恋人との関わり方

相談者名
こち
はじめまして。いつも興味深く読ませて頂いております。
今回ご相談したいのは標題の通り、同棲1年半になる彼との関わり方について。
私はバツイチで小学生の子供が2人おり、それも含めて大事にしたいと言われて同棲しはじめ、子供も私より彼の言うことを聞くぐらい馴染んでいます。
しかし最近口論が頻繁になり、「お互いの妥協点を探るために話し合うんだ」と言いながら正論をかざすので何も言えなくなります。
正論は正論なのでわかりますが、感情が理解されないのでモヤモヤが溜まり、何もする気が起きなくなってしまうこともしばしば。
そうすると「どうしてほしいんだ」「自分だけが傷ついたような顔をするな」と言われます。
メルマガなどを読んで、まずは相手の喜ぶことをしようと努めましたがそれも無理をしていると写るようで「普通でいい、怒ったり不機嫌にならなければそれでいい」と言われました。
彼はどうやら私の喜ぶことをしようなどとは思っておらず、怒らせない・不機嫌にさせないように過ごしているようなので、正直つまらないとも感じます。
それから、彼は虐待に近いほど厳しく躾けられたことがトラウマになっているようで、ケンカが長期化して「俺が悪いんだ」と思い始めるとフラッシュバックが起こり、うずくまって別人のようになり謝り続けます。
収まると自分が何をしたか覚えておらず、何度もそんな思いをさせるのも心苦しいのです。
どうしたら、苦しまずに関わっていけるのでしょうか。
カウンセラー
中村季代乃
こちさん、こんにちは。
今回担当させて頂きます中村季代乃です。
どうぞよろしくお願いいたします。

こちさんは今一緒に同棲されている彼との関わりかたについてとても悩んで
いらっしゃるんですね。
彼ともっと楽にそして親密的にコミュニケーションを取っていきたいという
気持ちがとても強く感じられました。
そして、彼との気持ちや思っている事感じている事にずれを感じとても寂し
い気持ちをずっと抱えていらっしゃるように感じました。
本当に今の状況ってしんどいですよね。
その中でも、なんとか彼といい関係を築き良いコミュニケーションを取って
いきたいというこちさんの気持ちが伝わってきました。
本当に、頑張ってこられましたね。

こちさんより頂いたご相談内容を拝読し、感じた事をこれからお伝えしたい
と思いますね。

とても、お互いを大切にする気持ちがとっても強いお二人ですが、お互いに
伝えたい事と知りたい事に少々かけ離れている所があるな、と感じました。
それは女性と男性の気持ちの持ち方や考え方のずれであり、私たちがパート
ナーシップを持っていく中で多少なり出てくるずれです。
そして、そのずれの中で私たちはとても苦しくなってくるのです。

『気持ちをわかってくれない』
『どうしてその悲しい笑顔の原因を追及し改善しないんだ?』
『話を聴いて欲しいだけなのに』
『どう自分が振る舞ったら君は笑顔になるんだい?』

という風に、女性は思っている気持ちや考えを共有したり受け入れてもらい
たいという感覚的な部分での繋がりを求めます。
そして男性は原因や解決法について考えそれを対処するという理論的な方法
を求め問題を解決する事で良い方向へ向かうという方法見つけるという方に
どちらかというと意識が向いてしまいます。

お互いがお互い感覚的な物を求めたり、理論的な物を探すという風に視点が
少々男女間では違ってきます。

そして、男性はその根拠や論点がないと時々不安んになってしまう事があり
ます。
こんなに悲しい顔をしているのは自分に何か原因があるかもしれないと、相
手の事を想えば想う程不安になってしまいます。

そこで、こちさんに提案です。
今、こちさんがメルマガ等を読んでチャレンジされている事はとてもすばら
しい事です。
そのチャレンジされている『相手の喜ぶことに努める』事にもう一つエッセ
ンスをつけて頂きたいのです。

それは『今私はこう想っている(考えている)』という事を言葉にして伝え
て頂きたいのです。
ここでのポイントは“私”という主語をつけてからどう想っているかを伝え
る事なんですね。
彼はいまもしかしたらこちさんが何を考えているか、どう想っているかがわ
からなくて少々不安なのかも知れません。
その不安が募り募って「俺が悪いんだ」という彼の中での答えを導きだし、
彼の過去のトラウマとリンクしてしまいフラッシュバックを起こしてしまう
のかもしれません。
しかし、こちさんの気持ちを勇気は要りますが言葉にして伝える事で彼も安
心する事が出来ます。
何故なら、わからない事が言葉としての情報で彼に伝わりこちさんが想われ
ている事や感じている事、考えている事が解るからなんですね。

今こちさんがどのような気持ちであるかを言葉にしてみる事で彼の心の中に
少しずつこちさんが笑顔になる方法を模索する事が出来るんですよね。

もし、こちさんが今ご自身の気持ちを伝えたり表現するのが怖いなと感じた
り恥ずかしいと想われるかもしれません。
その時は、もしよかったら私たちカウンセラーにまずはこちさんが今感じて
いらっしゃる気持ちをお伝え頂けませんか?
こちさんが想っていらっしゃる事感じていらっしゃる事を言葉にすると今ま
で以上にこちさんご自身がしんどいなと感じていらっしゃった原因がわかっ
てくるかも知れません。

是非とも、こちさんと彼が楽に楽しくいられるお手伝いをさせてくださいね。

こちさんが彼と苦しまず笑顔でにこれからも関わっていく一つのヒントとな
れば幸いです。

ご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃

この記事を書いたカウンセラー

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