これからをどういきるのか

相談者名
ss
始めまして。34歳男です。
友達がずうっと出来ず。34年。今までつきあった女のこがいないのは
自分でも非常に残念だと感じる今日この頃です。
とにかく中高時代は真面目だった少年。優等生で学年でもしられてたが、友人は
あまりいなかった。大学になれば少しはなんて思ったんですが友人は出来ず
(ひとが好きなのに全然できませんでした)なんとか一流大には入ったんですが、
サークルも入りましたが、あんまり学問や趣味の一致で友人ってできないのかなって思ったほどです。それどころか逃げたりしてからかわれたほどです。
この恨みは一生忘れません。

そして社会人。昨年、同僚の結婚式披露宴にチームで一人だけ呼ばれてなかったのはかなりびっくりして落ちこんだほどです。
まあとにかく人とかかわるのが苦手。(決して人が嫌いではないのに)
同僚の友人もあまりできないのは結構ショックだし、仕事の話しがほとんどです。
まあ仕事嫌いでもないんですが、いままでを振り返ってみて、なんだか友人彼女いないような辛い日々を送ったなあと。。。

今は、結婚も考え、いろいろ見合いとか、相談所もしてるほどです。
まあとにかくこれからをどういきるか考えてるんですが、今は恋愛とか女性の見る
魅力ってなんでしょうか。アドバイス願い明日。

カウンセラー
大谷常緑
ssさんこんにちは。
御相談を担当させていただく大谷です。よろしくお願いします。

ssさんが彼女や友人を作りたいと思われている事、そして色々努力されているご様子、よくわかりました。
人間も決して嫌いではない。でもどうしてもうまくいかない、そんな状態になられているのですね。

先ず、御相談を読ませていただいて僕が感じたのは、ssさんは真面目過ぎるのではないか、という事です。
真面目な事が決して悪いわけではありませんが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という諺もあるように、真面目過ぎるssさんに、周りの方々が少し違和感を覚えるのかもしれませんね。

ssさんの真面目さを司っているものは、大きく2つあると思います。
1つは「考える、分析する」というパターンです。何事も深く考えて、分析し、解決方法を探ろうとしておられないでしょうか?
2つ目は「常に自分を監視している目」の存在です。いつも誰かが自分を見ている、あるいはいつも冷静な自分が自分を見ている、そんな感覚はないでしょうか?

先ず、1つ目の「考える、分析する」というパターンは、自分を守る心理から出てきます。
ssさんは、あたかも世の中が地雷原のような感覚をお持ちのようです。「どこに地雷があるかわからない」とお考えのようで、地雷を踏まないように一生懸命分析しておられるのではないでしょうか?世の中地雷原だと思っていると、怖くてそうなりますよね。
ssさんが小さい頃の体験だと思うのですが、親が怒る理由がわからなかったとか、頑張らないと愛されないとか、そのような体験をお持ちではないでしょうか?
当時は子供ですから、親や大人のやる事が理解できないことも多いですね。そんな中でそれを理解するために考える事や分析する事を、ご自分のパターンとして身につけられたのではないかと思います。
2つ目の「自分を監視している目」の存在ですが、ssさんは、心のどこかで本当のご自分を出すと嫌われるのではないか、本当の自分にはとても悪い部分があるのではないか、と思っておられないでしょうか?例えば、本当の自分を出したら仕事をさぼってしまうとか、遅刻するとか、人に当たってしまうとか、そんな隠れた気持ちです。実は幻想なのですが、この内なる悪い自分を心理学では、「シャドー」と呼びます。
この気持ちがあると、誰かから攻撃を受けないように、悪い自分が表に出さないようにしてしまいますよね。これも守るという心の働きになります。
自分を守っている時は、心に鎧を着ます。そして常に周囲に警戒心を持ちます。
そしてこの心の鎧や警戒心は、相手にも伝わってしまうのですね。
仮に、警戒心を感じる人が自分に近づいてきたとしたら、ssさんは友達になったり、恋人になったりしようと思うでしょうか?
多くの人が、同じように警戒をしたり、あるいは警戒をしているssさんに違和感を覚えたりしてしまいますね。
友達といい関係を作ったり、恋人を作ろうとするのであれば、先ずはssさんが心の鎧を脱いで、警戒心を無くしていく事が大切だと思います。ハートをオープンにする事が大切だと思います。

さて、ではハートをオープンにするにはどうすればいいか、という話になりますね。
ssさんがハートをオープンにできないのは「自分を守る」パターンをお持ちになっていることからきているのですから、先ずは、自分は周りが「怖いのだ」と思ってください。怖いことが悪い事ではありません。心のパターンは「いい」とか「悪い」とかの判断を下すものではなく、ただ、パターンがあるだけなのです。
次に、考え、分析することを止めてみてください。今まで、ssさんはこのやり方で人生を送ってこられたのですから、考え、分析することが役に立った側面もあったと思います。でも、そのやり方は、これからのssさんの人生にとって適していない状態になってきたようです。冬から春になれば春服に、春から夏になれば夏服に着替えますよね。それと同じように、昔のやり方、パターンを変える時期が来たのだと思います。今までやってきたやり方を変えるのはとても怖い事だと思います。勇気がいりますね。でも、チャレンジしてみてください。
もし、考え始めたり、分析を始めたら「また、パターンが出ている」と思ってくださいね。そうして気づいて修正していくうちに、だんだんとパターンが修正されていくと思います。
次に、「自分の内なる悪い自分」ですが、これを信頼しないでください。勘違いです。この部分に着目してしまうと、いつも自分を見るようになります。目を自分に向けている状態になります。周りの人や雰囲気が見えなくなってしまいます。これも周囲の人がssさんに感じる違和感の一つの原因になります。
これらの事を、お一人で続けられるのは、大変かと思います。また、いただいた文面だけではわからない部分もありますので、電話カウンセリングを受けられて、カウンセラーの力を借りながら行われるといいかと思います。

さて、最後に、『女性の見る魅力って何でしょうか』とのご質問ですが、人によってこれは様々だと思います。ただ、多くの場合共通していると僕が感じるのは、「自分の事を見てくれている、理解してくれている」と感じる相手かどうかです。これは、女性のみならず、男性にも共通していることかもしれませんね。
以上、回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。