想われたいです。

相談者名
マリー
はじめまして、こんにちは。

早速ですが、私は25年間生きてきて、一度も異性と付き合った経験がありません。
片思いは何度も経験してきました。
今は、恋愛未経験により付き合い方が分からなければ、自分に自信が無いため、想いを伝えられずにいます。

自分に自信が無い原因として考えられることは、周りの目や思いを気にするからです。
どうして気にするのか、それは生まれつきの障害(軟骨無形成症)により健常者の方と比べて手足が短いため、町を歩いていると、見知らぬ子供たちから「あの人ちっちゃい」と指を差されて笑われることがトラウマになっているからだと思います。
情けないことに、今も自分の体を受け入れることができずにいます。

こんな体だから誰からも好かれないと思い込んでいます。
こんな体の彼女を隣に連れて歩きたい人なんて居ないと思い込んでいます。
「そんなことない」と言われても、「付き合って下さい」と言われない限り、思い込みは晴れません。

自分で自分の存在価値を否定している以上、彼氏ができることは無理だと思いますが、それでもやっぱり愛されてみたいです。
そして自分も彼氏の支えになりたいです。

乱文で申し訳ありません。
ただ、どうしたら良いのか助けて頂きたく、投稿しました。

カウンセラー
かねがえゆうき
マリーさん、はじめまして。
今回のご相談を担当いたします、かねがえゆうきと申します。
どうぞよろしくお願いします。

ご相談文を読んで、マリーさんはとても自分の気持ちに正直な方だと感じました。
そして、人を愛し愛されたいという思いがまっすぐに伝わってきました。

生まれつきの障害により、これまで様々な思いを経験してきたことと思います。
見知らぬ子供たちから指を差されて笑われるような体験は、どれほどつらかったことでしょう。
ハートが粉々になるような思いをされ、自分の体を受け入れられないと感じてしまったのかもしれません。
それはもしかすると、私には計り知れないものかもしれません。

それでも、私はお伝えしたいです。
マリーさんは、愛されているから25年間生きてきたのです。
マリーさんを愛してくれた人、マリーさんを守ってきてくれた人、理解しようとしてくれた人、励ましてくれた人、一緒に泣いてくれた人、応援してくれた人、見守ってくれた人…
マリーさんの周りに、愛があったからこそ、マリーさんは今ここに生きているのだと思います。

今、どんな人の顔が浮かぶでしょうか?
ご両親でしょうか?恩師やお友達でしょうか?
その方たちが、どれほどマリーさんの幸せを願っているか、感じられるでしょうか。

マリーさんの周囲には、指を差して笑う人ばかりではなく、助けてくれた人、マリーさんを思いやってくれた人も、きっと存在したのではないかと思います。
マリーさんが傷つき、つらい思いをしていたその時にも、マリーさんの力になりたいという思いで見てくれていた存在や、誰かに救われたようなこともあったのではないでしょうか。
「そんなものない!」と思わずに、「きっと、あるはず」と思って見ると、必ず見つかります。
この、マリーさんに向けられた愛情を、一つ一つ感じていくことが、パートナーシップへの第一歩ではないかと私は考えます。

ご相談文には、「思い込み」という言葉が何度も出てきました。
「こんな体だから、誰からも好かれないと思い込んでいます。」
「誰からも」の中には、「自分」も入っているんですね。

マリーさんは、心の底では知っているのだと思います。
私が、そう思い込んでいるのだ。私が、自分の存在価値を否定しているのだと。
そして、今、マリーさんはこの思い込みを変え、自分の存在価値を肯定することで、自分の世界観を変えたいと感じているようです。
その意欲があれば、マリーさんはきっと、愛されている実感を得ることができると私は確信します。

マリーさんが好きになった相手は、どんな方ですか?
マリーさんは、その人の外見を好きになったのでしょうか?
きっと、その人の外見だけではなく、内面や存在そのものに魅力を感じたのではないでしょうか?

その大好きな人のことを、「きっとあなたも外見で判断するんでしょう?」と、まるで指を差して笑う子供たちと同じような存在だという目で見てしまっていませんか?

そう思い込んで見てしまうと、残念ながら、そこにある愛を感じることができません。
そして、愛されない証拠ばかりを探し見つけて、「ほら、やっぱりね」と思い込みを強くしてしまいます。
でも、マリーさん自身が書いてくださったように、それは「思い込み」であって、その人が今この瞬間に何を感じていて、マリーさんのことをどう思っているかはわからないのです。

私の提案は、思い込みの方向を変えていくことです。
マリーさんを苦しめる思い込みではなく、マリーさんを幸せにする考え方を選んでいきませんか。

その第一歩として、今日は、周囲にある愛情を感じる感度をあげるエクササイズをご紹介しますね。

一人でリラックスできる空間を確保して、紙を1枚用意してください。
これまで、誰かにしてもらって嬉しかったことを書き出してみてください。
どんな小さなことでもいいので、まずは30個くらいを目標として書き出してみてください。
初めは思いつかなくても、書き出すと、あれもこれもいろんなことを思いだしてきます。
そして、自分に向けられた愛情のリストをじっくり眺めてください。

それから、一つ一つ「ありがとう」と言って、その想いを受け取っていきます。
例えば、「お母さん、いつも話を聞いてくれて、ありがとう。」という感じで声に出してみてくださいね。
どんな気持ちになりますか?
それを言った時、してくれた相手はどんな顔をしていると感じますか?

もしかすると、途中で「迷惑かけてごめんなさい」という気持ちが出てくるかもしれません。
その時は、どんな想いでしてくれていたのか、その人の気持ちを想像してみてくださいね。
そして、「ごめんなさい」よりも、「ありがとう」という気持ちを選んでみてください。

これは、自分に向けられた愛情を見つけ、受け取る練習、そして、自分の想いを表現することの練習です。

この愛のやり取りに慣れていくことで、マリーさんは愛されることに慣れていき、自分も彼氏の支えになれることへの自信へとつながっていきます。

よろしければ、ぜひお試しくださいね。
マリーさんの幸せを心から応援しています。
ご相談ありがとうございました。

かねがえゆうき

この記事を書いたカウンセラー

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