激しい憎悪

相談者名
みか
こんにちは。

ご相談したいことは、男の人に対するマイナス感情についてです。

子供のころからいろいろといやな目に遭ってきて、

男の人に対する激しい憎しみを持っています。

今までも、何度か男の人とつきあおうとしてみたりしましたが

うまくいきませんでした。

このままでは、ふつうの恋愛どころか、結婚することも難しいと

思い、思い切って相談してみました。

よろしくお願いします。

カウンセラー
中原謙一
みかさん、初めまして
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。

読ませていただいて、私が感じたことなのですが、男性に大して激しい憎しみを持っ
ているとおっしゃっていますが、それでも男性とおつきあいしようといろいろがんばっ
てこられてきたのではないかと感じます。

実は私は、そこにヒントがあるように感じるわけです。

通常、男性に対して激しい憎しみを持っている場合、まず男性とつきあおうというこ
とを考えないようにするのではないでしょうか?

しかし、憎しみがあってもなお、男性と恋愛、交際したい、結婚したいという思いが、
みかさんのジレンマのようになっているのかもしれませんね。

つまり、感情では男性に対しての怒りや憤りを抱えているみたいですが、感覚、つま
り無意識のレベルでは、もしかしたら男性に対して、強い愛情を持っているのかもし
れません。

怒りの感情には、いくつかの種類があります。

その中に「愛情からくる怒り」というのがあります。
これは、相手(この場合は男性)に対しての愛情が強ければ強いほど、期待を裏切られ
たり、みかさんが男性に求めていたものが得られなかったり、なんからの「ハートが
深く傷ついた」出来事が、愛情が憎しみに変わってしまった原因として感じられます。

さて、ここからが具体的なお話しになりますが、現在のみかさんは「男性に憎しみが
あるから恋愛がうまく行かない」と思っているかもしれませんが、実際にはそうでは
ないかもしれません。
例えば「子供の頃に男性から愛されなかった自分」に対して憎しみを持っているとし
たら、どうでしょう?
もちろんこのことが答えではなくて、一つの例としてのお話です。
別の可能性としては、子供の頃に嫌な目にあったことがある種のトラウマのようなも
のになり「あのときのような嫌なことをもう二度と体験したくない」という思いから
「また嫌な思いをするかもしれない」という恐怖に変わり、その恐怖を隠すために怒
りを使っているかもしれませんしね。

つまり、現状ではみかさんが幸せになれない原因が特定できないと言うのが、本音な
んですよね。

しかし、みかさんのなかで「うまく行かない理由」が「男性に対する憎しみ」であり
続ける限り、今のやり方ではどんなにがんばったとしても、結果はついてこないかも
しれません。
だとしたら、選択肢は3つになります。
1根本的な考え方をすべて変える
2現状で問題になっている部分だけ考え方を変える
3現状のやり方を貫き通す

1と2の選択であれば、カウンセラーは何らかのお手伝いができるでしょう。
しかし、3を選択した場合、これは「自分の力でやる、他人の力は借りない」という意
味を持ちますから、カウンセラーの出番はないわけです。

相談内容から、みかさんは「普通の恋愛をして、普通の結婚がしたい」のではないか
と感じます。
今はその「当たり前」のことができていないからこそ、この問題が気になるのかもし
れません。

当たり前のことを「当たり前」にするためにも、今「当たり前」と思っていることを
「当たり前じゃない」ことにしていくことが、この問題の解決の鍵ではないかと感じ
ます。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

すべてのスタートは、みかさんの選択によって決まります。

みかさんが幸せに向かっていけるよいスタートが選択できるように、祈っております。

ありがとうございました。

中原謙一

この記事を書いたカウンセラー

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