「不真面目でなければ愛されない」という認知の歪み

相談者名
タカマサ
いつも興味深く読ませて頂いております。

私は31歳の男性会社員、独身です。
そろそろ周りは身を固めだした頃合いですが、私はそういったのと無縁です。

恋愛格差社会、自由恋愛市場という今の風潮を20代で嫌というほど味わいました。

以前勤務していた会社は社内恋愛が横行しており、所謂「イケメンでチャラ男」な
先輩に若い高卒入社や20代前半の女子社員が群がるという独占市場を目にしてきました。
自分が好意を抱いていた後輩ですら自分が時間を掛けて関係を築こうとした矢先に
瞬時に奪われる(適切な表現ではないかもしれませんが)経験もしています。

同期の女性社員は色々と相談出来る良き友人でしたが、これも又、チャラくて有名な
別の先輩に対して散々悪口を言いながらも、実は彼に夢中になっていました。
ある日、同期で呑んだ帰り道に彼との約束をドタキャンされた彼女は狂乱し、
当て付けのつもりなのか一緒にホテルに泊まることを強要してきました。

そんな経験が続き「不真面目でなければ愛されない」という感情がインプットされました。
その後、無理してそういうフリをしたり、盛り上げ役に徹したりしましたが、
所詮「ニセモノ」は「ホンモノ」には叶わず、らしくない自分をも嫌悪しました。
「好きでやっている」のと「無理してやっている」の違いも痛感しました。

それからはずっと女性不信が続いたままです。
ネガティブな感情が体から溢れ出している所為かますます女性とは縁遠くなりました。
かといって、それを隠しながら接する器用さは生憎持ち合わせておりません。
もう「誰になれば良いのか分からない」を通り越して今の自分がいます。

「~でなければ愛されない」と思うと体が動かなくなります。
「まずは自分から愛してみよう!」というのはそちらの業界では模範解答かもしれませんが、
「与えられないほど枯渇しているのに何を与えればいいんだろう?」という疑問で
頭の中がいっぱいになってしまいます。

自分が変わらなければならないと思いますが、変わるヒントが見つかりません。
何かアドバイスを頂けますと幸いに存じます。

カウンセラー
中村季代乃
タカマサさん、こんにちは。
今回担当させて頂きます中村季代乃です。
どうぞ宜しくお願いいたします。

タカマサさんは今、色々な事を経験しこれからの自分を変えて行き幸せな日
々を過ごそうとチャレンジされているのですね。

タカマサさんから頂戴いたしましたご相談内容を拝読し、今まで本当にタカ
マサさんは色々な経験をし、そして辛い思いや苦しい思いをたくさんされて
こられた事がとても良く伝わってきました。

今まで、本当に独りで頑張ってこられたのですね。

そして、色々な経験を通して、これからはタカマサさんご自身が変わって行
く事でこの先の生活を楽で楽しくそして幸せに過ごそうと、そう心に決めて
この無料相談にご相談を寄せてくださったのかな、と感じました。

これから、タカマサさんが自分自身の何かを変え、これから過ごされる日々
が笑顔でいられる、ひとつの切っ掛けにこの場がなれるようお手伝いをさせ
てくださいね。

それでは、私の感じた事をお伝えいたしますね。

私たちは多かれ少なかれ「変わらなきゃ!」という気持ちを心のどこかで感
じて日々を過ごしています。

そして、自信がないときや落ち込んだ時に
「***みたいにならなきゃ!」
とか
「○○○にならないと愛されない!」
と思い、自分らしさを自分自身の外に答えを求めてしまう事があります。

その原因の一つに、
「自分の資源には何一つ良いものはない」
という感覚が私たちの心の片隅にあることが挙げられます。

その感覚の元になる要素の一つに
「自信が持てない自分」
というのが挙げられます。

自信が持てないとき、私たちはステキになる要素を外に求めてしまいます。

そして、外にステキな要素を求めて何も手に入らなかった時、私たちは大き
く絶望して「もう自分には何も手に入らない」と思い込んでしまいます。

その感覚を変換するには、抽象的な表現となりますが、絶望の感覚を溶かし
て、絶望の中に埋まっている希望を取り出す作業が出てくるんですね。

その作業の一つに、自分自身が頑張れた事を承認するという作業が挙げられ
ます。

しかし、その作業は独りでチャレンジするのは時に難しいと感じる場合があ
ります。

そこで、タカマサさんに一つ提案があります。

もし良かったら、タカマサさんが変わるチャレンジを私たちカウンセラーに
お手伝いさせていただけませんか。

今まで、タカマサさんは独りで一生懸命頑張ってこられました。

だかからこそ、独りで頑張る事を止める(=新しい試みをする)という行動
を起こす事って、大切な事だと感じました。

今までチャレンジしなかった事をチャレンジする事は、大きな自信に繋がる
切っ掛けを与えてもくれます。

もし良かったら、そのチャレンジを私たちカウンセラーも仲間に加えさせて
頂けると嬉しいです。

タカマサさんが、これから先ステキに変化され、今感じていらっしゃる女性
への想いも変化し、楽に幸せを感じられる一つの切っ掛けとなれば幸いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃

この記事を書いたカウンセラー

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