をガードしたり、
あるいは追い越そうとすると、私の股間の前からさっと手をどかしたり(股間を手に当てられると思って?)といった無礼な態度をとります。
エレベータの中でも、胸を守るポーズをするので、それが嫌で、
エレベータにも乗れません。
女性が通路で貧乳をガードすることに対抗して、男性が股間をガードしたらそれは不自然な態度と受け取られてしまうし、かといって、
股間にセカンドポーチを縫合したら、はずせと上司に言われました。
このような状態で、就労もままなりません。
なお、普段外出する際は、私は股間の前にでかいカバンをあてがい、
ズボンのベルト通しとカバンの紐を結んで、
カバンを股間の前に固定させて歩いています。
これは、女性の胸ガードに対抗しているのですが、
仕事場ではこれをはずさなくてはならないので、
自分にとっては拷問のようなものです。
どうしたらよいのでしょうか?
カウンセラー
中原謙一
THさん、始めまして
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。

まあ、誰であれ異性の動作やしぐさは大なり小なり、男女関係なく気になるものです。
それ自体はいけないことでも特別なことでもないでしょう。

問題なのは、なぜそれだけTHさんは女性に対してガードをしなければいけないのか、ということです。
本当に女性嫌悪であるならば、逆に女性に対してもっと横柄な態度をとってもいいんですよね。
なぜなら、嫌いな人間に対して気を使うことって、本来あまりないんですよね。

もちろん、嫌いな人間とできる限りかかわらないようにしようと思えば、それなりに気を使うことはあるかもしれません。
しかし、その場合女性の性的なことではなく、女性の存在そのものにスポットが当てられるのではないかと私は感じます。

THさんの場合、女性に対する嫌悪というより、女性に対して性的な感情を抱く自分に対して嫌悪感があり、そして性的な感情を抱いた自分を女性に見つかってしまうこと、知られてしまうことに恐れがあるのではないかと私は感じます。

THさんの現状を治す方法はあるのですが、正直お勧めできる方法ではないんですよね。

一番簡単な方法は、ちゃんと性欲を吐き出すことです。
彼女を作るなり、風俗にいくなりして、ちゃんとセックスをして性的に満たされれば、この状態からは脱することが可能です。

しかしながら、現状のTHさんは、私的に見て、自分の「性」もしくは「性的欲求」の部分に抑圧があり、誰もが当たり前に持っている性的感情や欲求が正しく感じられなくなったり、表現できなくなったりしているように感じます。

もちろん、THさんが性的欲求を抑えざるを得なかった理由があるのは理解できます。
しかし、性的欲求を抑えざるを得なかった当時はそれでよかったのかも知れえませんが、今のTHさんは、性的欲求を抑えること自体、THさんにとってプラスにはなりません。

勘違いされては困るので、一応補足しておきますが、女性に対して性的な欲求をむき出しにしろといっているわけではないんですよ。
痴漢やレイプをしろとも、していいとも言っていません。
法を犯さない範囲で性的な抑圧を解放して、健全な大人の男性になればいい、といっているわけです。
彼女と合意であればセックスは問題ありませんし、風俗は対価としてお金を払うわけですよね。
抑圧が強くなりすぎると、法を破ることに快感を覚えたり、よりアブノーマルな方向にいってしまう可能性もあるから、実は抑圧しているほうが危険なんですよね。

その意味では、今のTHさんは思春期の男の子のような感性を持っておられるといってもいいかもしれませんね。

今、女性に対する興味が「嫌悪」という形で出ているに過ぎず、この嫌悪を乗り越えたとき、本当の女性とのつながりや喜び、魅力などをたくさん感じていくことになるでしょう。

ここに書いたことは、単純にTHさんだけに当てはまるものではないかもしれません。
もしかしたら、THさんと同じように性的に抑圧が強い女性などは、THさんと同じように男性に対して過剰に反応してしまうかもしれないですよね。
THさんはそのような女性ばかり見ているかもしれませんよね。

自分だけが恥ずかしいのではない。

しかし、恥ずかしさを越えなければ、本当のロマンスを感じることはできないし、男性としても女性としても成長していくことが難しくなっていきます。

異性と向き合うということは、自分の中の恥ずかしさと向き合うことと同じです。
逃げるか向き合うかはTHさんの自由です。
今自分と向き合うチャンスがやってきているというのは、ラッキーかもしれませんね。

個人的には恥ずかしさと向き合うことをお勧めしますが、THさんが選びたいほうを選んでくださいね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

はりきって、どうぞ。

中原謙一

この記事を書いたカウンセラー

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