自分がどう変わればよいのか

相談者名
みく
パートで、働きだして5年半になりますが、今年の初め迄は、一緒に働いてるパートさんから、メールもランチの誘いもあったのですが、急に全く無くなりました。原因が知りたくたも、聞く事ができず孤立してます。辛いですが、辞められないので我慢したます。
カウンセラー
近藤あきとし
みくさん はじめまして。
カウンセラーの近藤あきとしと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

なぜか職場でそれまでつながりのあった人たちからの
関わり方が変わってしまったのですね。

今までは何だったの?と思うくらいの変わりようだったみたいですね。
みくさんも“自分が何か変なことでも言ってしまったのかしら?”とか
“何か失礼な態度をとってしまったのかしら?”と、
アレコレ考えては、思い悩んでこられたことと思います。。

いただいたメールからは詳しい状況は分かりかねるのですが、
みくさんだけが仲間はずれにされていて、
他の人どうしは今までと変わらず仲が良かったりするのでしょうか?

だとすると、職場にいること自体が本当に辛いですよね。
誰も関わってくれない寂しさもあるでしょうし、
どうして私だけがこんな目に遭わなければいけないの、
という怒りも感じているかもしれません。

考えすぎてイライラしてしまったり、陰口を言われているのではないかと
ドキドキして不安になってしまうこともあるかもしれませんよね。

同僚の人たちに理由を聞くにしても、とても勇気が要るでしょうし、
波風を立てるくらいなら自分が我慢をしていればいいんだと思って
心を押し殺して辛抱してここまで耐えてこられたのかな、と想像しています。

ただ、どうしたら良いのかはみくさんご自身で気づかれているようですよ。
なぜならタイトルに書いてくださっていますからね。

「どう変わればよいのか?」

まさにこの言葉に示されていますよね。

では何をどう変えていったら、今の辛い状況から抜け出せるかですが。
これは私個人が感じたことなのですが、みくさんの中で何を思うにも
“私がいけなかった”という気持ちが前提になっている可能性がある
ということです。

あくまで仮にの話ですが、
どのような出来事であっても“私に悪い部分があったからこうなったんだわ”
と捉えてしまうことが、みくさんの通常の状態だとしたら、
常に自分を責めることに意識の大半を使っているはずなんですね。

すると外側の状況を確かめたり、周りの人たちに問いかけて
それが事実なのか検証することが難しくなってしまうでしょう。
そんな心の感じ方の癖から「自己嫌悪」が生じているのかも
しれないんですね。

人間というのは、時に自分の痛みを分かって欲しくて
意地悪をしてしまうことがあります。
自分がした嫌な思いを、同じようなことを周りにすることで
自分の痛みを「分かってもらいたい」という心理があったりします。

逆に良い気分の時には誰かに意地悪しようとは思えないものですよね。
みくさんは気分が爽快なときに人を無視しようと考えるでしょうか?
幸せを感じているときに他の人を攻撃したいとはあまり思えないでしょう。

もしかしたら、周りの方がみくさんに逆恨みしたり
八つ当たりをしているだけかもしれませんし、
本当のところは確かめてみないことには分からないはずですよね。

つまり相手側にも色々と問題はあるかもしれない、ということなんです。

ただ相手の問題でみくさんが嫌な思いをするのは、単純に損ですし
腹も立つでしょうし、できればそんな事態は避けたいですよね。

そこで私から提案させていただきたいことは、モノゴトの見方
捉え方を少しだけ見直してみることをオススメしたいと思います。
本当にみくさんが悪かったのか?失礼な態度をとっていたのか?
いつも自分がいけなかったと思っていなかったか?

もし感じ方に偏りがあるかもしれないと思ったら、
それを自分の中心に戻すように、問いかけてみて欲しいんです。

そしてもう一つ、今のみくさんにとって「楽しい」と感じられることを
コレクションしていってもらいたいんです。
仕事以外のことでも何でもいいです。
好きな映画を見る、好きなモノを食べる、行きたかった場所へ行く
会いたかった人に会いに行く…

「楽しい」をたくさん持っている分だけ、楽しいを感じたい人がいつの間にか
みくさんの周りに集まってきますからね。そうなると、みくさんが持っている
人と関わる才能がきっと目覚めてくるはずですよ。

最後に、周りの方との関わり方についてですが、今はまだみくさんの方から
近づく必要はないかもしれません。同僚の方がどうして無視しだしたのか、
その理由と感情を語れるだけの言葉を持てるまで、そして自分の口から話せる
状態になるまで待っているのもいいのではないかと思います。

いつかそんなことを話し合えるタイミングが来るまでは、
みくさんが自分と向き合う時間にしてみてはいかがでしょうか?

みくさんがこれから気の合う人たちと多くの楽しい時間を過ごせるように、
そのお手伝いになれば幸いです。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。