依存性のある人ばかりに魅かれる

小さい頃はあまり甘えることが許されない環境でいらっしゃったようですね。
それを求めても与えられないゆえの寂しさ、悲しさを
いっぱい我慢してこられたのではないでしょうか。
幼いミントさんにとってはさぞ辛かっただろうと思います。
空虚感を感じていらっしゃるとのことですが、
つい自分の気持ちを抑えてしまうこの小さい頃の癖が身についた結果、
何も感じられないような心が空っぽの感覚にもなるのかもしれませんね。

依存性や空虚感を持つ人に引き寄せられてしまうとありますが、
ふたつのポイントがあると思うんです。
ひとつは、依存性のある人に対して
“この人なら私が持っているこの寂しさ、悲しさをわかってくれるかも。”という部分ですね。
同じ依存が強い人なら気持ちが通じるし、
安心して自分をさらけだせるというような感覚はありませんか。
好きになる相手の方も、もしかしたら同じような理由でミントさんに引かれるのかもしれません。

また、パートナーの方は自立したタイプとのことですが、相手の愛を感じていても、
“この人に私の寂しさ、悲しさ、虚ろな気持ちは所詮わかってもらえない”と
どこかで感じていらっしゃるのではないでしょうか。
そこには、ありのままの自分をパートナーに受けとめてもらうことを
怖がっているミントさんがいるような気がします。

もうひとつは、深い意識レベルで感じていることで
普段の意識（顕在意識）には上がらないので、ちょっと驚かれるかもしれません。
それは、ミントさんが依存性の高い人を相手に選ぶことによって、
実はお父さんに近づきたいと思っているということなんです。
お父さんは仕事で忙しかったとのことですが、
ある意味“仕事”に依存していたということが言えると思うんですね。

子供は誰でも親を助けたいと思っているものなんです。
小さい頃のミントさんも忙しく働くお父さんを見て、
“なぜあんなにしかめ面してお仕事しているんだろう。どうしてお仕事ばかりするんだろう。”
と不思議に思っていたかもしれません。
“どうしたらお父さんの力になることができるんだろう。
私がお父さんのことをわかってあげたら、笑ってくれるかな、愛してくれるかな・・”
ミントさんの心は幼いときのまま、どこかでまだお父さんを追い求めているのかもしれません。

このパターンをやめるためには、
子供の頃に満たされなかったミントさん自身の依存心を満たしてあげる必要があります。
甘えられなかったお父さんに甘えさせてもらうのです。
とはいっても、現実にお父さん相手にそれをやることはいろいろと難しいでしょうから、
お父さん宛に出さない手紙を書いてみたり、
カウンセリングなどを利用して言葉にしてみることをお勧めします。
そのあとはパートナーにありのままの自分を受け入れてもらう、
愛される価値がある自分を受け取ることが次のステップになると思います。

ミントさんがよりよい方向に進めるように、いつでもサポートさせていただきますね。
ご相談ありがとうございました。